Fuki Commune@新宿ReNY

Fuki Commune 『 Fuki Fes. Vol.2 』 新宿ReNY (2016/11/13)

Fuki Communeの2ndワンマン・ライブに行ってきましたふき。

7月に行われたO-WESTでのデビュー・ワンマンは、そこそこ早い時期にソールドアウトしてしまったため、より大きな会場でのVol.2が決まったという流れですね。結果的には、キャパ800人のReNY、9割くらいは埋まっていたと思います。私が観ていたPA宅前のフロア最後方の位置までぎっしりでしたから。横に広めの会場なので、左右の端っこは空いていたかもしれませんけどね。

そういう事情ですし、新たな音源もないし、冠されているイベント・タイトル=『Fuki Fes.』も同じということで、全体の構成やステージの印象としては、前回とそう大きく変わるところはありません。ゲスト陣の参加あり、アニソンのカヴァーあり、ふっきーが過去に歌った曲の披露あり。
バンド・メンバーも同様の5人です。
 Fuki (Vo)
 Mao (Key)
 ISAO (Gt)
 長谷川淳 (Ba)
 下田武男 (Dr)
 大塚秀記 (Manipulator)



私の感じ方といった主観部分は後回しにして、Vol.1とVol.2で異なっていた点を先に挙げておきます。
 ①アンコール無し、本編のみの構成
 ②ふっきー新衣装
 ③映像収録のカメラが入ってる
 ④ゲストVoとしてBULLZEICHEN 88の栄二郎が参加
 ⑤初披露の曲あり
 ⑥カヴァー曲の選曲


①について
ライブ序盤に、ふっきーのマイク無し地声挨拶からの流れで発表されましたが、まぁそういうことです。インスト・タイムもお色直しタイムも無かったので、彼女はステージに出ずっぱり&休みなしで、計21曲を歌いきりました。
因みに、歌唱は最初から最後までサイコー。やっぱ凄いよこのハイトーンお化け嬢。

②について
鮮やかな赤色がSound Horizonでのステージを思い起こさせる、ゴシカルでお嬢様的なコルセット・ドレス。デカめの髪飾りが良いね。ただ、コスメ的見地から言わせてもらえば(?)、ちょっと髪がパサついてる感じではなかっただろうか?w
メジャー以降のラブリーのものとは全く印象の異なる、可愛い系でまとめたこの衣装、悪くないんだけどちょっと太って見え(ry

③について
カメラは、ステージ下の4台あったもよう。あと、後方PAブースの左右に一台ずつあったのは確認しましたね。プラス、舞台袖に数台かな。手持ちでKeyやDrを映したりもしてました。クレーンみたいなデカイのは無し。そもそもこの会場には入らないでしょうけど。
撮った映像がどういう形になるのか、発表もされていません。ふっきー自身も知らないとのこと。

④について
ブルハチのVo・栄二郎がゲストに登場、「CRザ・キング・オブ・ファイターズ オリジナル・サウンドトラック」収録のカルマという曲をふっきーとデュエットで初披露しました。この曲をやるために彼を呼んだってことでしょう。つーか「CR」って何? パチンコ? その台で流れるテーマ曲ってことか。
栄二郎のVo、一緒に歌うパートでは完全にふっきーの声に埋もれて聞こえません(笑)。ブリッジの、シャウト気味に捲くし立てるパートはカッチョ良かったですけどね。あとね、ふっきーが歌ってるヴァースで、手のひらパーに開いてマァマァってなだめる風の仕草(?)をやってて、あぁそういうノリなのね…って思った。そのHR/HM的見地から見ると異様にチャラく見える煽り方を、臆面も無くやってしまうところに感銘を受けた。マジで。歌唱面は置いといて、ゲストなりにフロアを盛り上げようという彼の気迫に満ちたパフォーマンスには、胸を打たれたんですよ。ほんと。積極的にフロアに向かってコミュニケーションを取り、ステージ左右走り回って、楽器隊とも絡んで、しまいにゃカメラを奪ってふっきーを映し出したり。素晴らしい。その様子を観てブルハチのライブに行きたくなったわけじゃないんだけど。←
そのままDOLL$BOXXKARAKURI TOWNに突入。この曲への入り方はいつもゾクゾクする。ドル箱ナンバーの中でも一際TOMO-ZO(Gt)の活躍が目立つ曲ですが、ISAO神のプレイがまたヤバいんだ。ここではサビメロを、高音=ふっきー/低音=栄二郎と分けていたので、それぞれをよく聞き分けることができました。

⑤について
Vol.1ではLiarという仮タイトルの曲が初披露され、この日もやりましたが、それとは別の曲ね。Fuki Communeとしての曲ではなくソロ名義っぽいですけど、ログアウトしないで!という、まだ未発表のゲームのエンディング・テーマを先んじて披露しました。メロディは明るくキャッチー、演奏は細かいキメとリズム・チェンジが多く忙しいという曲。ダンサブルで楽しいス。

