Fuki Commune@新宿ReNY

Fuki Commune 『 Fuki Fes. Vol.3 』 新宿ReNY (2017/7/30)

 ニヤリ

Fuki Communeの3rdワンマン・ライブに行ってきましたふき。
昨年の11月の『Vol.2』に続いて、会場は新宿ReNYです。当日券は出ていましたけど、フロアは9割くらいまで埋まっていたように思います。
演奏陣はいつもの、Mao(Key)、ISAO(Gt)、長谷川淳(Ba)、下田武男(Dr)ですが、今回マニピュレーターの大塚秀記は不参加となります。同期音源はMaoがコントロールしていたもようです。

先日、ふっきーがテレビ東京の『THE カラオケ★バトル』という番組に出演しました。以前prediaのメインVoである、湊あかねも出た番組。大手テレビ局のゴールデンタイムに放送される番組にふっきーが出演するってのも驚きですが、そこでふっきーとCYNTIAのSAKIが決勝戦で勝負したってのがもっとビックリ。「ビックリ」ってのは実力的にビックリということではなく、知ってる人が/ライブ観たことある人が、そういう華やかな場に出ているってのがビックリ、という意味合いですけども。
結果、優勝したのはSAKIでした。おめでとう! 私はテレビを持ってないので実際の放送は観てないんですけど、まぁ順当って気がします。ふっきーのことは大好き、つーか愛してますけど(ポッ)、SAKIの方が歌唱に安定感がありますしね。しかしこの御時勢に、ふっきーを通して「お茶の間」という死語に近い単語を意識することになるとはね…。
で、そのカラオケバトったときに着ていた白のライダース・ジャケットをお召しのふっきーです。ジャケの下は網々&シースルーで、なんだか彼女にしてはセクシー路線で頑張ってたな。それだけに「暑い熱い」と言いつつも、ジャケット脱ぐわけにはいかない仕様ね(笑)。

いきなりのキラーチューン、Strengthに興奮しましたよね。そしてそこからの畳み掛けにも興奮しましたよね。やっぱり「Welcome!」の曲は強力です。曲を次々と連続で繰り出してくること自体は、マニピュレーター不在による、同期音源編集に関わる段取りのせいかもしれませんけども。
件の『THE カラオケ★バトル』では「アニソン」なんて記された名札を付けていたふっきーですけど、この演奏陣の押し出しはアニソンというよりHR/HMのそれ。特にリズム隊の音の粒の大きさと圧力はやべー。しもさんやべー。
全体的には、規格外のDr&Baを、ウワモノであるGtとKeyがやや綺麗めにまとめてくるような音像でしょうか。

ただ、この日は全体的に音がデカ過ぎたかなぁ。しかも、気のせいかもしれないですけど、ショウの後半になるにつれてさらに大音量になったように感じたんですけど。同期がかなりうるさくて、サビでコーラスを重ねるところでは地声のふっきーの歌唱を食っちゃうんじゃないかというほど。この日の彼女の調子は決して悪くはなかったですから、単純に音量調整の問題だと思いますね。

こみゅ~ん/ソロ始動後のディスコグラフィーとしては、アルバム一枚とシングルや企画曲いくつかあるくらいの持ち駒ですので、2時間のワンマン構成は自然とVol.1&Vol.2と似たものになってきます。中盤にカヴァー曲とゲスト・ミュージシャンを迎えたセクション。それをアルバム曲でサンドイッチ、というのが大まかな構成ですね。

カヴァーは『THE カラオケ★バトル』でも歌った大黒摩季あなただけ見つめてると、アニメ『デジモンアドベンチャー』のButter-Fly。後者の曲名をコールした時、オイラ的には「What's デジモン???」って感じだったんですけど、それなりに大きい歓声が上がったので有名曲なのかもしれません。因みにこの曲の終盤の演奏はもの凄かったです。
調べてみると、このButter-Fly和田光司さんという人が歌った曲みたいですね。アニソン文化と自分とが相容れないなぁと感じる点が、「曲が、作者や歌い手よりも先に、作品と結びつく」っていうことだったりします。「誰々が歌ってる△△という曲」よりも、「○○の主題歌である△△という曲」といった認識が先立つし、より強い。まぁしょうがないんですけど、そこになんだかなぁ…という割り切れない気持ちを感じる自分がいます。私にとっては、ギリギリchopは『名探偵コナン』の主題歌以前にB'zの楽曲だし、世界が終るまでは…は『スラムダンク』テーマというよりWANDSの曲なんですよ。メンドクサイおやじですね(笑)。自分でもそう思います。つーか、そうしないと自分の中で曲を把握できないってだけですけど(汗)

えー、話が逸れましたので強引に戻しますけど、今回のゲストはGacharic SpinDOLL$BOXXのTOMO-ZO(Gt)です。でした。
前回彼女のプレイを観たのはいつだったか思い出せないくらいですが、なんだか月日の積み重ねとは無縁の次元にいるとしか思えないくらい、変わってない雰囲気を纏った彼女がピンクのフリフリの衣装で登場して、思わずニヤついてしまいましたね。魔法使いなんでしたっけ? 永遠の1○歳なんでしたっけ?

