ZIGGY「2017」


ZIGGY「2017」 (2017)

なんて潔いタイトルか。
森重樹一(Vo)のソロ・プロジェクトのようになっているZIGGY、久しぶりのリリースとなるオリジナル・アルバムです。前作「NOW AND FOREVER」(2007)から実に10年ぶり。
全11曲のスタジオ作がDisc1、2017年春のツアー初日・新横浜NEW SIDE BEACH!!でのライブ音源14曲を収録したDisc2(映像じゃなくてCD)という、2枚組仕様です。ライブCDいらねって人にも漏れなく付いてくる、当該仕様一択でございます。
…って書いてて気づきましたけど、オイラ前作買い漏らしてるわ。

録音参加メンバーは森重以下、カトウタロウ(Gt)、清(Ba)、満園英二(Dr)、佐藤達哉(Key)となっています。森重ソロでお馴染みの面々ですね。

先行シングル…にはならなかった「CELEBRATION DAY」(2017)は、ジギー帰還を高らかに告げるシングルでした。その充実っぷりと作風を順当に受け継いだフルアルバムになっています。会心の出来じゃないかと思いますねコレ。

とてつもなく森重 限りなくジギー

森重節全開のメロディックな方向性。ハイテンションで若々しい。独特の言葉選びをする歌詞がメロディにぴたりとハマり、快感度はすげー高いです。
稀代のメロディ・メイカーであり歌い手である森重の、最も得意とするところがストレートに出ていると思うんですが、漂うのは焼き直し感ではなく、なんだろこの新鮮な空気は。ほんと素晴らしいよ。アルバム単位で捉えると、長いキャリアの中でもかなり上位に位置する作品なんじゃないでしょうか。
かつてのホーン・セクションが担っていた役割を、ピアノが入れ替わって担当しているように感じるのも特徴でしょう。要所々々で佐藤達哉のKeyが効いています。

噛みつくような勢いと忙しなさでいきなり鷲掴みにされる①白んだ空に蝶達は舞ってる(間奏がくっそメロディック)、小気味良さ全開のリード・トラック②うたた寝の途中、森重節ド真ん中の③まだ見ぬ景色が見たくて、あまりにも切ないメロディが炸裂するキラー・チューン⑤月明かりの下で…etc…と、楽曲は粒揃い。
スリージーなR&R曲⑦Don't stop the R&R musicが能天気じゃなくって、あくまでシリアス調なのも嬉しい。


活動形態はバンドなのかどうか分からんけど、音楽的には紛うことなくZIGGY
そして、まるで錆びついていないどころか、ますます磨き上げられているかの如き作曲能力と歌唱力に驚嘆するんす。
傑作。

【お気に入り】
⑤月明かりの下で
②うたた寝の途中 MVは→コチラ。
①白んだ空に蝶達は舞ってる
③まだ見ぬ景色が見たくて
⑦Don't stop the R&R music
⑨I CANNOT GET ENOUGH


ライブCDについては追記で。
   ↓


Disc2 収録曲
01. CELEBRATION DAY
02. 赤の残像
03. LET THE MUSIC PLAY
04. それゆけ! R&R BAND
05. マケイヌ
06. STEP BY STEP
07. BORN TO BE FREE
08. HEAVEN AND HELL
09. GLORIA
10. WHISKY, R&R AND WOMEN
11. 静寂の音がただ青過ぎて
12. STAY GOLD
13. I'M GETTIN' BLUE
14. EASTSIDE WESTSIDE


選曲がなかなか美味しいです。
個人的にはSTAY GOLDが入ってることに嬉ション漏らしますね。

ほとんど弄ってない音なんじゃないでしょうか。かなり荒々しい“生”の現場の音。曲前後のMCもそのまま入ってるものが多いですし。
荒いのは録音だけじゃなくて、森重の歌もしかり。ライブ感をダイレクトに感じるという良い意味でも、結構雑に歌ってんのなという悪い意味でも、荒く粗いです。曲のポイントとなる部分で歌唱放棄しているわけじゃないし、演奏陣のコーラスも効いてるから、聴くに堪えないってことはないですけどね。
因みにバンド・メンバーは、森重とカトウタロウ(Gt)とToshi(Ba)とCHARGEEEEEE…(Dr)と佐藤達哉(Key)。森重はあいさつで何度も「ZIGGYです!」と、盛んにバンドであることをアピールしていますし、実際バンドのまとまりは良好です。
そしてやはり名曲は強し。
楽曲の幅広さも強し。


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COMMENT 2

B!13  2018, 01. 07 [Sun] 03:56

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

僕は「HEAVEN AND HELL」やSNAKE HIP SHAKES、ダスボンとかのメタルっぽさがあるハードロック路線が好きなので今作はちょっとポップだなと感じましたが、それでもライブディスクも一緒に何度もリピートしてました。中でも「うたた寝の途中」のサビはよく口ずさんでました。

森重さんのソロは最近の作風はハード路線だという噂を聞きつつ全く手を伸ばしてない自分がZIGGYのアルバムが出ると聞いた瞬間Amazonで予約しちゃったので名義って大事なんだなと勝手に納得しました(笑)

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ヒゲ・スカイウォーカー  2018, 01. 07 [Sun] 19:46

B!13さん、

こちらこそ変わらぬご愛顧を宜しくお願いいたします。

確かにあまりハードテイストな作品ではありませんね。かといって「ZOO&RUBY」あたりの中期(?)ほどポップではない。メロディの充実とバランスで聴かせる作品かと思います。

私も森重ソロは何枚も買い漏らしてますね。活動が順調らしく、すぐに作品が出て来るというのもありますけど。

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