Chewing High!!「STAGE」


Chewing High!!「STAGE」 (2016)

KAMEN RIDER GIRLS(仮面ライダーGIRLS)の名倉かおり(Vo)を擁する、5人組ロック・バンドChewing High!!の2ndフルアルバム。

この「ちゅーはい」(=Chewing High!!の愛称)、名倉と、KAMEN RIDER GIRLSに楽曲提供していた綾野光紘(Gt)と長野典二(Ba)、3人によるコラボが出発点となっているバンドです。綾野はKRGSの音源制作やバックバンドのメンバーとしても活躍していました。
KRGS、というか『仮面ライダー』シリーズの音楽を手掛けているライター陣の顔ぶれを見ていると、defspiral(前身バンドはTRANSTIC NERVEthe Underneath)とeversetという2つのバンド名が浮かび上がってくるわけですけど(TRANSTIC NERVEは結構好きでした)、長野はそのeversetのメンバーだったりします。ちゅーはいの楽曲も基本的には、綾野 or 長野が作曲、名倉が作詞というクレジットで制作されています。本作では、綾野曲:長野曲=8:2の割合ですね。
因みに、バラード④僕らの歌詞はKRGSの井坂仁美との共作になっています。


名倉の抜群の歌唱力を活かした、J-POP~ハードロック路線。
重心低めの演奏はなかなかゴリゴリ&ハードで、パンキッシュな曲でも勢い任せにならず安定感がある点が好みです。また、Key奏者がいる編成ですので、ポップにもメロウにも振れる幅広さがあるのも◎。

名倉のVo、やはり上手いですね。圧倒的。
KRGS在籍時は、役割分担の点や他のGIRLSの声との差別化を図るためか、巻き舌多めのロック感溢れる歌唱やブルージーな歌い上げが目立った彼女ですが(本作でいうと⑥アイツが典型かな)、元々それだけのヴォーカリストじゃないわけで。柔らかさや優し気な感じを素直に表現した歌唱も収められています。③25とか⑧少しだけ特別な友達とか⑩ふたりであたり。「ねーさん」と呼ばれるロック・アイコン的かっこよさとはまた違った、もっと距離が近い雰囲気。乙女度高めっす♡
ただやはり管理人的には、①STAGE②Fuzzy Boy⑤RESET⑦Try Againといったハードめの楽曲での力強さや伸びやかさに魅かれるかな。楽器隊の実力もストレートに伝わってきますしね。


よくできた作品。
力強さも聴き易さもあるし、硬軟・緩急のバランスも取れている。
…なだけに、良くも悪くも優等生的なアルバムでもありますね。なんせ作曲しているのが「職業ライター」ですから、ある程度の水準の曲を提供してきますし。
ただ、枠からはみ出さんとするのが名倉のVoだけってのは、少々物足りない気はします。所謂「規格外」とも言えそうな部分。まぁそもそも、彼女の歌唱を最大限に活かすための方向性を選択しているんでしょうから、それでいいのかもしれないですけど。HR/HM耳からすると聴き処の設定箇所は多い方がいい(というか好き)なので、楽器陣による聴き応えのあるアンサンブルだったりオカズがもっと欲しいかな、と。

【お気に入り】
①STAGE MVは → コチラ。
②Fuzzy Boy
⑦Try Again
⑤RESET


※カテゴリは<KAMEN RIDER GIRLS>に登録しました。GIRLSじゃないけど後々そっちの方が探しやすいし、悪しからず。

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