GAMMA RAY「POWER PLANT」


GAMMA RAY「POWER PLANT」 (1999)

メンバー・チェンジを経たGAMMA RAYが、名盤「Somewhere Out In Space」(1997)に次いで送り出した6thアルバム。これまた名盤。そして、ウチのブログとしては、本作こそがバンドの最高傑作です。

なんという貫録と安定感なのか。
勢いに満ちた前作よりもカラフルな色合いが強いです。一点突破型ではなく、全方位的に強いというか。当時の充実したバンドの状況がそのまま出来栄えに直結している気がします。
ヘヴィな⑥Short As Hell、アルバムの中にしっかり馴染んでいるPet Shop Boysのカヴァー⑦It's A Sin、マッチョじゃないのに筋肉を誇示しようとしているMANOWARのような⑧Heavy Metal Universe、Dirk Schlachter(Ba)らしいピースフルでオペラ調の⑩Hand Of Fateといった楽曲群が幅広さを設定し、お得意のメロパワ曲でとどめを刺す。そんな“勝利の方程式”が完璧に働いているんじゃなかろうか。

前作の記事でHenjo Richter(Gt&Key)の作曲能力の高さについて触れたところですが、ここでその才能は爆発。③Send Me A Sign⑨Wings Of Destinyという、2つの名曲を産み出すに至っています。本作を初めて聴いた時に「ほれ見たことかッ!? 俺が言ってただろう、Henjo Richterは天才だって!!」と叫んで回りたい気分に駆られたことを思い出します(笑)。
前者は今やライブの最後に演奏される、バンド史上最も重要な曲になっていますし、後者こそがGAMMA RAY最強楽曲だと固く信じてますよオイラは。Kai Hansen(Vo&Gt)のお株を奪うような“団結&より良い世界を追い求める”系のメロパワ大作であるは、二段構えのサビメロ、勇壮なクワイヤ、間奏の構築美、疾走しつつも一本調子にならない演奏の機微、歌詞の言葉選び等々…と、マジで隙がねぇ。歌詞のテーマと聴き応えのあるGtワークは、HELLOWEENHow Many TearsMidnight Sunに通じるものがありますわね。つまりサイコー。泣ける。

もちろん、主役であるKaiのソング・ライティングも冴えまくってる。特に9分に迫らんかとする⑪Armageddonの完成度は白眉で、彼が書いた大作の中では随一ではないですかね。
また、Dan Zimmermann(Dr)が曲作りに関わるようになり、クッサクサな展開を重ねまくる④Strangers In The Night、ポップで爽やかな歌メロを持つ⑤Gardens Of The Sinnerという佳曲を提供していることにも驚かされました。


とにかく楽曲粒揃いです。
ブックレットの何を狙っているんだか分からないメンバーの写真以外は、全てが素晴らしい。
あ、ジャケ画も十二分にダセぇかw

【お気に入り】
⑨Wings Of Destiny
③Send Me A Sign
⑪Armageddon
①Anywhere In The Galaxy
④Strangers In The Night
②Razorblade Sigh
⑧Heavy Metal Universe
⑤Gardens Of The Sinner


スポンサーサイト



COMMENT 0