ちょこっと感想 2016年 vol.9

【ちょこっと感想 2016年 vol.9】

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GOJIRA「MAGMA」

フランスのプログレッシヴ・メタル・バンドの6th。海外と国内での人気・知名度の差が大きいバンドですね。LOUD PARK 15で来日したんですけど、タイムテーブルがHOUSE OF LORDSと被ってて観なかったんですよね。当時はまるで注目してませんでしたし。そのラウパのステージの評判が良かったので、ようやく食指をモゾモゾ動かしたという。過去作も2枚買ったけどまだ聴いてなーい。
本作は賛否両論みたいですが、過去作と比較しなくとも「さもありなん」と思えるような内容ですね。宇宙人との交信を録音しているような曲(タイトルトラック)や、呪文の詠唱を流しているようなVoパートを持つ曲(⑦Pray)や、スタジオで遊んでいる様子をたまたま録音してました的な曲(⑩Liberation)もありますし。アルバム後半の曲がマニアックよね。
個人的にはなかなか楽しめました。先の読めない展開と綿密に考え抜かれたような楽器隊のアンサンブル、その両方を味わえる面白い音だ。知的にきっちり構築された楽曲とライブ感溢れる演奏&歌唱が同居してます。無機質な環境/装飾音と肉感的な演奏が感性を揺さぶり、身体と脳味噌を刺激する。



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IRON SAVIOR「TITANCRAFT」

ドイツ産ベテラン・メロディック・パワーメタル・バンドの9th。
安定の漢臭い正統派寄りのメロパワ。聴いてるとすっげー心落ち着く(笑)。ISの新譜を買うのは久しぶりですが、そうとは思えないほどの馴染みのある聴き易さ。頼りになる上官のようなPiet Sielck(Vo&Gt)の声には、きっとアルファ波が多量に含まれているんだ。メロハー色の強い曲でも軟弱に聞こえないのはPietのVoに依るところが大きいし、歌メロ自体に魅力があるから「隙間曲」にもなっていない。良作!



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PERIPHERY「PERIPHERY Ⅲ - SELECT DIFFICULTY」

米国産トリプルGt編成・プログレッシヴ・メタル・バンドの5th。
「JUGGERNAUT : ALPHA」「同: OMEGA」以上に自分の好みから遠ざかってるかも…。歌メロがさらにチャラくなっているというか、シャレオツ度が高くなっているというか、一層洗練されてきました。ポップス調の歌メロとモダンなメタル・バッキングの組み合わせの妙が、最新型PERIPHERYの姿なんでしょうかね。④The Way the News Goes...なんて特にそう。気に入ってる曲ではあるんですけどね。
LOUD PARK 14で観た時が俺的ぺりふぇり熱のピークだったかな?



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TRICK OR TREAT「Rabbits' hill pt.2」

イタリア産南瓜型メロディック・パワーメタル・バンドの4th。VoのAlessandro ContiはLUCA TURILLI'S RHAPSODYでも歌っています。
HELLOWEEN大好きな管理人ですから全カタログ持っていてもおかしくなさそうなバンドですが、実は初めて聴きます。Michael Kiskeを想起させるAlessandroの伸びやかなハイトーンは素晴らしいし、演奏面でのスリル感もなかなか。間奏のツインリードには興奮する。でも肝心の歌メロがあんまりピンとこないんですよね。雰囲気は良いけど淡いというか。キスク時代の南瓜の粋であるキーパー型メロパワに留まらず、フォーキッシュな旋律を取り入れたりメロハー・テイストの曲があったりと音楽的な幅は広いんですが、それが仇となっている面もあって、トッ散らかっている作風に感じたりも。「明るめ」という点では筋が通っていますけど。
何故か元JUDAS PRIESTICED EARTHのTim“俺の名前を言ってみろ”Owens(Vo)が客演しているややダークなアッパー・チューンがあって(⑦They Must Die)、これがまたアルバムのチグハグなムードを生む原因にもなっているんですが、Ripper好きとしては無条件でアガる↑↑ でも11分に迫らんとする大作⑩The Showdownが一番好き。


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