GAMMA RAY「MAJESTIC」


GAMMA RAY「MAJESTIC」 (2005)

8thアルバム。
前作「No World Order」(2001)から4年振りのアルバムですが、その間に過去作のリマスターやライブ盤の発表等がありました。

前作もそうでしたが、Dirk Schlachter(Ba)が書いた曲は今回もゼロ。もともと多作家ではありませんけども。Henjo Richter(Gt&Key)曲はいつも通り2曲。まるで曲数制限されてるかのよう。もしくは、必死こいても2曲くらいしか出来上がらないという、南瓜のヴァイキー(Michael Weikath)のような寡作家タイプなのか? Dan Zimmermann(Dr)はボーナス・トラックを含めて3曲提供し、Kai Hansen(Vo&Gt)に次ぐソングライターになっていますね。作風としてはKaiに準拠したような路線なので、安定して佳曲を提供してはくれるものの、飛び抜けた個性を感じるわけではないんですけど。

前作がイマイチに感じたからか、はたまた久しぶりの新作ということで自分が歓迎モードになっていたのか、なかなか手応えのある作品です。
いつも以上に緻密で複雑な楽曲を、生々しく勢いのある音像に乗せてお届けいたします、的な充実作。曲調が幅広いですね。色んなタイプの楽曲が収録されているからそう感じるのか、一つの楽曲の中に色んな要素が入ってるからそう感じるのか、その両方なのか、自分自身見極められていないところもあるんですけど、少なくともメロパワ一辺倒なアルバムではありません。様々な要素が横溢しますが、どの曲も上手く聴き応えに繋げていて、さすがベテランといったところ。聴いていてワクワクします。楽しい。

これぞ!といったインパクト絶大な曲は無い。ただ平均点はやたら高い。そんな曲が揃っています。
そしてやはり、ウチのブログ的に触れなければいけないのが、Henjo曲っすよ。ガッツンガッツン前のめりな躁曲②Fightと、8分半という本作一の大作⑩Revelationを提供しています。これで戦績(?)を8戦無敗と伸ばしました。後者の盛り沢山なのにもう終わっちゃうの!?感は、アルバムのハイライトでしょうね。希望に満ちているところがHenjoらしい。


前作にあった正統派HMへの露骨な接近を、本作ではほとんど感じませんでした。ゴリゴリとした無骨さやシンプルでソリッドなリフよりも、目まぐるしさと情報量の多さが印象強いからでしょうか。
バランス良くまとめられ、総合力で勝負した好盤です。

【お気に入り】
⑩Revelation
⑦Spiritual Dictator 低音で歌われるサビが新鮮な抑制の効いたメロパワ。
②Fight
⑥Condemned To Hell

お気に入りに挙げたのは、Henjo&Dan曲ですが、Kai曲も多彩な魅力を持つものが多いです。


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COMMENT 2

K  2018, 05. 12 [Sat] 22:18

初めてコメントします。
私はこのアルバムが初Gammaだったのですが、近年の作品に比べてカイのパクリスペクトが控えめで、しっかり作り込まれているのでとても気に入っています。
またこんな感じの練られた作品を出して欲しいものです。

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ヒゲ・スカイウォーカー  2018, 05. 14 [Mon] 21:52

Kさん、初めまして。

コメントいただき、ありがとうございます!

パクリスペクトとはまたww
このアルバムは「こうすれば喜ぶんだろ?」的な安易さを感じさせませんね。その点でも彼らの作品の中では進歩的/現代的なものかもしれません。

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