摩天楼オペラ「地球 -The Elements- TOUR FINAL LIVE FILM in EX THEATER ROPPONGI」

摩天楼オペラ_地球theelementstourfinallivefilminextheaterroppongi
摩天楼オペラ「地球 -The Elements- TOUR FINAL LIVE FILM in EX THEATER ROPPONGI」 (2016)

摩天楼オペラ「地球」(2016)に伴うツアーのファイナル公演を収めた映像作品。私が買ったのは2枚組DVDです。
当日のレポは→コチラ。

純白を基調にしたメンバーの衣装は少々ヘンテコな趣きがありますが、歌唱と演奏自体はえらくカッコイイです。
右から左まで横切るアーチ型の金属骨組みがあるくらいでステージ・セットはシンプルでしたし、BURNING SOULのパイロや地球のエンディングでの紙吹雪はあったものの、そういった演出や照明効果による装飾がそれほど強く印象に残ることもなく、ライブの中心にあるのはバンドそのものとファンによる合唱なんだな、と再確認できる作品。それも苑(Vo)の強靭な歌唱力と演奏陣の高度な技術があってこそですけどね。

当日の感想ではとにかくDrとGtの音作りや音量バランスが気に食わなかったんですが、こうしてパッケージ化されるとさすがにバランス良く調整されていますね。悠のDrは激しさや性急さを残したまま他の楽器と馴染んでるし、Anziのギター・トーンの美しさも存分に味わえる(特にソロ)。GtとKeyのユニゾンもピッタリ。技巧派バンドですから、楽器をやらない私でもやっぱりメンバーの手元をアップで見たいんですが、それがちゃんと叶えられることが映像作品の利点であり、同時に実際のライブではなかなか難しいことだったりします。クレーンカメラのおかげでDrが頭上からのアングルで捉えられているのも良い。
…んだが、無駄に(?)大きな動きをする燿(Ba)の左腕(特に肘)と、テーマメロを弾いてる時の彩雨(Key)の奇妙奇天烈な左手ヒラヒラが気になってしょうがねぇww

全体の音はこりゃあ完全にHR/HMですわ。良い意味でやかましい。そして、熱いのよね。メンバーの佇まい、特にAnziと燿のクールさとは裏腹に、出してる音の熱量は大きい。フロアがサイリュームでいっぱいになろうが、キーボーディストが半ズボンだろうが、音はやかましく熱い。そりゃあAnziもBURNING SOULでインギー・ポーズしちゃいますよ。

周知の通り、表現力やイメージの具現化能力に長けているバンドですから、20曲以上披露しても似たような曲が連続してダレることも無く(もしくは、少なく)、振り幅の広さが印象的です。例えば「激しい曲」と一口に言っても、メタリック⇔パンキッシュという音楽性の違いや、気品があったり逆に下品だったりという感触の違いがある。
まぁバラエティに富んでいるだけに自分の好みに合わない曲も出てくるんですけどね。


01. -opening-
02. SOUND OF GENESIS
03. PANDORA
04. EMPEROR
05. 致命傷
06. BURNING SOUL
07. Psychic Paradise
08. Mermaid
09. 君と見る風の行方
10. 青く透明なこの神秘の海へ
11. FANTASIA
12. Good Bye My World
13. YOU & I
14. 蜘蛛の糸
15. RUSH!
16. SILENT SCREAM
17. ANOMIE
18. ether
19. 讃えよう 母なる地で
20. 地球
21. -ending-

ENCORE
22. GLORIA
23. Innovational Symphonia
24. 喝采と激情のグロリア


2016年7月22日渋谷TSUTAYA O-EAST公演をもってAnziが脱退したため、本作が彼を擁するオペラの最後の映像作品になりました。今思うと、“最後の最後”なステージではないけれど、区切りとなる公演がこうやって素晴らしいパフォーマンスと共にパッケージ化されて残されたことは喜ばしいことです。


スポンサーサイト

COMMENT 0