STARKILL「SHADOW SLEEP」


STARKILL「SHADOW SLEEP」 (2016)

検索エンジンで「starkill」と打つと何故かウチのブログの1stの記事が一番上にヒットするという(笑/2017.1現在)、米国産エクストリーム・メタル・バンドの3rdアルバム。

インパクト絶大だったデビュー作(2013)は“メタル馬鹿”メタルの傑作でしたが、2nd「VIRUS OF THE MIND」(2014)で早速路線変更。クリーンVoを導入したり、ゴシカルな要素を強めたことで一気に洗練されたメロデスに生まれ変わりました。しかし逆に、破天荒さや勢いを失うというマイナス面もあり、どちらかというと「否」の意見の方が強いように思えました。

本作もその2ndを推し進めた作風だと思います。クリーンVoは前作以上のフィーチャーっぷりかな。⑨Razors Edge⑫Farewell⑩No Saviorのサビのようにもはやメロハーかよ!?と言いたくなる曲もあったりして(ただその出来が良い)、もはや一口に「メロディック・デスメタル」とは言いにくくなってきました(それは前からそうか?笑)。
私は別にそれでも良いんですけど、1st好き者にとって嬉しいかもしれないのは、DRAGONFORCEを思わせるピロピロ・ギターが戻ってきていること。長々と弾きまくったりはしませんが、それが要所々々で炸裂してくれるので喝采を上げざるを得ません。

要は振り幅が広くなったんですよね。それも1曲の中での。
1stと2ndのいいとこどりというか、ハイブリッドですわ。安いDIMMU BORGIRのような(笑)プラック・メタルっぽさはもはやありませんが、メロデスでありメロパワでありメロハーでありゴシックでありモダン・メタルであるっていう節操の無さ is サイコー(笑)。
それら雑多な要素をスムーズに行き来できているので、トッ散らかっているようには感じません。楽曲展開が整理されたことでメリハリがついて、かつフックが増したように思います。

女性Voを絡めて憂いのある叙情を聴かせるゴシカルなタイプの曲に限って、ピロピロGtがいきなり捻じ込まれたりしてウォォォオオオ!!!ってなる(=興奮する)んですよね。③Through The Darknessとか、④Shadow Sleepとか、⑥Piece Of Paradiseとか。
上記メロハー・タイプの曲も好みだし、チルボド初期というかTHRONE OF CHAOSの1stちっくに疾走する⑧Into The Greyもやばしやばし。相変わらずKeyによる神秘的なムード演出手腕も冴えておりますね。
ダーティさが魅力のデスヴォイスに比べると、クリーンVoは間抜けに聞こえる場面があることが玉に瑕かな。


本作も評判は良くなさそうな気がします。方向性が絞られていない点が「散漫」と捉えられそうですから。
でも私は好きなんだ(笑)。バラエティに富んだ作風(バンド)の方が聴いていて楽しいから。楽曲の平均点で言うと、本作はおしなべて高めですし。少なくとも最もストレス無く気持ち良く聴くことができる。
結局のところ、Parker Jameson(Gt, Vo&Key)のメロディ・センスが合うんでしょうね、自分。

【お気に入り】
④Shadow Sleep LYRIC VIDEOは → コチラ。
③Through The Darkness LYRIC VIDEOは → コチラ。
⑥Piece Of Paradise
⑧Into The Grey
⑫Farewell
⑨Razors Edge
⑩No Savior
⑦Ruin


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COMMENT 2

クレイ  2017, 01. 11 [Wed] 23:16

No title

明けましておめでとうございます!

私もあなたのブログをみてstarkill買ったクチです。
1stもガチガチでよかったものの
どちらかというと2ndにやられたほうでして、
3rdは狭い私のストライクゾーンのど真ん中でした。

私的にこの路線変更は大賛成でこれからが楽しみなバンドになりました!
同時期に何枚かアルバム買ったのにコレしか聞いてないや・・・。

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ヒゲ・スカイウォーカー  2017, 01. 12 [Thu] 21:40

クレイさん、

おめでとうございます。今年も当ブログを宜しくお願いいたします!

嬉しいコメントをありがとうございます。
ここから一気にチャラい方向に行くとキツいものがあるかもしれませんが、本作でのバランスはなかなか良いと思います。もうちょっと各要素を突き詰めて尖らせてくれると、さらに面白くなるような気が。

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