Chewing High!!@渋谷Star Lounge

Chewing High!! 2nd Full Album「STAGE」発売記念ワンマンライブ 『Chewing High!! LIVE PARTY Vol.2 ~まだ見ぬ新たなSTAGEへ~』 渋谷Star Lounge (2016/11/27)

Chewing High!!2ndフルアルバム「STAGE」のレコ発ワンマンに行ってきました。
会場は渋谷Star Lounge。ちょうど観やすいくらいの混み具合でしたけど、ワンマンの客入りとしてはちょっと寂しかったかな。私はフロア中央4列目くらいの位置で。

翳りのある音楽を好む根暗な管理人にとって、ちゅーはいの音楽は最も「健全」な部類の音でしょうね。ポジティヴでてらいのない歌詞&サウンドを持つポップ~ロック・チューンは、名倉かおりのヴォーカルでなかったら聴いていなかったような気さえします。それだけ彼女のVoの魅力は圧倒的で、そこに負っている部分が大きいという意味ですけど。

ライブでもその印象は同じでした。
いや、より濃く感じたというか、推進力が強まったというか、健全度が高いというか、モア・ポジティヴというか、そんな感じだったかな(笑)。
アルバム発売前、6月の主催ライブの時に初めて観ましたけど、その時の印象をもっと濃密にしたかのよう。

バンド演奏はどっしり安定しておりパワフルです。
7弦モデルを操ってこの音楽性にしては意外なほどギャンギャン尖った音で弾く綾野光紘(Gt)、動きの大きなメロディックなフレーズを丁寧な運指で辿る長野“ズボンが下がる”典二(Ba)、ピアノ/シンセ/オルガンを使い分けて如何様にも曲の雰囲気を変えられる村原“ぴっちりパンツ”康介(Key)、細身の身体から的確なビートを叩き出すロックらしさの要、イケメソ坂野央征(Dr)。
HR/HM好きとしてはそれら演奏陣のパフォーマンスをよく見ようとするんだけど、名倉の磁力が強過ぎる。良い意味で。ステージ中央に視線も注意も持ってかれちゃうもん。

正直言うと、彼女のパフォーマンスには“粗”がありました。歌い出しを忘れたり、歌詞が吹っ飛んだり、手拍子することやファンとのやり取りに集中するあまり、拍子がズレたりする場面が幾度かあった。ただね、そういう完璧さを求め、CDを再現するようなライブではないのよね。彼女のミスを許す/許さないとかそういうことではなくて、演者・観客共に優先するものが違うというか、きっちりとした歌唱よりも、それは遥かに上回る楽しさの提供だったり、「すぐ目の前で相対している演者とファンとの間で交わされる感情のやりとり」みたいなものを重視している場というかね。
とはいえ、締めるべきところはちゃんとしていたし、元々歌唱力は秀でてるし、なにより彼女、声自体に聴き手を納得させるだけの説得力が備わっているからね。ま、MCでも繰り返し感謝の言葉を述べていた様子から強く伝わってきたように、ライブという場でのファンとの交流を心から楽しんでいるように見えましたね。

その姿勢がああいったパフォーマンスに繋がっているんじゃないかと。演奏陣もそうなんですけど、とにかく名倉、楽しそうなんですよね。キラキラしてる。フロアの隅々まで気を配り、常に笑顔や目配せのサインをファンへと送り、歌いながら合間に「いいね」とか「ありがとう」とか「サイコー」とかの言葉を投げ掛ける。そんな様子を見ていると、もうこちらも自然と嬉しくなっちまうんですよね。
会場の大きさに合わせたアクションや視線の定め方は、様々なシチュエーションでパフォーマンスしてきたKRGS時代に培ったものかもしれません。フロアを置いてきぼりにしないパフォーマンスは、さすがアイドルと言うべきものでしたが、反面、自然と注意を引き付けるキュートさや何やってても様になるカッコ良さは彼女天性の資質かもなぁ…と。ステージに登場した瞬間からアンコールの後の挨拶まで、終始そんな風に思わせるステージでした。

アルバム「STAGE」から全曲、できたてホヤホヤ・タイトルも決まっていない新曲1曲を含めて、1時間半強のワンマンだったかな。
演奏の出来や曲の細部を気にするというよりは、歌と演奏を浴びて単純に楽しむ。それが気持ち良いステージでしたね。適度な音の隙間感もノリやすく、かつ、気さくな人柄がにじみ出ているような男性陣の喋りも交えながらのライブ進行は、自然と笑顔になれる。
いや、「笑顔になれる」とか言いながら、管理人、笑顔は不得意分野なのでどうせ傍から見れば仏頂面だったような気もするんですけど、心の中はめっちゃ楽しくて笑顔だったと思います。間違いない。


凄いライブでも激しいライブでもなく、とにかく楽しいライブだったな。
KRGSは卒業してるけど、ファンを元気を届けるのがアイドルならば、名倉ねーさんは今も限りなくアイドルでしたよ。


おしまい。


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