LUNA SEA「LUV」


LUNA SEA「LUV」 (2017)

前作「A WILL」(2013)から約4年、LUNA SEAの再始動後2作目となるアルバムです。
ジャケの色合いと変わらぬバンド・ロゴからイメ-ジされるのは、圧倒的な信頼感。
なんですが、、、


……ヌルい。。

というのは、2016年リリースの(結果的に)先行シングル(になった)「Limit」を聴いた時の感想(→コチラ)ですが、それがこのフルアルバムにも当てはまっちゃいました。もっとイヤなかたちで。

緊迫感がまるで無い。
ピースフル。


明るいですね。
そして歌メロに隙間が多い。
RYUICHIが河村隆一に踏み込んでいるのを感じます。←ファン以外には意味不明な表現かもしれませんけど、まぁニュアンスは分かるでしょ。

RYUICHIが脱退して河村隆一が加入していることに気づかされたあの迷作、「SHINE」に近い作風でしょうか。あの頃に「SHINE」で出来なかったことを経験を積んだバンドがもう一度やってみた感じというか、あまりLUNA SEAらしくなかった(むしろ河村隆一っぽかった)「SHINE」をバンドらしくした感じというか。

そう、本作にLUNA SEAらしさはあるんです。しっかりと。
演奏には。特に、真矢のDrですね。彼の硬質なDrが曲を組み立て、グイグイと引っ張ってゆく様子がよく分かります。フレーズも多彩。あとはSUGIZOのGtの切り込み方ですね。双方ともLUNA SEAならではの強烈なトレードマークだと思います。
イントロから鷲掴みって感じではなくて、曲の進行にしたがってジワジワくるタイプの曲が多いかな。丁寧に作られている。そういうドラマの演出方法だし、ここでもDrの貢献は大きいです。そしてやっぱ、RYUICHIの衰えないツヤのある歌唱はすげーですしね。

でもメロディの明度と湿度、アンサンブルが生み出す熱量、そのどれもがこちらの期待するものの正反対なのよね。熱くない。ギリギリ感が無い。やっぱヌルいのよね。暗い叙情やマニアックさの中に息衝く美意識を求めるとかなり厳しい内容です。インスト曲⑧Ride the Beat, Ride the Dreamの蛇足っぷりなんてほんと酷いもんだよ。
メンバー達の肯定感全開の発言を見るに、バンドとしては今ここで作るべき作品だったんだろうけど。


残念。
タイトルが「LUV」ってのを知ったときからちょっとイヤな予感はしてたんだよなー。
管理人の好みに照らすと、間違いなく今までで最も弱い作品ですね。名曲が収録されていない唯一の作品とも言えそう。あの「SHINE」にもSTORMがあったからなぁ…。。

【お気に入りではないが、強いて言えばこれ】
④piece of a broken heart
執念の作り込み。もう少し妖艶で暗かったら化けたような。
あと、⑤The LUVのDrパターンはすげぇよ真矢さん、ってなる。


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