TEARS OF TRAGEDY、MAHATMA@渋谷RUIDO K2

『 Lyrical Celebration 』 渋谷RUIDO K2 (2017/6/4)

TEARS OF TRAGEDYMAHATMAのツーマン・ライブ『Lyrical Celebration』に行ってきました。ソールドアウトですって奥さん!
元々はこのイベント、DREAMSTORIAを含むスリーマン公演としてかなり早い時期に発表されていましたが、そのDREAMSTORIAが今年3月に解散してしまうという経緯がありまして、こういう形になりました。イベント中止にならなくてよかったというのが、オイラの正直な気持ち。

え~、当日はですね、ワタシク頭痛が酷くってですね、おまけにライブ途中からは(コンタクトしてるんですけど)片方の目が痛くって、涙がダラダラ出て、視界が極めて不明瞭な状態での鑑賞でした。この「コンタクト目ぇイタイイタイ現象」は日常生活ではまず起きないんだけど、ライブ観てると時々なるのよね。会場の湿度とか照明のビカビカとか関係あるんすかね。頭痛の方は、ライブ前の飲み会(私はソフトドリンク)で、友人から「今日のライブに対する覚悟が足りない」「お前は斜に構えているからウンヌン」等とdisられた、そのストレスからくるものに違いないのですが。
そんな隊長 体調のせいで、女性Voメロディ派垂涎のツーマンにも関わらず、あまりライブに集中できなかったというのが正直なところ。つーか途中で帰ろうかと思った。最後まで観たけども。ですので、ライブ鑑賞記録として残しておきたいので書きますが、以下の記事はそんな感じ(?)でよろしくセレブレーション。


MAHATMA (手数 : それをするのに要する動作・作業などの数)
観るのは1年ぶりかしら。Tsubasa(Gt)が表向きの活動に参加しなくなってからは初めて。
正式メンバーはHideki(Dr)とNaNa(Vo)の2人のみということで、すでにバンドというよりユニット(もしくはプロジェクト)のようになっているMAHATMAです。Keyは同期音源、GtとBaはサポートです。looks like YAMA-BなSumio(Gt)と、お馴染みのHikaru(Ba)。

CDでは丁寧に作り込まれたドラマ性が印象的なバンドですけど、ライブではより力強いバンドへとシフトする。それは演奏もそうだし、なぜ俺がカチューシャ(等のヘッドアクセ?髪飾り?)好きなことを知っているのかよく分からないNaNaの歌唱もしかり。その力強さは、静かで繊細な部分の表現が巧みだからこそ、逆に活きてくるんだと思いますけれど。
同期を使ってるとはいえ、音源の再現性の高さは特筆すべき点です。これは(ライブで)力強くなってはいても雑にはなっていないから、実現できることではないですかね。人間味の無い完璧さとは違う、注意深く意識を行き渡らせたプレイというべきか。Hikaruの踏ん張りは頼もしかったし、Tsubasaのイメージを壊さないSumioのプレイも素晴らしかった。もうちょっと綺麗にサステインが伸びてくれれば申し分ないですね。

そして“千手観音”Hideki。
パワフル系のドラマーとしては(私が生で観た中では)世界屈指よ。Hidekiのプレイって勿論パワフルってだけじゃないですし、「パワフル」と一口にいっても「ラウド」って感覚ではないのね。「ワイルド」ではあるけど、それともちとニュアンスは異なる。緻密で力強いんです。強いて言うと、「ビシバシ」系。厳粛でストイックな音。聴いていると身が引き締まるというか、スッと背筋が伸びる音を出すドラマーだ。
最高。

最高、
なんだが、頭痛に苦しんでいたこの日の自分にとっては、そのドラミングの「厳しさ」が堪えること堪えること。「だからオマエはダメなんだー!ダメなんだー!」と責められているような気になってきます(笑)。
テクニカルなパートを備えた曲が多かったこともあり、「うるさい」「忙しない」と感じる場面があったことも事実です。いつもはそんなこと思わないんだけどな。アクの強くない、素直な歌唱を得意とするNaNaのVoが親しみやすさを担保してくれなかったら、ちと耐えられなかったかもしれん。繰り返しますけど、あくまで私の体調のせいなんですけどね。
ただ逆に発見した、というか気づいたのは、この演奏に乗るVoがもっと太い声の人だったら、全体の音が濃厚になり過ぎるのかもなーということ。