普段の彼女が弾くとは思えない曲、そしてISAOとのツインGtで聴きたい曲という理由で選ばれたのは、誰が予想し得たかHELLOWEENEagle Fly Free!! TOMO-ZOが弾くとは思えないっていうよりも、ふっきーが歌うとは思えないチョイスではある(笑)。某・北欧の方のバンドではやったことあったっけか?
TOMO-ZOのギターはギャンギャンと良い意味でギターらしい喧しさがあり、キーボードのような滑らかさが特徴のISAOとは大きく異なるタイプです。好対照。彼女、HR/HM色が強いプレイの方が光ってると感じますよね。あと、ギターのヘッドのところ、グイングイン回転するのがいい。無意味にテンション上がるから(笑)
選曲は南瓜スキーとしてはむをおおおおお!だし、特別な趣向として大いに楽しめたんですけど、音を聴いててどこか引っ掛かるものがあったのも事実。演奏は本家より上手いんだろうけど、なんかうるさいのよね。音数が多過ぎというか、隙間がまるで無くてメロディが呼吸していないというか、なんだろなこの感覚。原曲のメロディが持つ優雅さがスポイルされていたように聞こえました。逆に、忙しなくってアッパーな分、意味不明な昂揚感はあったんだけど。あと、ヴァースでのふっきーの英詞が壊滅的にヘタクソww 酔っ払いかよっていうww
TOMO-ZO参加曲、もう一つは意外性も面白みも薄めな、KARAKURI TOWNでした。

Fuki Communeでは欠くことのできないコーナーになりつつある(もうなってる?)カヴァー曲コーナーですけど、コレ、本人がやりたいって以外に、どのくらいの需要があるもんなんでしょうね。ふっきーにカヴァー曲を歌ってもらって嬉しい人はいるんでしょうけど、“自分の曲”ではなくてカヴァー曲をこそ歌ってほしい人ってのはどれだけいるのか疑問ですわ。
次作がリリースされて(ってそんな予定は発表されてませんけど)、それでもカヴァー曲を推してゆくんなら、自分としてはキッツいものがあるなぁ…。単に彼女の声が聴きたいかどうかって選択に限りなく近づいてゆくし。

次のライブの予定も、新作の予定もありませんが、新曲は披露されました。まっさらなやつ。この日初公開なやつ。
演奏の前にふっきーによるディレクションがあったんですけど、そこで「硬派なメタラーに軟派な歌詞を歌ってもらいたいと思います」と。
サビ?プリコーラス?のリフレインが、
 「あの娘がほしい!」
 「海に行きたい!」
 「あの娘がほしい!」
 「花火も見たい!」

なので一緒に歌え、と。ド明るいタオル回し曲で、すっげーチャラいんですけど、とても楽しかったですね(笑)。チャラい歌詞を歌わせてるふっきーもすっげー楽しそう。次の作品がこういう曲ばかりでは困るけども。

そう、楽しそうに歌うふっきーは好きなんだけど、ふっきーが楽しそうに歌う曲にはそれほどピンとこないのが多いんですよね。前から。彼女は明るさの中に切なさを込めることができる稀有なヴォーカリストだと思っていますけど、曲の傾向としては私はやはり翳りのある曲が好きですからね。ちょっとしたジレンマです。

初披露の新曲があったり、初のバンド演奏でのStart Dash(生まれ変わったくらいカッチョイイ仕上がり)があったり、未来のアレンジがより大仰になっていたり(でもふっきーの歌唱はイマイチだった)、ゲスト出演があったりと、盛り沢山なライブだったんですけど、トータル的な印象としてはそれほど『Vol.2』と変わらず。満足と物足りなさのせめぎ合い。

この日、ふっきーは初めてイヤーモニターを装着してパフォーマンスをしたということで、序盤数曲でトラブルもあったし、始終耳元をいじっており、慣れていないところを露呈していました。イヤモニの恩恵の一つに、(コロガシ)モニターの位置に縛られずにステージを移動できる、ってのがあると思いますけど、ライブ終盤に至るまであんまり上手側&下手側には来ませんでしたね。これも“慣れ”の問題かと思います。こなれてくればもっと素晴らしい歌を聴かせてくれると思うし、パフォーマンスも自然なものになるはず。それには場数が必要だとも思いますけどね。

あと感じたのが、「アニソン」というフィールドで(でも)“戦って”ゆくのならば、歌唱力や表現力だけじゃなくて、歌っている時の所作や自分がどう見えるのかってことに、もう少し気を遣う必要があるんじゃなかなーということ。「メタル・ヴォーカリストFuki」としてカッコ良く映るアクションやがむしゃらさが、ちょっと毛色が異なる観客の目には同じようにカッコ良くは映らないかもね、という。
より大きな会場で映えるスケール感を身につけて、よりたくさんのオーディエンスをその歌声で圧倒してほしいのです。あなたには。すんごい歌い手なんだから。

<セットリスト>
01.Strength
02.Liberator
03.輝く夜へようこそ!
04.I'll never let you down!
05.僕が生きる世界
06.Sword Of Doom Ⅱ
07.月が満ちる前に
08.Butter-Fly (和田光司カヴァー)
09.あなただけ見つめてる (大黒摩季カヴァー)
10.Eagle Fly Free (HELLOWEENカヴァー、with TOMO-ZO)
11.KARAKURI TOWN (DOLL$BOXXカヴァー、with TOMO-ZO)
12.SUMMER HOLICS(仮) (あの娘がほしい新曲)
13.Start Dash (バンド初披露)
14.ログアウトしないで!
15.狂い咲け雪月華
16.朝な朝な (Fuki & Mao)
17.青い季節に
18.Liar(仮) (未発表曲)
19.未来
20.Sail on my love


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