KAMEN RIDER GIRLS@原宿アストロホール

KAMEN RIDER GIRLS 『 仮面ライダーGIRLS 7thワンマンライブ2017 ~GAME START~ 』 原宿アストロホール (2017/5/3)



KAMEN RIDER GIRLS(仮面ライダーGIRLS)の7回目のワンマン・ライブに行ってきました。

今回が7回目ってことは、2016年8月の鎌倉・由比ガ浜での『OTODAMA』のワンマンはカウントに入ってないんですね。振り返ってみれば、彼女達のワンマン公演は、東京公演に限って言えば、「3rd」から全部行ってます。
 3rd : 2014年7月、新宿BLAZEのレポ → コチラ。
 4th : 2016年1月、原宿アストロホールのレポ → コチラ。
 5th : 2016年5月、渋谷duo MUSIC EXCHANGEのレポ → コチラ。
 6th : 2016年12月、渋谷duo MUSIC EXCHANGEのレポ → コチラ。

DVD化された原宿アストロホールでの4thワンマンは、安田奈央と吉住絵里加の卒業公演となりました。奇しくも同会場となったこの日のワンマンも、「卒業公演」という意味ではそう。“オレンジ担当”&“(仮面ライダー)フォーゼ担当”だった遠藤三貴が、この公演を以って卒業します。正確に言うと、3月31日に卒業したんだけど、GIRLSとして最後にこのステ-ジに立ちます、といったところですが。


まずは遠藤抜きの、現行KRGS4人(井坂仁美、秋田知里、鷲見友美ジェナ、黒田絢子)でのステ-ジ。
本公演のサブタイトルである「GAME START」になぞらえ、敵を倒しながら進んでゆくロールプレイング・ゲームのような趣向のステージであることが、スクリーンに投影されたムービーにて説明されます。因みに「GAME START」というのは、放映中の『仮面ライダーエグゼイド』のキャッチコピーでもあるそうな。いつも手造り感はビシバシ伝わってくるものの、あんまりお金が掛けられていないように感じることも多いKRGSのステージですが(苦笑)、このCGはなかなか頑張っている印象ですね。

RPGというよりはアクション・ゲームのように感じましたけど、ストーリー仕立ての観客参加型のライブを目指しているようでした。ゲーム感を盛り上げる演出としては、敵役の男性ダンサー2名の登場、緊迫感を煽るSE、GIRLSをゲーム・キャラに見立ててライフゲージの増減で危機感を伝える等々。ライフゲージの存在や、一度GIRLSが破れて「コンティニューしますか?」というコマンドが表示されるところは、RPGっぽいところだったかも。あ、ライフゲージはペンライトを振って声援を送ると上昇する仕組みになっているようです(笑)
曲順も、歌詞がストーリーに沿ったものになるよう、メンバーが考えたそう。
「息もつけない状況」「ためらい止まることはない 戦い抜く」(Just the Beginning)、
「ほら敵は笑ってるわ」「絶望にまた1人 消されそう」「絶望があふれ出し ひび割れる」(Last Engage)、
「その剣を抜いたら」「ひたすら勝ち抜くしか 方法はないよ」「戦う運命を選んだら」「信じ合えた誰か倒れても」(Scarlet Savage)、
「残された時間はない」「ふり絞るこの両手に最後の力を込め」「爆風の欠片をかわしながら」(exploded)、
「戦いが終わりを告げ」「本当の命がけは これからやって来ると」「後戻りできない」(HEAVY METAL STRIKES BACK -血まみれの救世主たち-)

段取りはめちゃくちゃ緻密ってわけじゃないし、観客の反応によってストーリー展開が左右されることのない、一本道の演出ではありました。ただ、ファンをライブに引き込む手段としてはこれがかなり有効で、ずっとドキドキ感を持続させたまま、1時間弱のステージを完遂できたんではないですかね。ストーリーや舞台設定も、このくらい単純で分かり易い方がのめり込みやすいってのはあったと思います。GIRLSの歌とダンスが「主」であり、演出はあくまで「副」であるということで、主客転倒しちゃうことも無かったですし。