専任のKey奏者はやはりほしいところですね。音源制作ではともかく、ライブでは。Keyが楽曲展開の鍵を握る(駄洒落じゃない)場面も多く、演奏者本人がいないとそういうところが休み時間に感じてしまうんです。1曲を通した熱量の維持が出来ないというか。あと、「楽器演奏者向けではない、分かり易いエンタメ要素」があまり無いってのは、対バン相手によっては不利に働くかも、とか考えたり。素朴さや美しさはあるけど、華やかさに欠けるというかね。
それがMAHATMAであり、その独自性が面白いところではあるんですけどね。

私の好みど真ん中なセトリではありませんでしたが、彼らの音楽性の幅広さをそこそこ網羅した、MAHATMA初見さんへの自己紹介としては最適だったのではないでしょうか。聴きどころ満載でした。希望の光はやりませんでしたが、希望の光芸人を脱した俺様(参照→コチラ)に隙は無いのでノー・プロブレム。
11月に新作ミニアルバムと自主制作音源のリマスター盤をリリースするとのこと。

<セットリスト>
01.Overture for Tiger's eye ~ Tyger's eye
02.Dragon's fly
03.アナタノメイニチ
04.Last Tears
05.ラッキー☆セブン
06.Passion
07.久遠桜
08.Starry Night
09.DREAM
10.Romance


TEARS OF TRAGEDY (口数 : ものを言う回数。ことばかず)
KeyのHAYATO先生の監修によるセットリストである。バンド創設者の一人であるにも関わらず、なんと今まで一度もセトリを組んだことがなかったという。TORU(Gt)任せだったってこと?
ポイントは「自分が弾きやすい曲であること」(笑)。ホントなのか冗談なのか判断しづらいところですが、つまりなに、言い方を変えるとずっとTORUに言われるままに弾き難い曲を演奏してたってこと? エライ! …っていやいや違うわ、練習しようよ!ww

そんなセトリはいつもより1stの曲が増え(弾き慣れているからだそうだw)、それぞれのアルバムからファストな曲を並べたり、季節を歌った曲を並べたりと、少々コンセプチュアルな感じ。セトリ全体の流れはどうかというと、ちょっとチグハグさはあったかもしれない。
一点感じたこと。2nd&3rdを経た今聴いてみると、1stの曲ははっきり言ってイモ臭いですわ。アンダー・グラウンドな感じがする。良い意味でも悪い意味でも。1st曲の中で今でもセトリのラインナップに上って耐えうるのは、イモ臭さの中にもメロディの強さが光るSilence OceanAnfilliaThe Arclight Of The Skyの3つだけだと思う。極めて個人的な感想ですけども。

HARUKA嬢(Vo)は、『春の魔界都市めぐりツアー』とは異なる衣装でしたね。髪型も含めていつもより大人っぽい雰囲気でございましたそ。Void Actでの登場時、一瞬prediaのメンバーが入ってきちゃったのかと思ったよ。←
「ヌーベルキュイジーヌ」の衣装の白版みたいな。

ワンマン公演の告知がありました。
Silence Oceanの時だったかな、スケッチブックに書いた紙を一枚一枚めくりながら紙芝居風に、
 「お知らせ」
   ↓ ペラッ
 「ワンマンやります」
   ↓ ペラッ
 「12月17日」
   ↓ ペラッ
 「日本武道館」
   ↓ ペラッ
 「じゃなくて」
   ↓
 H嬢 『続きはCM明けで』

みたいにやるのが彼ららしいところ。
こういうことをMC中にやっちゃうとネタ臭が激しくてシラけるんだけど、Gtソロに入るまでの間奏のところでやるのが面白かったし、そこでワァッと喜びの声が上がるフロアの様子が、ティアーズの音楽にとても似つかわしかった。

