NHORHM「New Heritage Of Real Heavy Metal Ⅱ」


NHORHM「New Heritage Of Real Heavy Metal Ⅱ」 (2016)

西山瞳(Piano)、織原良次(Ba)、橋本学(Dr)による、HR/HM楽曲をカヴァーするプロジェクト=NHORHMによる第2弾アルバム。
1stの感想は → コチラ。

今回の曲目は、
01. Kings Of Metal (MANOWAR)
02. Speed (LOUDNESS)
03. All Over The Nations (HELLOWEEN)
04. Decadence Dance (EXTREME)
05. Beyond The Realms Of Death (JUDAS PRIEST)
06. Iron Man (BLACK SABBATH)
07. Mystery Of Babylon (オリジナル)
08. Over The Hills And Far Away (GARY MOORE)
09. The Gift Of Music (DREAM THEATER)
10. THE ONE -Live Version- (BABYMETAL)

前作より選曲が少しマニアックになってますかね?
いや、正確には、バンドのチョイスは妥当だけれど、「よりによってその曲選ぶゥ!?」ってのが加速している気はする。良い意味でも悪い意味でも。南瓜と夢劇場が特に凄いな。

原曲に忠実なカヴァーというよりは、曲のエッセンスを掬い上げてジャズ的な解釈でまとめた作風に感じるところは前作譲り。「たまたま知っているフレーズが出てくるジャズ・インスト」ですわ、今回もまた。
ただ、“必殺のフレーズ”を有する曲が前作より少なめだからか、さらにカヴァーっぽさは薄れ、原曲からの距離が遠くなったものが多いような気がします。⑥Iron Manなんて、このヴァージョンを聴くことで、原曲がどんなだったか余計に分からなくなってくるし。明るく弾む①Kings Of Metalは、例の「他のバンドは演るが、マノウォーは殺る」曲ですけど、もしJoey DeMaio閣下に聞かせたら「ポーザーだな」とか一蹴されそうなアレンジにより、全く別の曲に変貌しているのが◎。 ←
②Speedは元の曲がどんなだったか、いまいちイメージが固まっていないんですけど、高速テクニカル・フレーズが乱舞する本作随一のアッパー・チューンに仕上がっており、非常にカッコイイです。元のメロディの良さが素直に表現された③All Over The Nations⑨The Gift Of Musicのシンフォニック部分を上手く捉えた美しさも好き。に関しては、管理人がただの南瓜スキーだからってのが大きいのかもしれませんが。

ゲストVoを迎えたヴォーカル入りの曲は、前作にも収録されていました。今作の場合はTHE 冠の冠徹弥をフィーチャーしたDecadence Dance。ホーン・セクションが目立つ華やかなアレンジの上に、冠のメタリックな歌唱が乗るスタイルでなかなか面白いんですが、前作のSkin O' My Teethほどの意外性は無かったですね。冠の「おぅ、イェア!」「トゥルルルルル…(巻き舌)」がやたらうるさいのがポイント(笑/褒めてる)。

前作に続いて「あざとい!」選曲であるBABYMETAL⑩THE ONE -Live Version-。これは「ベビメタ曲のライブ・ヴァージョンのスタジオ録音」という意味ではなく、文字通り、NHORHMがライブでTHE ONEを生演奏したものを録音したものになります。多少の生々しさはある(特に後半のDr)ものの、他のスタジオ録音曲と遜色なく聴くことができます。観客の声や拍手が入ってないというのもあるかも。


前作の方が好きですね。意外性があって。
ただ、シリーズ物としてはなかなか面白いし、ジャズロック物のインストとしてはとても心地良く聴くことができるので、是非とも第三弾以降も続けていただきたいです。

【お気に入り】
③All Over The Nations
②Speed
⑨The Gift Of Music


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