GIRLSのパフォーマンスはと言えば、これが圧巻。演出の方向から考えて、必然的に激しめ、かつKRGSのカッコイイ面を押し出すようなセットリストになります。正に自分の好みド真ん中ですわん。MCは一切無く、ノンストップで突っ走る様は、ストイックそのものでした。
黒とシルバーの新衣装も、その雰囲気にピッタリ合っていましたね。1コ前の衣装(上のアニメ調画像のやつ)はエース清水長官(聖飢魔Ⅱ)的シルエットでしたが(笑)、今回のやつもそう。ちょい裾が長めの衣装って、KRGSに合うよねぇ。カッチョイイ。この新衣装は、配色や肩章の造形もあって、『銀河英雄伝説』的な感じも受けましたが(笑)
※ウチのブログでは今後、「エース清水衣装」と「銀河英雄伝説衣装」という風に使い分けることにしますw

サビで魚鱗の陣形になるのが特徴のScarlet Savageは、メンバーが5人じゃないとできない曲かと思いきや、アレンジを変えてここに入れてきました。サビは4人が並び立つように変更、それぞれのソロ・ダンスをフィーチャーしていた間奏部分を、敵ダンサー2人とのアクション・シーンに変更することで、新鮮な驚きを提供していました。この曲以外にも、メンバーは演技や格闘シーンぽいアクション等、いつものパフォーマンスにプラスアルファして魅せてくれました。めっちゃ良いわー。
敵役2名のダンスもキレッキレでしたね。チャラチャラしたゴロツキ感もイカす(笑)。体勢の低いブレイクダンスも多かったので、フロア後方からだとあんまり見えなかったところもありましたけどね。ここらへんの詳細は、結構豪華なカメラが複数台入っていましたので、映像化されることを楽しみに待っていましょう。

第一部の個人的ハイライトは、Djent的な攻撃力を持つexplodedから、まさかまさかのHEAVY METAL STRIKES BACK -血まみれの救世主たち-への流れでした。前者の無慈悲な曲調は戦いのクライマックスに相応しかったし、それが終わって後者のリフが響いてきた瞬間には鳥肌が立った。
うぉーこれはメサイア!!
デーモン閣下ッ!!
って。 ※閣下は出て来てません。
間奏部分での敵役ダンサーとの絡みも良かったし、なにより私はGtソロで

マーティー!!

ってなって、何故か涙が出た(笑)。


いやー、大満足。第一部、素晴らしかったです。
ミッション・コンプリート!ゲーム・クリア!みたいな感じのエンディングは、ガッツポーズで終わるようなものだったんですが、見事にやりきったメンバーの内心も、同様に“ガッツポーズもの”だったんではないでしょうか。
スクリーンが降りてきて、第一部が終了となりました。スクリーンに流されるムービーにはメンバーが登場し、第一部の演出や趣向の説明やら、第二部へと繋ぐためのお喋りが繰り広げられます。これまでのクールでストイックな面もKRGSだけど、このわちゃわちゃ楽しそうな面もKRGS。『どっちもあって、どっちもいい』 ひげを。


さて第二部。
5人のメンバーを示す5色のロゴがスクリーンに登場、フロアからは「みっちゃん!」の声が一際高く上がります。衣装はエース長官的なアレにチェンジ。
前回5人のKRGSを観てから1ヶ月半も空いていないのに、随分と久しぶりのように感じる遠藤三貴の姿。あ、髪型が、そして彼女にしては濃いめの赤いルージュが、なんかすげぇ大人っぽいぞ…。
このライブ構成から予想された通り、第二部は一転して明るめの曲が並びます。同時に、タオル回しやコール&レスポンス等、ファンとのやりとりも増し増し↑。楽しく可愛いGIRLS。

第二部の大きな見どころになったのは、やはり、今までも数々の名場面を演出してきた、咲いてでしょうね。
この曲を歌う前にどうしても伝えたかったと言い、メンバーに一人一人に向かって想いを綴った手紙を読み、言葉を掛ける遠藤。思いやりに満ちた言葉だからこそ、そして、普段からメンバー同士の仲の良さが伝わってくるグループだからこそ、これは泣く。ファンは(つーかオイラが、だけど)泣くし、メンバーも泣く。つーか、井坂&秋田なんて号泣しすぎて、曲が始まってもまともに歌えてないパートもチラホラあったぞ。そんな様子を見て、こちらの涙腺緩み具合にも拍車が掛かるんだがw
遠藤はサプライズで手紙読むし、メンバーは終盤で明るく盛り上がるところをアカペラにチェンジして遠藤にサプライズ仕掛けるし、ファンは新たな門出を表すような桜色と遠藤の担当色であるオレンジのサイリュームで揃えてフロアを彩る。
・メンバーにサプライズを仕掛ける遠藤。
・遠藤にサプライズを仕掛けるメンバー。
・GIRLSにサプライズを仕掛けるファン。