ことロック系のバンドに関して言うと、ライブにおけるステ―ジとフロアとの一体感を生むために、色々と頑張るわけです。オラオラ系の煽りをしてみたり、クッサい話をしてみたり、説教みたいなことを言ってみたり、もっと前に来いとか言ってみたり、みんなで同じ振り付けをしてみたり…etc…。でもそういう不自然な(と、ここでは敢えて言うが)ことをしなくても、自然と一体感が生まれるのがテイアーズのライブ。彼らの音楽とステージから放たれる正のオーラがそうさせるんでしょうし、現状ではそういう“バンドと親和性の高い”お客さんが多くライブ会場に来ているっていうのもあるでしょう。

ワンマン・ライブは、日本武道館ではなく(当たり前だ)、12月17日(日)、吉祥寺CLUB SEATAでした。キャパ500人。(勝手なことを言わせてもらえば)別にソールドする必要は無いし、売り切れない方が現状の集客をしっかり把握できるとは思うんですけど、これはまぁチャレンジですね。3rd「STATICE」のリリース以降、ティアーズを囲む環境が、本来このバンドが受けるべき評価に少しずつでも近づいている感触はあって、喜ばしいことだと思っていますが、ここらでガツンと行っちゃってくださいな。
メジャー(・レーベル)っていうのは彼らには合わないと思いますけどね。

いつも通り楽しかったです。
90分(実際は喋りのせいでもっとあったかも)の持ち時間ですから、実質ワンマンくらいのヴォリュームと充実感はありました。「充実感はありました」とか書きつつ、オイラは体調不良に耐えてたんだけどさ。
ただ、バンドのパフォーマンス自体は良かったものの、90分通したライブ構成を考えると、平坦さもあったかもしれません。3rd「STATICE」の感想でも書いたように、「アレンジの引き出しの少なさ」を感じることもあるバンドなので。年末のワンマンでは、ゲスト・ヴォーカルとしてDOUGENとNeneのスケジュールを確保したらしいので、例の大作が1曲ないし2曲披露されるでしょうから、より起伏のある構成になると思います。

最後に声高に言っておきたいことは、
HAYATOに対しては「VOICEやろうよ!」
他のメンバーに対しては「The Arclight Of The Skyでの締めはめっちゃいいよ!」
ってこと。

<セットリスト>
01.Beyond The Chaos~Void Act
02.always
03.Solitary Light
04.Be Inconsistent
05.The Invisible World Of The Moon
06.Silence Ocean
07.Rebirth
08.Accept Yourself
09.Fall In The Air
10.It Like Snow…
11.Spring Memory
12.ほんのさわりだけVOICE
13.close yet far
14.Blue Lotus
15.Another World
16.Falling Star

ENCORE
17.The Arclight Of The Sky


最後、MAHATMAのメンバーをステージに呼んで一緒に記念撮影パシャリあるかも思ったが、無かったな。メンバーは物販コーナーに走れ!していたみたい。


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COMMENT 2

DD  2017, 06. 06 [Tue] 19:40

 むしろ(1つ)無くなったからこそ、見に行く決断したのですが。

 きっちりそれぞれの違いが分かるsetだったと思います。(でも1stの曲って弾きやすいですか?以前interviewで「余計な音が入ってるので、やりづらい」みたいなことを言ってたような気もするのですが。)

 しゃべった分だけ曲が減らなかったのはいい点でしょうし、これぐらいでちょうどな気もします、時間を踏まえても。

 途中で帰ったのですが、その頃物販には人いなかったのが気になったですが。(時間によるのでしょうが)

 半年間が空きますよね、いったい何するのか気になりますが、tears~の場合は。
 
 とりあえずはMahatmaのliveの内容が良かったので、秋に出る音源を待ちます。

 こんな感じですね(冬行くかどうかは、その時になって考えることにします。)

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ヒゲ・スカイウォーカー  2017, 06. 07 [Wed] 20:41

DDさん、

ティアーズの1stの曲は同期に任している割合が多いですね。あとはHAYATO本人も言ってましたが、弾いた回数が多いから弾き慣れている→弾きやすいってことでしょう。

インディ-ズ・バンドの物販に関しては、メンバー自らやったりするので、その場にいない時も多いです。MAHATMAはスタッフの人が、ティアーズはレーベルの人がいますが、自分達で物販対応すると決めているバンドもいるでしょうし(メンバーが対応した方が売上的には多くを見込めるでしょう)。

ティアーズはワンマンまでに既に数本の予定が入っているそうです。
※未発表

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