真行寺恵里「Monkey on my back」

真行寺恵里_monkeyonmyback
真行寺恵里「Monkey on my back」 (2000)

真行寺恵里の2ndアルバム。

1stアルバム「HARD VOLTAGE」(1998)の記事でLIGHT BRINGER(というか、らぶり~)のことを引き合いに出しましたが、この頃の恵里さん、そういやふっきーに似てる感じありましたね。金髪に近い淡いピンク髪で。

1stとシングル「GOOD LUCK TO YOU」(1999)は、哀愁のある歌メロとエッジの立ったギターが特徴のハードポップでしたが、そこから音楽性が大きく変わっております。ジャケのイメ-ジからして違うしね。
J-POPから脱却を図りアメリカンHRに接近しようとしているのか、繊細さよりも豪快さが目立つ作風です。重心もグッと低くなってヘヴィな感触に。KeyのキラキラよりもGtのゴリゴリが印象的です。トリッキーなGtフレーズやシーケンスをちょこちょこ入れてくる反面、大仰さや柔和さを削ぎ落としたシンプルなアレンジが主体になっています。アニソンのタイアップ曲(IN MY DREAM)を有するアーティストとは思えないほど。

2000年前後の時期に彼女がラジオ番組を持っていて、管理人はこの2ndリリースのちょっと前あたりからほぼ毎週聞いていました。そこでの会話や流す曲から判断するかぎり、真行寺さんこの頃、LIMP BIZKITを始めとするミクスチャー・ロック/ラウドロック方面にハマっていたようでしてね。その影響がもろに出ているのが、この2ndです。もしかしたらミーハーな人なのかもしれん(笑)
そういったヘヴィロック・タイプの曲を流されるたびに、「いやそれはあんまりオイラの好みの方向じゃないんだけど…」とか思いながら聞いていた思い出があります。ま、彼女のラジオを通じて知ったり聴くようになったバンドもあるんですけどね。SKUNK ANANSIEとか。

従前の持ち味とこのアルバムでのラウドロック路線、その分かり易い折衷が③SIRENとシングル曲の⑤絶体絶命でしょう。韻を踏んだ言葉遊びを含んだラップ調のヴァースは、伸びやかなサビメロとの対比を鮮やかにする効果があり、事実それは成功しているんですけど、同時に付け焼刃的な匂いもするのよね。やはり彼女は、哀メロを伸びやかに歌ってる時の歌唱が輝いていると思う。は強力。

真行寺本人の歌唱は相変わらず突き抜ける巧さですが、音楽性の変化に合わせてか、乙女度ダウン/ビッチっぽさアップ(笑)。ロックお姉ちゃんっぽくなってます。11曲目に収録されているシークレット・トラックではキュートさが前面に出ていますけどね(曲はゴリゴリ)。

数曲を除いて、歌メロが大味に感じられるのが残念な点です。MR.BIGのPaul Gilbert(Gt)が曲提供(⑨LAST AND ONLY ONE)していますが、大した曲じゃあありませんし。
う~~ん、もっと哀愁が欲しかった。

【お気に入り】
⑤絶体絶命
①Monkey on my back ガォ!ガォ!ガガガガガォ!
③SIREN
⑪シークレット・トラック
④Rumble Fish


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