ROUAGE「MIND」


ROUAGE「MIND」 (1997)

メジャー2ndアルバム。
SE①月蝕...で始まり、SE⑪...月光で終わる、コンセプチュアルな作品。

「月」縛りにこのジャケときたら、さらにルナシー化を推進かよ!?とツッコミたくなるところですが、そうはならず、彼らの独自性や拘りが強烈なまでに前面に出たアルバムになりました。③不眠症 -Insomnia-⑨白い闇(名曲!)、⑩月の素顔という3つのシングル曲が聴き易さを担保し、かろうじて前作「BIBLE」(1996)からの繋がりを感じさせますが、あのメロディックさはいずこへ??…ってくらい全体的に暗く重い、敷居が高めな作品になってます。
彼らを代表するであろうメロディック・チューン⑦アネモネが真ん中に配置され、シングル曲が終盤に連続するので、もう少し明朗でバラエティ豊かな感想になってもおかしくはないものの、を除くアルバム前半が快活さとはほど遠い色合いなので、全体の印象がそちらに引っ張られてしまうんですよね。

また、ヴィジュアル系にありがちな世界観を表現した歌詞から脱却、ROUAGEらしい(=KAZUSHIらしい)奇妙奇天烈でヘンテコな詞世界が開花していることにも注目したいところです。曲名だけ見ても、②飼い猫⑤皮膚の下で逢いましょう⑥さなぎ⑧食物連鎖と、一筋縄ではいかないのが揃っています。
またそれらの曲って、タイトルや歌詞だけでなく、何故か曲調にも妙な中毒性があることが多く、その個性強めな世界観は他のV系バンドとは一風異なるイメージを形づくっていました。少なくとも管理人にとって、ROUAGEは希少種でした。

KAZUSHIの歌唱力/表現力も上がっていますね。ここで一気にということではなく前作から順調に、といった具合ですけど。
彼の声は大好きです。ここまでヘンテコなバンドを愛聴していた(管理人大学生時代)っていうのは、彼のVoがあればこそですよね。


全体的なお気に入り度は低めの作品ながら、は強力です!

【お気に入り】
⑨白い闇
⑦アネモネ
③不眠症 -Insomnia-


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