THE WiLDHEARTS@渋谷TSUTAYA O-EAST

THE WiLDHEARTS - TOKYO 2018 (CLASSIC LINEUP) 渋谷TSUTAYA O-EAST (2018/7/4)



THE WiLDHEARTSのライブに行ってきました。

HR/HMに触れた当初から聴いていたバンドなので思い入れはあるんですけど、ライブは今回初めて観ます。なんせ、Ginger(Vo&Gt)/CJ(Gt)/Danny(Ba)/Ritch(Dr)という、「クラシック・ラインナップ」による来日ということなので、こりゃあ行きたひ!となりまして。
といってもメンバー・チェンジの多いバンドなので、この4人が同時に在籍していた時期となると、ごくごく短いんですよね。意外にもこのラインナップでの来日公演は初めてとのことですし。

まぁ私の場合、メンバーに対する思い入れというよりは、楽曲、それも初期曲に対する思い入れだったりします。「ENDLESS, NAMELESS」(1997)で見限って、以降の作品についてはGingerによるいくつかのソロ作品やプロジェクトを除いて聞いていないので、その「思い入れ」とやらも随分と怪しいものですけど、ラインナップが「クラシック」ならば、セットリストも「クラシック」であることが期待できますから。


入場してみると、こんなにフロアが空いてるイーストは見たことねぇ!ってくらいのガラガラっぷりで心配になってしまいました。これは、あらかじめ前座がつくことと、THE WiLDHEARTSの出番は20時前後からという旨の告知がされていたせいですね。最終的には9割くらい埋まってましたし。
前座の流血ブリザードが良くも悪くも空気を読まないパフォーマンスを垂れ流した後、セットチェンジ(というか片付け)&サウンドチェック、THE WiLDHEARTSの出番となりました。

1曲目でいきなりの名曲、Sick Of Drugsは反則ですわ。
すげー盛り上がり。オーディエンスが歌うこと歌うこと。この熱狂はアンコールまで途切れずに続くことになるわけですけど、まー皆さん、ほんとうに楽しげなんですね。メンバーに促されずとも腕も歌声もよく上がってますし、リフに合わせて踊るようにピョンピョン飛び跳ねる光景がなかなか新鮮。一緒に歌えるR&R/HRということで、同じ場所で観たZIGGYにも似たフロアの空気でした。こちら(THE WiLDHEARTS)の方がもっとあけっぴろげで陽性、ゴリゴリした突進力よりは軽快さを感じるものでしたけど。

ただですね、音がスッカスカ。ギターのエッジが立っておらず、Drの生音と歌メロの甘さのみが伝わってきて、なんだこんなに軽くてポップなだけの演奏をするバンドだったのか?と軽く失望しかけました。
それも杞憂で、3曲目のMy Baby Is A Headfuckあたりまでには改善されて、「THE BEATLES meets METALLICA」とも評されるバンド・サウンドが、しっかりと伝わってきたので良かったですけどね。THE WiLDHEARTSってもしかしたらR&Rバンドとしてのイメージが強かったりするのかもしれませんけど、キメを多用する曲展開や、その際のキビキビしたアンサンブルはやっぱりハードロック的だよなぁ…、なんて思いながら観てました。

ステージの上で演奏しているメンバーが、自分の脳内のイメージとあまり変わらないのが嬉しかった点です。そりゃあ年齢は重ねていますけど、ごくごく自然な感じね。ただRitchの変わらなさは異常(笑)。Gingerは年とっても華やかでお茶目な雰囲気があったのが良かったです。Dannyは動脈瘤により膝下を切断したとのことで、自分の位置からは彼の足元は見えませんでしたが、移動は松葉杖、演奏は椅子に座って行っていました。そんな彼に対する声援が一番大きかったかな。

音源の再現性は思っていたよりも高く、それが前述の「ハードロック的」な印象にも結び付いていました。鳴らしっぱなしの音ではなく整合感があったのが好みだったし、何よりメロディが埋もれていなかったのが最高。そして意外にも(?)CJとDannyのコーラス・ワークが効いていて、それが元のメロディを忠実になぞるもんだから、GingerのVoが多少フェイクしても、原曲の良さもライブの臨場感も失われない。いいわー、とてもいい。
あとCJのGtプレイが思ったよりもテクニカルなんで、うぉーッ!!って棚ボタ的な興奮を覚えました。


Gingerの作るメロディには強烈なマジックがありますね。
ここで披露された、どの曲にも強烈なフックがある。なんでこんなメロディと展開が浮かんでくるんだっていう驚きと、キャッチー極まりない普遍性が同居してる。その凄さ。
あれも聴きたいこれも聴きたいってのはありますけど、現実的にはこりゃあ理想のセトリだったんではないですかね。どの曲も聴いてても楽しさが先行するステージでした。ただ1曲、一番好きな29 x The Painだけはメロディのあまりの切なさに、目頭 is very HOTに…。ほんといい曲。マジでいい曲。
一度ライブを体験してみて、もっと!もっと!と観たくなるというよりは、ヘンな話ですが逆に、これ以上のものはもう観ることはできないんじゃないかという、そんな満足感でいっぱいになりました。観ておいてよかった。

<セットリスト>
01.Sick Of Drugs
02.TV Tan
03.My Baby Is A Headfuck
04.Suckerpunch
05.Caffeine Bomb
06.Vanilla Radio
07.Nothing Ever Changes But The Shoes
08.Red Light-Green Light
09.Everlone
10.Nita Nitro
11.Anthem
12.Weekend (Five Long Days)
13.Geordie In Wonderland
14.Love U Til I Don't

ENCORE
15.Greetings From Shitsville
16.The Revolution Will Be Televised
17.29 x The Pain
18.I Wanna Go Where The People Go


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