THOUSAND EYES「DAY OF SALVATION」


THOUSAND EYES「DAY OF SALVATION」 (2018)

国産メロディック・デスメタr …、、って「メロデス」に括るとなぜか怒られてしまいそうな気もする、エクストリーム・メタル・バンドによる3rdアルバム。
前2作はSPIRITUAL BEASTからのリリースでしたが、本作は自身のデビュー・アルバムのタイトルと同じ「BLOODY EMPIRE」という自主レーベルから発売されています。録音周りは今回も信頼のSTUDIO PRISONER印。ウホ♡

メロデス史上に残る数々の名盤を葬り去る慟哭の一撃だったデビュー作「BLOODY EMPIRE」(2013)を過去へと葬り去る悶絶モノの傑作だった2nd「ENDLESS NIGHTMARE」(2015)をも過去へと葬り去る3rd…とは言えないまでも、本作も2ndに並ぶ大傑作に仕上がりました。

1stから方向性はまったく変わらず。(中略)多くは書くことが無いんです。繰り返しますが、方向性は前作とまったく一緒だから。こういうタイプの作品が一番感想を書くのに困るんですよね(笑)
と、前作記事で書いたんですけど、本作もまたそんな感じですわ。だからいまさら音楽性には触れない。決してメンドくさいからではない(笑)。
方向性がブレていないから、ファンの期待に応えられているってのはあるでしょう。同時に、デビューからこっちずっと同じ道を辿っているにも関わらず、クオリティを落とさずに傑作を量産していることはほんとうに凄いことです。

全編がキラーチューン。
なんたる機能美なのか。


前作はラストに待ち受けるOne Thousand Eyesが凄まじき名曲で、その存在感のデカさに良い意味で引っ張られるところがありました。本作にはそこまで強力な大名曲はありませんが(あったら大事件過ぎる)、楽曲の平均レベルでは2nd以上なんじゃないですかコレ?っていうくらい粒揃い。全曲を手掛けたKOUTA(Gt)のマエストロっぷりはサイコーに頼もしいです。

「HR/HMのこういうところっていいよね」と感じる部分や、泣きのメロディを好む人間の琴線に触れてくる要素ばかり。というかそんな要素しかねぇ。
しかも、「はいはいこのパターンだと次はこうくるよね」っていう、半ば予想できる展開じゃないんです。個人的には。うぉぉおお!!ってなりながら聴いてて、間奏なりキメのセクションが終わったところで、はたと気づく。
「そうか!ヲレはこうきてほしかったのか!こういう展開を臨んでいたのか!」
②Day Of Salvationの間奏の展開美なんてまさにそれです。ヲレたちの“こうあってほしい”という願いが叶えられた、これは成就メタルだわ(意味不明)


2ndの感想で「次作でもまったく同じ作風だったら、いいかげん文句言いそうだな自分w」って書いたから言っときます(笑)。こうなったらもっと良いのになぁ…ってところを書く。
演奏の雄弁さ、引き出しの多さに比べると、DOUGENの歌唱・咆哮がヴァリエーションに乏しく、一本調子だな…と感じます。本作に限らず、ずっと。いや、実際に歌い方がどうとかよりも、聴いていてどの場面でも同じ印象を受ける、と言ったほうがよいかしら。ガッツィーなコーラスが効果的に挿入され、Voパートの幅を広げてはいますけど、それでも、ね。逆にそれだけ、コーラスを担当するAKIRA(Ba)の存在は大きいってことか。
前作のDead Sorrow Of Meと似た役割を担っていそうな、⑧Astral Skiesでのメロディック(当道元比)な歌唱はGJ。


素晴らしき大傑作!
…なんですが、2019年始にFUMIYA(Dr)が脱退…。。。。
なんてこったい。残念極まりないですね。彼が叩いているバンドの中では千眼が一番好みだったんだけどなぁ。

【お気に入り】
②Day Of Salvation
⑩Rampage Tyrant
⑧Astral Skies
⑦Final Reign
⑪Devastated Moment



追記にて初回盤特典のDVDの感想をば。
↓↓↓




初回限定盤に付いているDVDには、渋谷club asiaと渋谷CYCLONEでのライブのもようが、計12曲という贅沢なヴォリュームで収められています。
曲目は以下。

01. Bloody Empire
02. Last Rebellion
03. Dead Night, Moonlight
04. Cardinal Sin
05. Eternal Flame
06. Black Sun
07. Bleeding Insanity
08. Leaving From Figment
09. Endless Nightmare
10. Dead Sorrow Of Me
11. Mirror Knight
12. One Thousand Eyes


音も映像もたいして良くないけど、そのぶん生々しいパフォーマンスが収められています。DOUGENの「マイクのシールド、どんだけ腕に巻きつければ気が済むねん!?」ってところも、KOUTAの自然体なんだけど堂々たる佇まいも、ちゃんと収められています。

面白いのは、エクストリーム・メタルのライブ風景なのにあんまり野蛮な感じがしないことですね。緊張感はあるけど、バンドのパフォーマンスは殺伐とはしていない。メンバー、むしろニコニコしてるし。
フロアの状況は知らんですけど。


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