⑥について
田村直美ゆずれない願いは前回もやった。Believeは『ワンピース』のテーマ曲とのことですが、全く分からんでした。ビリーヴなんて切なすぎる切なすぎるやつしか知らんぞ。調べてみたらFolder5なんですと。アニソンやられて曲が分からないと、世代というか“オッサンであること”を認識させられるからイヤなのかもしれない(笑)
ロマンスの神様は知ってるぞ! スキー行きたくなるやつな。私は行きたくならないけど。これは「アニソンのカヴァー」という括りではなかったと思うんですが、ただなんだこれ、アニソン以上に“カラオケを聴かされている”感じになって、どうにも白けてくるなぁ…。
あと、J-POPってサビが強力な曲は多いけど、それ以外のパートは平坦な曲も多いよね、とか考えたり。


ライブの感じ方はVol.1とほとんど同じ。
前回のレポを読み返してみましたけど、自分で書いた記事なのに「うんうん、そうだよ。これこれ、この感覚!」って思いましたもん(笑)。その時の自分の感情を文字に起こしたものとしては、なかなかよく書けてる記事だと思う。自画自賛(笑)。
だからあんまりここで付け加えることはありません。バンドが生み出すギリギリの緊張感がもっと欲しい点(“余裕”があるからね)もそうだし、そんな不満点を彼女のVoの強力さが易々と乗り越えさせる点もそう。Voが曲に合ってなきゃ元も子もないわけですけど、こみゅーんの曲はMaoが書いてるから相性ばっちりだし。

上にも書きましたけど、ふっきーは絶好調でした。マイク無しで喋る場面も多く、こんじまりとしたアコースティック・ライブの会場ってわけでもないのに、声が通る通る。地声がめちゃくちゃデカいんですわ。明るい曲から陰りのある曲まで、振り幅の広い感情表現を自由自在にこなす様も同様。
あとね、このバンド(・メンバー)はほんと上手い。前回よりも音響的に有利な会場だった(ReNYの後方はかなり音良いです)というのもあるでしょうけど、各楽器の貢献がはっきり伝わってくるし、同時にヴォーカルを全く邪魔してない。
ライブで楽器陣に着目するとなると、視界保持の点や私の嗜好もあってたいていは弦楽器を中心に観ることになるんですけど、この日は下田武男 (Dr)に目も耳も奪われる場面多しでしたね。ステージが高めなのでよく見えたというのもあるし、どんなフレーズでもニコニコしながら叩くんで自然と引きつけられるというのもある。しもさんのバスドラの推進力と締まり方と無駄にやかましくない塩梅は、これは歌メロ重視のHR/HMとしては理想的じゃないかな。

フロアのノリは熱狂的というよりは、温かいという印象。サビを中心に自然と拳やメロイックが上がるものの、基本的にはふっきーの歌唱に聴き入っているような感じ。個人的には好きな雰囲気ですね。曲のアチコチで常に合いの手を入れるようなノリは、ライブに参加しているという気持ちにはなるけれど、歌唱や演奏に集中しにくいですから。両方いっぺんにできないのオイラ。


ふっきー本人も言ってましたが、『Fuki Fes.』と冠してあるだけあって一番楽しいのは彼女自身であると。それがもろに出ていたライブだったように感じましたね。前回以上に。それをちょっと違和感として感じた。
ふっきーが楽しいと感じることを、一緒に「楽しい」と感じることの出来る人ならばいいんですけど、そうじゃない人まで引き込む磁力がそこにあるのか、って話ですよ。そう、あのライブ中盤のアニソン・カヴァー・コーナーのことだ。ふっきー自身も「わがままコーナー」と言っていた。正直言うと、あそこのパートは退屈で、ケータイでも出してTwitterでもしようかと考えたくらいです。まぁ周りの人に配慮してやりませんでしたけど。
馴染めない人を置いてきぼりにしかねない、そんな空気をちょっと感じたんですよね。
全員を満足させることなどできないにしても。それでもね。

「おまえが楽しめなかっただけだろ」と言われれば、まぁそうなんですけど、生バンドではあれど、その実、ありゃあカラオケですからね。それならもっと“やるべき”曲はあるわけで。あなたでなくてもいい曲よりも、あなたじゃないとダメな曲を聴かせてくださいよ、ということです。あなたはそんじょそこらのヴォーカリストじゃなんだから余計に。
(↑なんだこの書き方、私信かよw)
客を楽しませるのがエンタメならば、(あのコーナーは)その視点が欠如気味だったような気はしますね。「自分が楽しまなきゃ他人なんて楽しませることはできないよ!」っていうのはまぁそうなのかもしれませんけど、「自分の楽しさ」って部分に対して前のめりだったような感じは受けました。ゲストVo・栄二郎の熱演を見よ。全身全霊で客を楽しませる。あれこそエンターテイナーの姿ですよ。