まるで『機動戦士Zガンダム』のティターンズ/エゥーゴ/アクシズの三つ巴のようだ(笑)
三つ巴サプライズ合戦w

本編ラストのGirls Anthem ~with our BIG LUV~はKRGS最強楽曲だと思っているんですけど、こういう時だからこそ、GIRLS自身のこと、ステ-ジに上がることを題材にとった歌詞が実に沁みますね…。
Gtタッピングをバックにした、2番なんて特にね。

ここにいる誰が欠けても
きっとダメだって分かるよ
同じ景色見て来たから
同じ夢をまた見られる

仲間でもライバルでもある
負けたくないし負けらんないし
離れたくないし


「仲間でもライバルでもある」のパートを歌うのが遠藤なんだよな…クッ、、、、。あと、2番が始まると、歌いながらメンバーがステージ中央に集まってくるんだけど、「離れたくないし」のところでギューッ!!ってするんだよな…ウゥ…。
泣いた。←


アンコール催促は「みっちゃん!」「みつき!」によるコールだったんですけど、出てきにくいじゃないかよーと言いつつ登場したのは、第一部での新衣装に戻した4名。この銀河英雄伝説的新衣装は、上着を脱ぐことで軽装化できる(実際、第一部の後半でしてた)上に、裾のヒラヒラ部分を切り替えることで、さらなる変態(笑)が可能な代物でして、このアンコールでのヒラヒラ部分をそれぞれの担当カラーに変えた様子は、「銀河英雄伝説ベリーダンサーVer.」という感じでした(笑)。たいぶイメージ変わりますね。
ここで披露されたのは、Time of Victoryという新曲。ハードな打ち込みの上に、ヒロイックな歌メロが乗るアップテンポの曲で、ちょっとTHE ALFEEっぽいクサさだなって感じました(笑)。しかしどうして、タイプは異なれどこうもオイラ好みの曲がバンバン出てくるかね、このグループは。


私が初めてKAMEN RIDER GIRLSのことを知ったのは、デビュー・アルバム「alteration」(2013)のリリース前。そこにデーモン閣下作詞&作曲のHEAVY METAL STRIKES BACK -血まみれの救世主たち-が収録されることを知ったからです(この曲の演奏陣がまた凄ぇのよ)。
「へぇ、HR/HMを前面に押し出したグループなのか…。どんな感じかな?」って思って、YouTubeでチェックしてみたのがLast EngageのMV。感想は「うぉ曲かっけぇ!」だったんですけど、一番最初に可愛いと思ったのが、スラッとした長髪ストレートの娘でした。遠藤三貴さん。馴れ初めね(笑)
あ、メタラー的には、彼女が写真でいっつもメロイック・サインしてるのも好印象でしたね。意味分かってるのか怪しいと思ってたけど(笑)

MCでは茶々を入れ、ボケてみせ、空気を和ませる役だった彼女。
正直言って歌は上手くないんだけど、特徴のある彼女の声が入ることで、曲にフックが生まれてたと思うんですよね。
曲に入る前の煽りや喝入れ担当だった彼女。これはもしかして、名倉かおりから引き継いだ役割りだったのかな?
他のGIRLSからは「イケメン」「私の彼氏」等と言われ、対バン・イベントでは他のユニットとの間を取り持ち、真っ先に慕われていた彼女。
斜に構えているようで、よく泣く彼女。3rdワンマンのファンからのサプライズの時も、YouTubeにアップされてるタイでのライブのラストでも、顔をぐしゃぐしゃにしてめっちゃ泣いてました。
でもこの日は気丈というか、笑顔が多かったですね。元々目力のある人だし、一際輝いていたと思います。それでも2回くらい?は泣いてたかな。

新曲を歌い終わった4人がステージ袖に下がるのと交代するように、Tシャツ姿になった遠藤が登場して、マイクスタンドに向かって「さっきはメンバーにだったので、今度はみなさんに」と、メッセージを読み上げます。
遠藤からファンへの手紙朗読は、彼女自身が作詞したPrimary colorsの歌詞に即した言葉選びをしたものだったんですが、中でも「私達が混ざり合うことはもうありません。でも同じ世界にいる限り、形を変えて再び組み合わせるということは可能です」みたいな感じで、双方の未来を表現したくだりは、強く心に残りました。
ファンが抱えているかもしれないモヤモヤを払拭するような、とても素敵な文章であり、彼女の気持ちであったと思います。


