LUNA SEA@さいたまスーパーアリーナ (12/24)

LUNA SEA 『 The Holy Night -Beyond the Limit- 』 さいたまスーパーアリーナ (2016/12/24)

lunasea_theholynight_2016122324.jpg

“クリスマス近くでイベントやるの大好き”ヴィジュアル系バンドのてっぺん、LUNA SEAのライブに行ってきました。さいたまスーパーアリーナ2Daysの2日目。

新曲シングル「HOLY KNIGHT」がライブ会場限定で発売されるということでしたが、伝え聞いたところによると枚数制限も買う際のチケ確認もなかったらしく、1日目だけで売り切れちまったようです。この2日目は予約ができるとのことでしたが、送料も買い手負担になるようで、アホくさくなって買う気が失せちゃいましたね。
しかしSNSがあるおかげで、こういうオフィシャル発表以外の詳細情報が事前に把握できるのはありがたい。勿論、情報を発信してくれる人あってのことですけど。

ということで、グッズ購入時間は取らず開演に合わせてSSA到着。結局は20分以上押して始まったんですけど。
一般発売当日に手に入れたチケットは、200レベルの最後方。ステージまで距離はあるものの、真正面なのでとても観やすいです。LOUD PARKだったら両方のステージを均等に観ることのできる位置ですな。スクリーンは左右に1つずつとステージ後方の円形の、計3つ。
クリスマス・イヴということで、サンタのコスった人達の姿がちらほら見えますね。特にアリーナに多い。


始まった途端に毎回感じることですが、このバンドの出音ってヘンテコだよなぁ…って。バンドの一体感が無いようであるし、あるようで無いように感じる音。
まず、真矢のDrが特徴的過ぎるんですよね。めっちゃ音が固い。皮の張り方が強いというか、アタックがめちゃくちゃ強いというか、とにかくスコーンッ!と抜けてきます。目立ちまくるんだわ。CDで聴くことのできる特徴が大幅に増幅されてる。時に精密機械のようにカッチリと叩くし、例の音の固さがあるんだけど、不思議とグルーヴしてるというか、生っぽいウネリがあるのが不思議。あとね、なんとなく「ドラマー」というより「太鼓叩き」と形容したくなる人。

そこにメロディックにうねるJのベースとカッティング鬼・INORANのリズム・ギターが乗る。曲をリードするのはDrとBaであることが多い。

そして曲を彩るSUGIZOのギターがえらいことになってます。ソロでは笑っちゃうくらい抜けてくるし、だいたいにおいてロングトーン一発でこの人のギターだって分かるくらいの特徴があるし、普通はキーボードで代用するであろう幽玄な調べさえ自家製ビブラートで乗り切ってしまう音の魔術師っぷり。天才だわ。ソングライターとしてもギタリストとしても。
しっかしこの人、絵になるな。一挙手一投足いちいちカッコ良過ぎる。昔も今も。そうそう、開幕からお色直し(?)まではDavid Bowieの「EARTHLING」のジャケと似たようなコート(レプリカ?)を着てましたね。ユニオンジャック柄の。

カッコイイのは杉様だけじゃないんですけどね。メンバー全員が尋常じゃないクールさ。
ナルシスティックなRYUICHI、天才肌のSUGIZO、彫刻のような美しさのINORAN、兄貴肌のJ、親しみやすく包容力のある真矢。5人がそれぞれ違うベクトルのカッコ良さを体現しているという意味でも、私はLUNA SEAを最強のヴィジュアル系バンドだと思っているんですよね。

若々しい。とてもデビュー25周年を迎えるバンドとは思えないほどのフレッシュさ。それは見た目にしても出している音にしてもそうです。
加齢を超越したという意味ではRYUICHIのヴォーカルこそ正にそれでしょうね。なんだこの人、めちゃくちゃ声出てるしツヤあるし、ピッチ全然ブレないし、それでいて音源を再現しているような淡々とした感じは一切せずに生々しさ全開。おまけに喉も裂けよとばかりのシャウト連発してるやんけ。凄いわ。

