LIV MOON「R.E.D」


LIV MOON「R.E.D」 (2016)

2015年に新曲入りのベスト・アルバム、2014年にAKANE LIVのソロ・アルバムをリリースしているものの、LIV MOONプロジェクトのオリジナル作としては4th「THE END OF THE BEGINNING」(2012)以来、久しぶりとなります。6曲入りのミニアルバム。
アルバム・タイトルの「R.E.D.」は、Resolution/Radiant、Evolution、Dynamic/Dramaticの頭文字を並べたものらしいです。何かの企業理念みたいですな(笑)。

Akane Liv(Vo)と音楽面でのイニシアチブを握る西脇辰弥(Key)、そして外部ライター/アレンジャーのKAZSIN、その3人によるアルバムだと言ってもいいかも。

ギターが大村孝佳からGARGOYLEのKENTAROに交代しており、よりヘヴィな音楽性にマッチする人選であるようにも思えます(大村が多忙な為かしら?)が、それほどバンドとしての一体感を感じる作品ではないかなぁ…。まぁライブでは元々それは感じられなかったんですけどね。LIV MOONの音楽というのはHR/HMだけで捉えることの出来るものではないでしょうけど、殊HR/HMたる面に着目すると、それに見合う高い実力を持つメンバーが揃っているわけです。そのメタリックさをストレートに味わえる曲が少ない。Akaneの男前Voが映えるシンフォニック・メロパワ曲・⑥GLORIA GLORYくらいかな。
あと、アグレッションは控えめですかね。NIGHTWISHを思わせるクラシカルなKeyワークの①LOST PARADISE、それと②ICARUS等にはヘヴィなリフが組み込まれているんですが、それでもあんまり攻撃的には感じない。なんだろな、歌メロの感触やアレンジの方向性がシンフォニック・メタルから演劇的なものにシフトしているからでしょうかね。

暗く耽美な点は好みなんですけど、このユニット/プロジェクトの作品の中では最もピンときませんでした。KAZSIN曲に過去作ほどの輝きは感じられず、他の曲もメロディはソコソコながら、Akaneの声が入ってくると途端に雰囲気がガラッと変わる様は見事。やはり彼女の歌唱力・表現力・個性は光っていますね。


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