ちょこっと感想 2016年 vol.6

【ちょこっと感想 2016年 vol.6】

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EPICA「THE HOLOGRAPHIC PRINCIPLE」

7th。三大フィメールVo・シンフォニック・メタル・バンドを勝手に選ぶとすると、WINTHIN TEMPTATIONNIGHTWISH、それにこのEPICAになりそうな気もしてますけど、その中で最も演劇的、かつ同時にヘヴィなのが彼ら。
前作「THE QUANTUM ENIGMA」(2014)はそんな特徴が強引なまでに押し出された傑作でしたが、今回はどうもハマらない。出来は悪くなく、むしろさすがと言うべきところで、豪華なオーケストレーションには無条件に興奮します。ただ、オケの装飾を取り払ってメロディそのものに焦点を当てると、それが自分の好みのものではないことに気づいてしまうという。ミュージカルっぽさが過剰なのかな。そうなってくると今度は装飾部分がトゥーマッチで胸焼けしてくるという悪循環。サントラなのかこれは。前作の方がSimone SimonsのVoに焦点が当たっていたような気がします。



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KISSIN' DYNAMITE「Generation Goodbye」

私の中ではDYNAZTYと並ぶ若手メロディック・メタルの旗手、KISSIN' DYNAMITEの5thアルバム。2ndの頃の煌めくような勢いはありませんが、パワフル&ダイナミック&メロディックなHR/HMという基本路線はブレずに、順調に成熟してますね。②Hashtag Your Life, ⑤She Came She Saw, ⑥Highlight Zone等、印象的なメロディ作りの才能もさりながら、それをHannes Braun(Vo)がガッツィーな歌声で届けてくれるのが頼もしいし、バラードではじっくりと聴かせる表現力があるのが◎。③If Clocks Were Running Backyardで聞かせる懐の深さには驚きました。良作!



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OPETH「Sorceress」

12枚目。70年代アンダーグラウンド回帰路線は堅持。「堅持」というよりは「強化」かな? 前作「PALE COMMUNION」(2014)は楽曲展開の妙がツボにハマって、なかなか好評価をしているんですが、そんな自分でも本作のレイドバックっぷりはキツい。非ッ常ォオにキッツい。過去最高に退屈なアルバムになってしまいました。キーワードは「美しさ」であるような気もしますが、それを発見する前にストップ・ボタン押しちゃうんです。“歌うのはMikaelじゃなくてもいいじゃん”路線も堅持してますが、現役のバンドの新作として聴かなくてもいい音楽性だったりもします。それなら70年代の“本家”の音を聴きますわ。



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SERIOUS BLACK「MIRRORWORLD」

Roland Grapow(Gt)とThomen Stauch(Dr)が在籍して話題になったバンドですが、既に2人ともいなくなっています。でも後任が、FIREWIND等々のBob Katsionis(このバンドではGt)に、元RHAPSODY OF FIREのAlex Holzwarth(Dr)だっていうんだから豪華です。前年リリースのデビュー作に続く2ndアルバム。
これ、1stより良いんでないの。方向性は変わっていません。Urban Breed(Vo)の確かな歌唱力が映える、王道のメロディック・パワーメタル。Keyの壮麗な味付けも効果的で◎。出来は良かったけど決め手に欠けた1stより、印象に残るメロディや展開が多いような気がします。メロハー的感触が強くなったのはBob効果でしょうか。Urbanがその方向性に合わせた柔和な歌唱も披露していて、この人なかなか芸風(?)広いな、と感心しました。⑤Dying Heartsとか絶品ですよ。南瓜印が押され、後追いコーラスのベタさが光る⑥You're Not Aloneも好き。
とっても良いですこれ! そして何故かアー写のメンバーが少女漫画みたいなキラッキラの瞳になってます。ピュア系だ。


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COMMENT 2

DD  2017, 01. 12 [Thu] 19:55

 詳細は今後述べるだろう年間bestで述べるとして、いくつかの感想を。

 EPICAの新譜ですが、オーケストレーションの部分を除いては、「Quantum~」からの自然な進化だと思いましたし、それに負けてないSimoneのVoも高いlevelで聴けます(もし、これを他の女性Vo.がやろうものなら、ただただつまらない作品になろうこと必死でしょうが)(来日のチケットも持ってますし、、見た感想はのちに述べます)

 Kissing Dynamiteの新譜ですが、下手なAmerican Rockをやってるbandより全然いいし、そういう曲を探してる人には全然お勧めできる作品ですね。とにかく、演奏、歌、すべてにおいて、究極のlevelのが堪能できるでしょうし、来日が決まったらすぐにでも行きたいですね。

 こんな感じです。

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ヒゲ・スカイウォーカー  2017, 01. 12 [Thu] 21:49

DDさん、

EPICAはどうも合いませんでしたね。私はもっとポップな音楽が好きってことかもしれません。来日は4月でしたね。楽しんできてください。

KDの骨太さは大きな魅力ですね。Voの線も細くないですし。それでいてメロディも強力ですから。
初来日は確か2013年でしたね。カップリング公演でしたが、次来る時にも美味しい組み合わせであれば考えたいです。

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