ICED EARTH「INCORRUPTIBLE」


ICED EARTH「INCORRUPTIBLE」 (2017)

アメリカ産質実剛健HMバンド、12枚目のスタジオ・アルバム。
INTO ETERNITYのStu Block(Vo)が加入して3作目(ライブ盤除く)。また、Brent Smedley(Dr)が再加入しています。アートワークは今回も、ファンの間にもまるで浸透していないことで有名な(?)オリジナル・マスコット・キャラこと、セト・アボミネ君です。

ヴァーゥ、ハァァァァラァァアアアアアー!!!①Great Heathen Armyで始まる本作、いつも通りのICED EARTHです。Jon Schaffer総帥(Gt)の世界観は揺るぎもしません。それでこそIE、そうじゃないとIEじゃない。

このバンド、メンバー入れ替えの激しいバンドとして有名で、今まで何人ものリード・ギタリストが在籍し、有名無名に関わらずその誰もが相当な手練れでした。2016年に加入したJake Dreyer(JAG PANZER, WHITE WIZZARD…)もまたしかりで、本作で鮮やかなソロをビシバシきめてくれます。③Raven Wingは歌メロこそいつも通りですけどクール極まりないGtソロが曲のハイライトになっていますし、スラッシーな⑤Seven Headed Whoreの高速ソロ、⑥The Relic (Part 1)での歌い上げるようなテーマ・メロ、⑧Brothersの泣きメロ…etc…と、大活躍してます。

Stuもまたいつも通り素晴らしいパフォーマンスを聴かせてくれますね。冒頭3曲で全く異なる歌い方を披露してるし、1曲の中でも複数の声を使い分けている。でのブチ切れVoの突き抜けっぷりは凄まじいし、アンセミックな⑨Defianceも良い。管理人の大好きな歌い手です。

白眉は最後を飾る9分半の大作、⑩Clear the Way (December 13, 1862)でしょう。Jon総帥お得意の南北戦争モノです。このテーマは、あの名盤「THE GLORIOUS BURDEN」(2004)を思い出しますね。
南北戦争で北軍最大の敗戦となったという、フレデリックバーグの戦いを描いた、キャッチーかつドラマティックな逸品です。この戦いではアイルランド旅団が果たした役割が大きかったようで、同曲でもアイリッシュなメロディが大々的にフィーチャーされています。燃えるぜ。 「THE GLORIOUS BURDEN」収録のGettysburg (1863)組曲ほどオケがガンガン盛り上げることはありませんが、十二分に劇的、かつ印象的なサビメロのおかげでとっつき易さは段違い。もう名曲と言ってしまいたい出来ですね。


そう言えばこのだけじゃなくて、アルバム全体にも「THE GLORIOUS BURDEN」に通じる雰囲気があるようにも感じます。JakeのフラッシーなGtプレイが、同作にゲスト参加していた巧者Ralph Santollaを想起させるからですかね。
自己再生産的な匂いも濃厚ですけど、同時に新鮮さもある。ここ5作ほどの中では最も手応えを感じたアルバムです。Stu加入後では一番好き。
あと本作、彼らの作品の中では抜群に音が良いですね。Gtトーンにツヤがあってクリア♪

【お気に入り】
⑩Clear the Way (December 13, 1862) Lyric Videoは→コチラ。
⑤Seven Headed Whore Lyric Videoは→コチラ。
⑥The Relic (Part 1)
⑧Brothers
③Raven Wing Lyric Videoは→コチラ。
⑨Defiance


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