メンバー5人が全力のパフォーマンスをしているってことにも感銘を受けました。ベテランらしい余裕とは異なる、アグレッシヴさ。
生で観たことはない時期の話ですが、映像作品を見る限り、このバンドにはライブ・パフォーマンスがどうも“緩い”時代があったと思います。それがどうでしょう、今のバンドの脂の乗り具合は。すこぶるアブラギッシュですよ(?)。緩くない。
RYUICHIが河村隆一じゃなくてRYUICHIだってことが要素としては一番大きいですが、バンドが攻めの姿勢にあることも一因ではないかと。アッパー・チューンでは前のめりな勢いを感じさせ、お得意のジワジワ展開してゆく曲では妖艶かつ耽美にアンサンブルを練り上げる。その両方を大がかりな演出と共に自由自在に放つんだから無敵。
ヘンテコな出音もいつの間にかしっくりきて、自分の中で違和感が無くなっていることに気づきますし。


セトリは代表曲だらけです。でもところどころひねった選曲をしてくるから侮れないし、素晴らしい。RYUICHIがLUV Uをコールした時や曲冒頭のノイズ・エフェクトでAURORAだと分かった瞬間には、会場から溜め息のような歓声が漏れたし、中央の丸いスクリーンを月に見立てたMOONでは淡々としつつも曲の進行に合わせてグイグイと引き込んでゆくバンドの演奏に魅入られた。
しかし2日間で半分の楽曲を入れ替えるとはね! 元々陰陽座の千秋楽があったから1日目は行けなかったし、結果としては2日目の方が好みに近かったんですけど、DESIRETRUE BLUEIN SILENCEPRECIOUS...あたりはめちゃくちゃ羨ましいな。あとWITH LOVE始まりが熱い。

聴いてると改めて曲作りの巧さに唸らされますね。
適度な音の隙間の存在、それと他の楽器に重ならない/各々が全く別のフレーズを奏でるという特徴のおかげで、バンドが何をどう演奏しているかが良く分かる。それだけに、よくもまぁこんなにシンプルな音の組み合わせで以ってフックを作れるなと感心することしきりですよ。
ただのDrパターンが、Baランが、Gtのカッティングがなんでここまでキャッチーに響くのか。リフがやばい。リフが燃える。HR/HMの流儀とは大きく異なるんだけど、リフっすよ、このバンドは。DéjàvuJESUSBLUE TRANSPARENCYSTORMTIME IS DEADROSIER…etc…。。。全部キラー・リフの宝庫だ。
これこそがマジック、これこそバンドのケミストリー。バンド編成で音を出すことの楽しさを今も昔も強烈に感じさせてくれるのが、このLUNA SEAってバンドだと思うのですよ。
…って、オイラは楽器やったことないんですけどね。
説得力ww


物理的な演出(?)はそれほど多くはなかったものの、映像や照明は豪華そのものでした。お金掛かってる。
導入部ではクリスマスらしく聖堂を模した映像を、バラードやゆったりめの曲では耽美で美しい演出といった具合でしたが、全体的にはLEDレーザーを多用した、明るく派手でかつ人工的/近未来的に感じるものが多かったかな。初期曲における演出はもうちっとダークさが欲しかったところですけどね。しかし今は雪を降らせるのもプロジェクション・マッピングで出来ちゃうんだよなぁ…。

バンドの個々のメンバーに焦点を当てたショウでもありました。
メンバー紹介がてら全員が喋る時間があったし、特に“Mr.沈黙の艦隊”ことINORANが饒舌に喋りまくっていたことは会場の多くの人の驚きを以って迎えられたことでしょう。
また、DrソロやBaソロ(正確にはリズム隊のセッションかな)が「ヴォーカリストのお休みタイム」に留まらず、ショウがより大きく盛り上がる起爆剤として成立しているところに、真矢とJのエンタメ精神を感じました。そりゃあパイロとかオケとかの演出はあるんですけど、そもそも2人が“役者”ですからね。盛り上げる術を心得ているし、事実、全力で煽りまくる様子に釣られてSSAはヒートアップですわ。そこからのBLUE TRANSPARENCYへの流れは痺れた。

事件は、このDr&Baソロの後に起こる。
ステージに戻って来たRYUICHIがリズム隊メンバーの熱演を「凄かったよね」と称え、「ライブ中に3回くらいこういう(ソロ)セクションがあってほしいよね。盛り上がるから」等と嘯きながら、こう続ける。

「なんか、ルナシーにしかできない政(まつりごと) っていうのかな?」

????

