『 Pagan Metal Horde vol.3 』 @ Holiday Shinjuku

『 Pagan Metal Horde vol.3 』 Holiday Shinjuku (2018/4/21)

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むをおおおお! アラビアンナイトむをおおおお!

ORPHANED LANDMYRATHが出演する、Evoken de Valhall Productionによるフェス『Pagan Metal Horde vol.3』に行ってきました! 両バンドがダブル・ヘッドライナーを務めるようで、東京公演初日はMYRATHがトリ。他の日程はORPHANED LANDが最後だったようです。
その2バンドのほかにもウチのブログ的注目バンドがゴロゴロということで、一般発売と同時にチケットを押さえておきましたが、予想通りこのラインナップでこのハコのキャパでは瞬く間にソールドしちゃいますわな。管理人が足を運ぶHoliday Shinjukuは、ETERNAL TEARS OF SORROWが来日公演を行った、あの灼熱地獄ライブの場であるわけで(レポは→コチラ)、アレは真夏の時期だったけどこちらはまだ春の陽気ということを差し引いたとしても、不安しかねぇ。声援を送るべきはバンドではなく、Holiday Shinjukuのエアコンなんじゃないか、そんな風にも思われる事態である。
さぁ、どうなることやら。


Allegiance Reign (O.A.)
From ジャパーン。
Key入りの5人組で、武士コンセプトによる和製TURISASというか。フォークメタル・テイストもあるけど、もっとパワーメタル寄りの音。
少し前から名前は見かけており、楽しみにしていたバンドです。かなりメロディックで、適度にテクニカルで、こりゃあ管理人の好みの音です。聖飢魔Ⅱやガルネリに通じる音楽性やギミックを感じるのも◎。
ただですね、独特の言葉使い(物販のことを「市場」とか)を用いる喋りはなかなか面白いし(「女子力じゃなくて武士力」のくだりはスベってたけど)、煽りやMCは聞き取りやすいんですけど、曲になると途端に何を歌っているのか聴き取れない。歌詞が。武士/合戦コンセプトなんですけど歌詞は英語です。歌唱力も声の強さ(「太さ」ではない)も熱量もあるヴォーカリストなのに、勿体ないなぁ。日本語詞でいいのでは?
また、オープニング・アクトで持ち時間が少なかったので、10分の大作よりはコンパクトな曲を2曲プレイした方が良かったような気がします。


ITHILIEN
From ベルギー。
大所帯のフォークメタル・バンドです。
メタラー、若きオバマ大統領(主に頭髪)、エマ・ワトソン、笑顔が素敵なBjorn Gelotte(IN FLAMES)似、ガチムチメタルコアマン(笑顔)、年輪を重ねた吟遊詩人スナフキン、そして童顔巨乳ポニーテール。なんて濃いキャラが揃ったバンドなんだ。
クッサいテーマ・メロディを執拗に繰り返してくるインパクトはおっきいものの、それに終始しており、正直言って曲作りはあんまり上手くないです。でもこのテーマメロが気持ちいいからいいの。メロディを担当するのがギターじゃなくて、スナフキンによるバグパイプとポニテ・ヴァイオリンだというのが特徴でしょうか。で、終始鳴らされるエマワトソンによるハーディガーディが雰囲気を決定づける感じかな。
メンバーがとても楽しそうにプレイしているのが好印象で、もっと長いセットで観たかったです。
<セットリスト>
1.Blindfolded
2.Lies After Lies
3.Walk Away
4.Drinkin' Song
5.Shaping The Soul
6.Edelweiss


DARLIADA
From ハンガリー。
田舎っぽさ全開。男女ツインVoは農家のおっかさんと木こりのようだ。フォークメタルの明るい面が押し出された音楽性とステージでした。めっちゃ楽しい。そして親しみやすい。
今宵は収穫祭、踊れや踊れ。フロアど真ん中辺りのファンもわちゃわちゃ踊ってます。管理人はフォークメタル群の中でもシリアスなバンドの方が好きですけど、ライブの場だとこういう楽しいライブをするバンドは強いですし、事実盛り上がっていました。


ORPHANED LAND
From イスラエル。
もうね、神々しいの。
尊いの。
でも周りを圧する近寄りがたさではなく、ステージとフロアの間に親密な空気が確かに存在した、素晴らしい空間と体験でした。Holiday Shinjuku パワースポット化。ORPHANED LAND様のありがたい御利益を浴びたおかげで、世俗の塵に塗れた管理人も憑き物が落ちた感じです。浄化されました。サッパリ。まじサッパリ。