この日初めて聴く曲が4曲ありました。
管理人だってふっきーが歌った全ての音源を追っているわけではない(そもそもDL音源買わないしな)ので、新曲ではなくてもこういうことが発生するし、こと「アニソン・シンガー」という括りになると余計にその確率は上がりそうな気がします。いや、別にアニソン・タイアップだけじゃなくて、むしろ厄介なのはゲームの主題歌とかなわけですけど、つまり、世に出る時期がバラバラで把握&網羅しにくく、かつ、全ての音源がそのアーティストの名の下にCDとしてパッケージ化されるわけではない、ということ。これが困るんだよなー。管理人が忌み嫌っている部分。
だって集める気が失せるんだもん。ふっきーが歌っている曲に対してですらこの有様ですから、あとは推して知るべし。他にも聴きたいアーティストは山ほどあるのでね。


そんな私なりの違和感を感じつつも、ふっきーの歌唱、特に翳りのある曲における響きは必殺級なので、ヤラれる。コロッと一瞬でヤラれるんだ。僕が生きる世界とか狂い咲け雪月華とかStrengthとか未来とか。


<セットリスト>
01.I'll never let you down!
02.Liberator
03.僕が生きる世界
04.狂い咲け雪月華
05.輝く夜へようこそ!
06.カルマ (with 栄二郎)
07.KARAKURI TOWN (with 栄二郎)
08.ゆずれない願い (田村直美カヴァー)
09.Believe (Folder5カヴァー)
10.ロマンスの神様 (広瀬香美カヴァー)
11.Sword Of Doom Ⅱ
12.月が満ちる前に
13.No Surrender (with 若井望) ※フロア&ステージから笑い発生。「7月の時より派手じゃんw」
14.Breaking the Fire (with 若井望)
15.朝な朝な (Fuki & Mao)
16.Liar(仮) (未発表曲)
17.青い季節に
18.ログアウトしないで! (初披露)
19.Strength
20.未来
21.Sail on my love


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COMMENT 4

かつ丼  2016, 11. 17 [Thu] 22:57

やっぱりすごいヴォーカリストいやフロントマンです!

 ヒゲさんってふっきー(失礼/あまりによそよそしいので演者には極力さん付けを減らそうと)のライブは出来るだけで前で観るものだと思っていました。
音響は前回より良かったような良くないような(まだまだ耳が肥えていないのとDESTINIAの曲の時に若井さんのGtソロが耳栓してもきつかったので)
 アンコール無しならカバー曲をやらないほうがよかったような…
ギリギリ、全曲知ってましたが…
たぶんこれがアニソン/J-POPカバーじゃなくメタルカバーでもわからない人には厳しいですし(マニアックな曲を演奏するとは思えませんが)
栄二郎さんとのツインはよかったですねドル箱やってたのは気づきませんでした(笑)
バンド編成のカルマはカッコよかったです!
次回はいつ観るかわかりませんがもしアンコール無しなら彼女のオリジナル(?)のレパートリーが聴きたいです。
なんだかんだで楽しかったですけどね
あと今後の音源とかどうなるんでしょうね?DL中心だと聴く機会が減りそうです。
 すごい長いコメントになってしまい申し訳ありません(汗)


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しんえもん  2016, 11. 18 [Fri] 06:42

なんとか都合つけて行きました。
O-WESTと同じような位置(横・壁際)にいましたが、その位置での比較では音響はこちらの方がだいぶよかったです。
「カルマ」はダウンロード済み(結構好き)、「Sword Of Doom Ⅱ」はyoutubeで数回聴いた位、「Believe」は全く知らない って状況でした。
客は7/30より女性比率高くなってたような。私の周りは女性だらけでした。

「可愛い系でまとめたこの衣装、悪くないんだけどちょっと太って見え(ry」
←そう思います(;^_^A


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ヒゲ・スカイウォーカー  2016, 11. 19 [Sat] 09:55

かつ丼さん、

観る場所は勿論整番にも依りますけど、会場や客層次第ですかね。ふっきーだからガッツくってことはないです(笑)。ReNYは後ろの方が音響が良いことが分かってましたし、ステージ高いから後ろでも観やすいし、何よりこの日は体調がイマイチでした。
確かに若井のGtは結構ギャンギャンしてましたね。

フライヤーにも入っていたと思いますが、来年のドル箱・ガチャとのスリーマンでは時間が短い分オリジナルだけで行くんじゃないかと期待してます。

こみゅーんにソロ名義と、チャンネルが増えるのは良いことですけど、リリースの形態がバラバラで小出しだとなかなかキツいところもありますよね。かつ丼さんも沢山聴きたい音楽がある方でしょうし。

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ヒゲ・スカイウォーカー  2016, 11. 19 [Sat] 10:01

しんえもんさん、

バンドとPAがしっかり広いところ向けの音で鳴らしてくれれば、ReNYの方がだいぶ音響は良いでしょうね。サンホラ以降、女性ファンは増えていると思いますよ。Twitter等での露出も増えてますし。前回はソールドで取れない人が来たとも考えられますし。

衣装はねぇ…(笑)

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