GAMMA RAY「SIGH NO MORE」


GAMMA RAY「SIGH NO MORE」 (1991)

2ndアルバム。

Kai Hansen(Gt)、Ralf Scheepers(Vo)、Uwe Wessel(Ba)という、デビュー作「HEADING FOR TOMORROW」(1990)から引き続きの3人と、後にHELLOWEENに加入するUli Kusch(Dr)、現ベーシストであり前作でもヘルプしてたDirk SchlachterがGt&Keyとして加入、ツインGt編成の5人組バンドになりました。

あんまり評価の高くないアルバムですよね。地味というか、それほど昂揚感を感じることのない作品というか。要はKaiに求められていた「メロディック・パワーメタル」からは距離のあるサウンドってことでしょうけども。
ただし個人的には、今回Ralf時代の3枚のアルバムを聴いていて、最も評価が上向いたのが本作です。これだけ多彩な楽曲を歌うRalfってのは、PRIMAL FEARでのキャリアも含めて、本作にしかない特徴ではないでしょうか。TYRAN' PACEは聴いたことないけどさ。それに、アルバム冒頭のインパクトで以って“らしさ”を感じさせる1stよりも、よっぽどメロパワしてる作品だと思いますね。

メロパワを感じるのが③As Time Goes By(南瓜の前身バンドおよびIRON SAVIORでKaiと一緒だったPiet Sielckが共作)、南瓜的昂揚感を感じるのが②Rich And Famous、最も勢いが良いのが⑦Start Runningといった具合で、あとの曲は割とゆったりめのメロディ展開で聞かせる曲が多いですね。
ま、速かろうと遅かろうと、メロディが充実していれば御の字なわけで、その点でいえば勇壮に歌い上げる⑥One With The Worldが本作における大きな収穫でしょう。Kaiヴォーカル時代にもライブでやっていましたね。
①Changes⑨Dream Healerのドラマティックさの質感はメロパワ的なところからは距離があり、後者には前作収録の大作Heading For Tomorrowに通じるサイケデリックなパートもありますが、メロディ自体は強力です。


悪くない。
それどころか、インパクトと曲の粒の大きさは劣るものの、前作以上に充実した内容のアルバム。

【お気に入り】
⑥One With The World
②Rich And Famous
③As Time Goes By
①Changes
⑩The Spirit
⑨Dream Healer


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COMMENT 2

おっとっと  2018, 03. 30 [Fri] 23:23

No title

リアルタイムでしたが、自分もこのアルバム全然嫌いじゃなかったので・・なんで不評なんだろうかと・・(苦笑) まあ、今になって思えば求められてるものと違ったのだなあと頭では理解できますが・・

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ヒゲ・スカイウォーカー  2018, 04. 01 [Sun] 09:39

おっとっとさん、

要は疾走感の有無が評価を大きく左右するということでしょうか(笑)

改めて聴くと、これだけ歌えるヴォーカリストがいるんだから色々やってみたくなるよなぁ…と頷く部分も多いですし、カラフルで良い作品だと思います。

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