Meat Loaf「Braver Than We Are」


Meat Loaf「Braver Than We Are」 (2016)

ミートローフ&ジム・スタインマン…全世界で累計5,000万枚以上のセールスを誇る「地獄のロック・ライダー」シリーズで伝説となったタッグが約20年振りに実現!二人の勇者による地獄への旅が、今再び始まる…

…んだそうで、アメリカのロック/ミュージカル・シンガー、Meat Loafの13枚目のスタジオ・アルバムです。ジャケもかつてのあの雰囲気を踏襲したものに仕上がっていますね。
つーかそもそも「地獄のロック・ライダー」ってネーミング・センス、どうなのよ?(笑)

というわけで、Meat LoafとJim SteinmanのコンビというとBAT OUT OF HELL(邦題:地獄のロック・ライダー)シリーズですけど、3部作完結編である「BAT OUT OF HELL III: THE MONSTER IS LOOSE」(2006)でプロデューサーを手掛けたのはSteinmanではなく、BON JOVIAEROSMITH等々への楽曲提供/共作で有名なDesmond Childでした。同作にはSteinmanが書いた曲もありましたけれど、それは他のプロジェクトのために書いた曲を収録したもので、作品への貢献度合いとしては「1」「2」に遠く及ぶものではなかったと思います。本作が「BAT OUT OF HELL Ⅱ:BACK INTO HELL」(1993)以来、約20年ぶりのタッグ~と紹介されるのはそれゆえでしょう。
BAT OUT OF~シリ-ズの系譜にはなくともこの2人の共同作業となれば、いちミートローファーとしては期待せざるを得ないところです。


…なんですが、

こりゃあ思いっきり期待外れだなぁ。

ここで言う「期待」というのは、Meat LoafとJim Steinmanのコンビという体制から生まれてくるところのものですけど。

Steinmanが全曲を書いていますが(共作あり)、どれも薄味というか散漫というか、ドラマティックさに欠けます。執拗なまでのメインテーマの繰り返しと劇的な楽曲展開で以って「ロック・オペラ」と評するべき、ミュージカル・タッチの大仰で暑苦しいロック・ナンバーを聴かせるのがMeat Loafの強みだったと思うんですが、正直、聴いていてぐわぁー!!と熱くなる感じがないのよね。

御大、ゲストの女性Vo陣に負けてませんかね?
歌唱力が負けてるというよりも、美味しいフレーズを歌わせてもらっていない気がするし、そもそもデュエット曲だと女性Voばかり目立ってフィーチャー度合いが低いし、そうじゃない曲だとコ-ラスの存在感に食われてる。聴いていて、汗だくになりながら熱唱してる御大の姿があんまり思い浮かんでこないのよね。もう69歳ですけど、加齢による衰えというよりは、やっぱりこれも曲作りとアレンジのせいじゃないかなぁ…と。
どっちがゲストだか分からんような曲ありますし。リードトラックであろう、Ellen FoleyとKarla DeVitoをフィーチャーした大作②Going All The Way Is Just The Start (A Song In 6 Movements)とか、Stacy Michelleとの④Loving You Is A Dirty Job (But Somebody's Gotta Do It)とか。共にSteinmanらしさのある曲なんですけどね。

そもそもSteinmanが書いたメロディが弱いんだよなぁ。ダイレクトに熱く訴えかけてくるメロディやロック的昂揚感よりも、コメディ・タッチの奇妙奇天烈さやドラマのワンシーンを切り取った様な芝居染みたムードを強く感じます。


う~~~む、残念。
地獄のロック・ブロガーからの現場報告は以上です。


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COMMENT 2

グラハムボネ太郎  2017, 01. 09 [Mon] 08:06

聴きましたか!

聴きましたか(笑)
私は期待はずれを通り越して、涙に明け暮れたクチです(//∇//)
その時の感想です。泣きながら書きました。
http://takaoy1.blog.fc2.com/blog-entry-1663.html
期待してただけに、本当に残念ですよね。多分次は無いから本当に残念

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ヒゲ・スカイウォーカー  2017, 01. 10 [Tue] 20:12

グラハムボネ太郎さん、

ガックリきましたw
新曲ではなく使い回しだったんですか…、知りませんでした。使い回すほどクオリティの高い楽曲群じゃないだろうとツッコまざるを得ません(苦笑)

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