ちょこっと感想 2017年 vol.4

【ちょこっと感想 2017年 vol.4】

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DIABLO SWING ORCHESTRA「PACIFISTICUFFS」

スウェーデンの変態アヴァンギャルド集団による、5年ぶりの4th。女性リードVoがKristin Evegardにチェンジしてます。
13曲入りというヴォリュームですが、小曲を間に挟みつつ流れるように曲が連なるアルバムなので、いつの間にか聴き終わっているというマジック。
カラフルでポップでお洒落。フィメールVo物との印象が強くなり、随分と聴き易くなりましたね。これはこれで嫌いではありませんが、かつての「やべぇ!コイツらぜってぇ変態だ!」みたいなアクは薄くなり、それが少々残念な点かな。



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EVIL「邪悪を讃えよ (RITES OF EVIL)」

シンプルに一単語、「EVIL」だなんてどこの伝説のバンドの復活作だよと思わせておいて、若きメンバーによる国産スラッシュメタル・バンドの1stアルバムです。
80年代オマージュ型スラッシュにブラックメタル成分をふんだんに振りかけ、仏教色の強い…というか仏教世界における地獄観からインスパイアされたと思しき歌詞とムードでまとめあげる。野蛮でプリミティヴ、多分にこけおどし的でもあります。そこが魅力。CELTIC FROSTからオケの不穏さと女性Voの荘厳さを取っ払って、テクニニカルで流麗なGtを組み込んだような雰囲気もありますね。「ウッ!」って言いまくるところもCF譲りか?(笑)
この時代にあっては、逆に眩しさを感じるような。



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MASTODON「EMPEROR OF SAND」

米国産プログレ風味ヘヴィHR/HMバンドの7thアルバム。「めちゃめちゃキャッチーになってる!」というのは、前作「ONCE MORE 'ROUND THE SUN」(2014)の記事(→コチラ)で書いた感想ですけど、なんとさらにキャッチーになっています。驚きの聴きやすさ。そしてポップさ。
とはいえ、演奏面での多彩な引き出しとアンサンブルの妙には唸らされるし、ずっしりとした聴き応えの大作はあるし、発せられるエネルギーは相変わらず強大だしということで、MASTODONらしさは堅持しており、前作からの順当進化かと。⑪Jagura God⑤Roots Remainの大作2つ、⑦Ancient Kingdomの穏やかなサビメロ(ライブで手ぇ横にウェ~ブしそうw)がたまんねぇ!
傑作!



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Outside dandy「INTO THE WILD」

がむしゃら漢臭い系ロック・バンドの2ndアルバム。8曲入り。タワーレコード限定発売だそうで。
方向性も美点も不変。整合感を備えたリズム隊の演奏の上に、パッションと漢の哀愁全開のヴォーカルとギターを乗っけたロック。村上達郎(Vo&Gt)が初っ端っからヤケクソ気味な歌唱をぶつけてきて、松本翔のGtが絶妙なタイム感と小気味良さで駆け抜ける。相変わらずカッコイイね! …という序盤はR&Rらしい疾走感で攻めるけど、全体的な勢いは抑えめ、後半には色気とうらぶれた叙情が増してきます。バラード系2連発で締めくくるしね。
“らしさ”に溢れた①Jet city(Gtソロの入り!)、②Bad jokeの必殺リフ、③群衆レイクエムの哀愁メロがお気に入りです。



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