Kobi Farhi(Vo)の存在感が圧倒的なのよ。カリズマティックなわけでも変態っぽいわけでもなく、アクションが個性的なわけでもない。ごくごく自然体で穏やかな語り口が印象的な人なんだけど、なぜか耳目を引き付けずにはおられないフロントマン。ただそこにいるだけで、なんかこうグッとくる。佇まいからして魅かれるんだ。
そしてその奇跡のVo。声の力、歌の力をヒシヒシと感じたライブでした。「All is One」というシンプルなメッセージが、これほど真摯に響くバンドがどれほどあるというのか。Like Orpheusでの絶唱には涙がちょちょ切れましたよ。震えがきた。声域が広いとか声量があるとかは関係ないんだわ(Kabiは両方備えているけど)。曲に込められたメッセージがどれだけ届くか、どれだけ強く響くのか、そういうことっす。

Key専任メンバーがいませんので、オケにクワイヤにと同期音源は大活躍です。管理人はステージ上でもできるだけ人力で音を再現してほしいと思うタチですけど、不思議と物足りなさは一切感じませんでしたね。バンドは抜群のまとまりの良さでしたし、ツインGtのコンビネーションも素晴らしかった。おまけに、ステージとフロアが一緒になって合唱する、和やかさと一体感が最高でしたのでね。
正に All is One なステージだった。
<セットリスト>
01.The Cave
02.All Is One
03.The Kiss Of Babylon (The Sins)
04Ocean Land (The Revelation)
05.We Do Not Resist
06.Like Orpheus
07.Birth Of The Three (The Unification)
08.Take My Hand
09.Sapari
10.In Thy Never Ending Way (Epilogue)

ENCORE
11.Norra el Norra (Entering The Ark)
12.Ornaments Of Gold (outro)


…と、ここまでは混んではいるもののそこそこ快適だったフロア温度事情でしたが(フロア前方は知らん)、次のMYRATHの出番には暑くなってました。すっげーあっつい。もうこのハコはキツいわほんと。天井は低いし動線はイマイチだし、これほど魅力的なラインナップではないなら、今後は遠慮したいライブハウスですね。


MYRATH
From チュニジア。
むをおおおお!布の面積むをおおおお!
バンド・メンバーの話じゃなくって、ベリーダンサーの話です。そうなんです、ベリーダンサーの女性も一緒にパフォーマンスしてくれたんです。しかも衣装チェンジもしてくれて、曲数的にも大活躍。そんなに広くはないステージでヒラヒラクネクネと踊ってくださいました。ありがてぇありがてぇ。彼女は「From チュニジア」じゃないでしょうけど。

フロアの反応を見るに、MYRATH目当てのファンが一番多かったような気がします。やっぱりね、LOUD PARKに出るってのは大きいですよね。だからこそ“いつもの”バンドだけじゃなくて、来日したことない色んなバンドにこそ出てほしいんですけどね。
…と少し逸れましたが、ラウパでやらなかったメロウなタイプの曲も聴くことが出来たし、新曲もやってくれたし、バンドはパワフルだし、Zaher Zorgati(Vo)が一生懸命日本語でMCしてくれて和んだしと、素晴らしかった。ORPHANED LANDで完全燃焼した管理人ではありましたが、こちらも大いに楽しむことができました。

あとやっぱりKAMELOTに似てるなぁ、と思いましたね。音楽性が似てるというよりは、音の組み立て方と自分としての楽しみ方が似てるというか。歌メロとKeyの旋律が肝になること、メロディック・メタルにしてはそれほどGtが活躍しないこと、リズム隊が強力(特にDr)なこと等。まぁより暗く耽美なKAMELOTの方が自分の嗜好には合うんだよな…とも感じてしまったんですけど。
とはいえ、ORPHANED LANDもそうでしたけど、後ろの出番の2バンドは演奏といい出音といいステージングといい、格が違いましたね。このサイズのハコで観ることができるってのが奇跡なんじゃないかっていう類いの。
<セットリスト>
01.Born To Survive
02.Storm Of Lies
03.Dance
04.Merciless Times
05.Get Your Freedom Back
06.Endure The Silence
07.Nobody's Lives
08.Sour Sigh
09.The Unburnt
10.Tales Of The Sands

ENCORE
11.Jasmin ~ Believer
12.No Holding Back
13.Beyond The Stars


どのバンドのメンバーもみんな笑顔で、繰り返し感謝の言葉を述べていたのが印象的でした。そういう光景を見るのも、海外バンドの来日公演の醍醐味だったりしますよね。それ目当てでライブハウスに行くわけじゃないけど、遠い国までわざわざ来てくれて喜んでくれると、やっぱり観ているこちらも嬉しくなっちゃうよね、的な。
最高の空気に包まれたフェスでした。
ありがたいことです。各バンドとEvokenさんに感謝 m(____)m


各セトリはsetlist.fmからいただきマンモスしましたけど、合っているのか全く分からん。


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