これだけ様々な趣向を散りばめた、盛り沢山のワンマンは初めてだったのではないでしょうか。
例のジャージを羽織っての卒業証書授与式に、GIRLS生演奏による遠藤への咲いてのプレゼント。秋田がキーボード、井坂がアコギ、ジェナが電子パーカッション、黒田が指揮(←)を担当し、ファンが歌うという形でしたが、秋田のKeyが無かったら演奏は瓦解してたなww というか、よく練習したねー。演奏の出来栄えにビックリということではなく、ライブはこのワンマンだけじゃなかったし、諸々の準備の隙間を縫いつつ、よく練習する時間を作ったな、という意味でね。

スタッフからのサプライズ的に、フォーゼの変身ベルトが遠藤の元に届けられ、それを装着してのHEROで大団円。
…と思いきや、「まだだ、まだ終わらんよ!」とばかりに、最後の最後に遠藤たっての希望で、E-X-A (Exciting × Attitude)が再演されました。この曲での彼女の煽る姿っていうのは、私にとってKRGSのステージでの光景を象徴するいちシーンだったりします。



全部ひっくるめて、2時間40分くらいだったかな?
何度も深々とお辞儀をして去って行った遠藤の姿には、清々しさが漂っていました。

バンドやユニットからメンバーが抜けるこういう状況、大抵は「卒業」と表現はしていても、要は「脱退」なわけですよ。でもね、このワンマンはなんというか、卒業感が強かった(笑)。ヘンな言い方だけれども。
バンド解散やメンバー脱退の理由は、金の問題か人間関係か、どちらかに集約されるなんてことが言われたりしますし、卒業/解散/活動休止ライブにはそういう微妙な空気感が漂っているのを、我々ファンは感じたりもするわけです。でも、よくあるそういう空気がこの夜は一切無かった。メンバー間のわだかまりや、ステージとフロアとの間の温度差を感じなかった。それは遠藤が「別の道に進みたい」とかいう風に言葉を濁すんじゃなくて、「女優」という職業をはっきり口にして、その思いを伝えたからだったと思うし、また、彼女のその思いを4人がきちんと受け止めていること、これがファンに伝わっているからだとも思う。4人が色々と考えて、ステージ上で彼女の卒業を精一杯演出したことも大きいでしょう。

素直に「卒業おめでとう」と言いたくなるライブでした。これは稀有。
節目となるライブに立ち会うことができて、本当に良かったです。
素晴らしかった。

<セットリスト>
***** 第一部 *****
01.B.A.T.T.L.E. G.A.M.E
02.Let's Go RiderKick 2011
03.Just the Beginning
 ~ 敵登場 ~
04.Last Engage
05.Scarlet Savage
 ~ GIRLS敗北 ~
06.風の向こうへ ※
07.PEOPLE GAME ※
 ~ FINAL BATTLE ~
08.exploded
09.HEAVY METAL STRIKES BACK -血まみれの救世主たち-
10.Stormy Story ※
※は『仮面ライダーエグゼイド』の挿入曲のカヴァーや劇中インストに歌詞を付けたもの

***** 第二部 *****
11.Movin'on
12.LoL
13.O.K Alright
14.フォーゼ・メドレー
  Giant Step ~ Cosmic Mind ~ Shooting Star ~ Voyagers ~ Switch on!
15.遠藤三貴メッセージ ~ 咲いて
16.Let's Try Together
17.E-X-A (Exciting × Attitude)
18.Girls Anthem ~with our BIG LUV~

ENCORE1
19.Time of Victory (新曲)

ENCORE2
20.遠藤三貴メッセージ ~ Primary colors 遠藤三貴Ver.
***** 遠藤三貴 卒業式 *****
21.咲いて (GIRLS生演奏)
22.HERO ←仮面ライダー生誕45周年記念ソング?
23.E-X-A (Exciting × Attitude)


遠藤三貴さん、今まで素敵な時間をありがとうございました。
遠藤ストレートロング派の私も、知らないうちにまんまと「みっちゃんはショートだろ」になってましたw
これからは女優さんとして、色んな遠藤三貴を見ることができると期待しています。
遠藤さんと仮面ライダーGIRLS、双方の未来に幸あらんことを。




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