PERSEFONE「AATHMA」


PERSEFONE「AATHMA」 (2017)

アンドラ公国No.1メタル・バンド(笑)、PERSEFONEによる5thアルバム。
前作「SPIRITUAL MIGRATION」(2013)との繋がりや共通点の存在を感じさせるアートワークですね。今作も同様にTravis Smithですし。実際の歌詞やテーマにほんとに繋がりがあるかどうかは知らんですが。

さて。
失望した、というのが正直な感想ですね。
グロゥルとクリーン、2人のヴォーカリストによって使い分けるスタイル(クリーンVoはKeyのMiguel“萌え”Espinosaが担当)は今までと同じながら、インストゥルメンタル・アルバムであるように感じるほど、演奏部分の押しつけがましさが目立ちます。変拍子繰り出しまくりのプログレ・メタル度の高いアルバム。今までも十二分にテクニカルでしたけど、さらに輪を掛けて技巧的ですし、同時に今までになくマシーナリー。ここまでテクニカルにする必要があるのか分からないし、聴いてると快感度数が高いのは事実なんだけど、猛烈に飽きてくるんですよね。凄いんだけどそれで?みたいな。
演奏は技巧の洪水。対して、クリーンVoによる歌メロにファァアアアーッという、浮遊感のある雰囲気モノが多くなっている点もキツい。美しそうなメロディはいっぱいあるけど、真に美しいメロディは少ない、とでも言いますか。まぁ私の感覚に照らすと、って話ですけどね。

PERSEFONEってこんなバンドだったっけな?
と思いましたが、ゴシカルなメロディック・デスメタルからスタートして、長尺の曲作りを得意とするプログレッシヴ・メロディック・デスメタルへと進化して、前作からスピリチュアル・プログレ・メタルみたいになっていて、考えてみれば同じ作風のアルバムって今までに無いんですよね。それに、振り返ってみると、このバンド、前作からかなり雰囲気が変わっているので、そこから本作に辿り着くのも一足飛びというわけじゃない。それが自分の好みと比較してズレてきたっていうだけで。


残念。
前作のリリース後に奇跡の初来日が実現したことは、自分にとって僥倖だったかもしれん。

【お気に入り】
う~~~ん、無いです。
多くの曲で魅かれるパートはあるけど、1曲通してってこととなると…。
強いて言うと、動物的な野蛮さが爆発する⑨Stillness Is Timelessかな。


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