何言ってんだこの人?(笑)
なんだよ、まつりごとってwww

それまでは大人しく失言も迷言も無くきれいにまとめていたこの日のRYUICHIでしたが、やはりただでは起きないというか、転ばないと気が済まないというかw
因みにこの日は、「日頃の鬱血した思いを…」 → それ「鬱屈」だからwって脳内ツッコミした場面もありましたな。さすがRYUICHI。ブレてない。サイコー。


ラストスパートたるSTORMTIME IS DEADROSIERのネ申曲流れは、正に日頃の鬱血を吹き飛ばす最高の政(まつりごと)だったと言えるでしょう。本編最後の曲が(私の)LUNA SEAとの出会いの曲、BELIEVEだったのも嬉しかった。

本編が終了したところで普通はアンコールやバンド名をコールする声が響くものですが、クリスマス・イヴということもあってでしょうか、それともこの時期のLUNA SEAのライブはいつもそうなのでしょうか、きよしこの夜の合唱が自然と発生しました。これぞ、政(まつりごと)ですね。スマホのライトが徐々に灯され、SSA内がキャンドルで埋め尽くされたような光景は最高に美しく、政(まつりごと)ここに極まれり。日頃の鬱血も雲散霧消しましたよ。(しつこい)
この眺めにはステージに戻ってきたメンバーもジ~~ンと感じ入っていたようでした。

アンコールは、新曲のクリスマス・ソングHOLY KNIGHT、ライブでプレイされるとより一層輝きが増すTONIGHT、鉄壁のクロージング・ナンバ-WISHの3曲でした。

この日が私の2016年のライブ納めだったんですけど、最高の政(まつりごと)になりましたね。 ←
ライブ中、何度もウルウルきたし。ノスタルジーが無かったとは言えないけど、それだけじゃなくて現役のバンドとして最強だった。
やっぱりLUNA SEA最高。

<セットリスト>
01.Anthem of Light
02.Déjàvu
03.Limit
04.END OF SORROW
05.JESUS
06.LUV U
07.AURORA
08.I'll Stay With You
09.MOON
10.真矢 Drソロ
11.J Baソロ
12.BLUE TRANSPARENCY ~限りなく透明に近いブルー
13.I for You
14.STORM
15.TIME IS DEAD
16.ROSIER
17.BELIEVE

EOCORE
18.HOLY KNIGHT (新曲)
19.TONIGHT
20.WISH



限りなく透明に近い追記。
     ↓



RYUICHI先生のお喋りタイムでのこと。

りゅー「真ちゃんに一度訊いてみたかったんだけど…」と真矢に対する質問コーナー。

「真ちゃんは俺達4人の背中越しにファンの顔を見てるんだよね。いつもどういう気分?」、と。

真矢はそりゃあ最高でしょって感慨深そうに語っていましたが、実はその気分はオイラも分かるぞ(笑)。なんせ真矢の背中越しに武道館の風景を観たからな。2013年の1月に。
※その時のレポは → コチラ。


おしまい。


スポンサーサイト

COMMENT 2

かつ丼  2016, 12. 26 [Mon] 23:55

お疲れ様です。
BELIEVE,END OF SORROW,STORMなども演った。
2日目にも行きたかったのですが
チケット間違えて23日を取ってしまいました(笑)
初日はTONIGHT〜Limit〜Desire〜True Blueでテンションがマックスに
後半のROSIRERはもう言葉にならないぐらい感動及び興奮してしまいました。
Precious…も格好良かったです。
最後にこんなに自分がLUNA SEAが好きだとは思いませんでした(笑)
若干、燃え尽きました(笑)

Edit | Reply | 

ヒゲ・スカイウォーカー  2016, 12. 28 [Wed] 21:22

かつ丼さん、

参戦お疲れ様でしたー!
私もセトリを知った後ですが、両日参加したかった!と思いました(遅)。文中にもある通り、陰陽座があったので無理だったんですけど。PRECIOUS...が一番好きな曲なんですよね…。

是非もっともっとLUNA SEAを好きになってやってください(笑)

Edit | Reply |