APOCALYPSE、impure blood@WildSide Tokyo

『 DEMON'S CHANNEL X 』 新宿 WildSide Tokyo (2016/9/22)



秋分の日は上木彩矢様ぁあんの10周年公演レポを上げてから、ライブ観に行ってましたぁん。
新宿のWildSide Tokyo。
ここに行くときはいつも新宿三丁目駅から歩いてるんだけど、もしかして新宿御苑前駅からもそんなに距離変わらないのかな。と、地図を眺めていたら気づいた。
ってあれれ、このハコ、前からソフトドリンクだと2杯飲めたっけ? お得やんけ。


impure blood
4番手。
以前、38CaliberDeadlyという友人のバンドを観にいきましたが(レポは→コチラ)、今回観にいったimpure bloodはその38CaliberDeadlyを母体にしたバンドです。
音楽性はデスラッシュ/デスメタル。
ただこの日は、専任Voさんが1週間前に練習をすっぽかしてバックれたことにより(笑)、件の友人であるGt氏が急遽Voも兼ねることになっちゃったという特別なトリオ編成だったため、このバンド「本来」の音楽性だったかどうか不明です。実際、過去のマテリアルや急いで作った新曲をプレイしたとのことですし。まぁこういうことはあらかじめアナウンスするべきだとは思いますけどね。

友人氏、一個前(?)の別名義バンドの時にはギタボをやっており、その頃のライブ動画がYouTubeに上がっているのでチラ見してはいましたが、実際に生で聴くと思ったより声に厚みがあってカッコイイ。喚き散らすタイプじゃなくて、一単語ずつ吐き捨て口調。
そのVoスタイルゆえか、相当硬派な部類のデスメタル/デスラッシュですね。リード・メロディで引っ張ってゆくタイプじゃなくて、リフ→リフ→リフで押してくタイプ。で、そのリフの中にメロディ感を織り交ぜてゆく感じ。

硬派ってことは視点を変えれば地味ってことでもあるんですが(笑)、そのへんはリズム・チェンジのタイトさとアレンジで聞かせるところでしょうか。事実、このバンドのドラマー氏(38CaliberDeadly時代からのメンバー)はとても上手いので、ビシバシとキまるリズム・チェンジが気持ちいい。あと、1,2曲目のラストに倍速になるパートがあったと思うんですけど、そこでカーーッ!!と熱くなったので、メリハリって大事よね。

多分30分の持ち時間で、全5曲。4曲目のメロデスにR&R的ノリを加えたような曲が、異彩を放っていて印象的でした。個々の演奏ではなくって、曲そのものがはっきりと印象に残るようになってくると、もっと良くなると思いますね。


APOCALYPSE
大阪出身、ツインギター編成のデスラッシュ/メロディック・デスメタル・バンド。
古血を観に行ったら黙示録が凄かった、という話です。
元々はimpure bloodの友人Gt氏が「このバンドすっごいよ」って以前から推してまして、機会があったら聴いてみようとは思ってたんですよね。ですので、同じ日のイベントで、かつ2バンドの出番が連続していたのは、管理人的には朗報でした。

で、
正に衝撃である。

「デスラッシュ/メロディック・デスメタル」とは言いつつも、様々なHR/HMの美味しい要素を咀嚼しているスタイルで、こりゃ広義のエクストリーム・メタルですね。ほとんど予備知識なしで観るライブ30分間(35分?40分?)では突進力がまず目立ったので、「デスラッシュ」との印象が強めでしたが、ミドルテンポでもしっかりメロディを聴かせることができることや、ツインギターの精度がやたら高い点は、思いっきりARCH ENEMYを思い起こさせます。

「大阪・堺からやってまいりましたぁ~、アポカリプスでぇぇええす!!」というのっけの挨拶からして、陽性のエネルギーを発散するタイプのバンドだという第一印象で、それは最後まで覆されることはありませんでした。
途中のMCで「何歳に見えます?(ニヤッ」みたいなやりとりがありましたが、メンバーは20代前半、というかハタチそこそこというくらいの若さのようですね。そういった若々しい勢いを存分に感じさせるパフォーマンスだったんですけど、それだけじゃあ別に「衝撃」は受けないわけでして。
このバンドの場合、(この若さにして)ベテラン・バンドのようなある種の老獪さや冷静さがあるというか、ステージでの魅せ方が既にこなれている点がものすごい。それでいてハイパー!!な破天荒さが全く損なわれずに同居しているんだから、観ていて興奮するんですよね。
屈託のない明るいパッションの放出。でも楽曲にはHR/HM特有の暗さやドラマティズムが息づいてるから、安っぽく映らない。このバランスがすんげぇかっこいいんですわ。

一見、野蛮な瞬火(陰陽座)みたいに見える(笑)、「ミリタリー・パンツ+上半身裸+黒革手袋」という戦闘的な格好のMANSON(Vo)。基本的には歌詞があんまり聞き取れないシャウト・スタイルなんですが、歪み成分多めながら、曲によっては歌い上げる系のメロディもイケますね。あと語り口がとてもフレンドリー。

ギター・チームであるHIKARUとSHUNは、2人とも7弦モデルを使用しており(DEANとESPだったかな)、かなりの技巧派。リフにしろソロにしろ、隙あらばここぞとばかりに美味しいフレーズをぶっ込んでくるところがサイコーです。ギター・ヒーロー然とした2人の妙技はこのバンド最大の武器でしょう。現代的なプレイ・スタイルは古臭さを全く感じさせないんですが、同時に、無機質な速弾きやテクニカルなだけのピロピロじゃなくて、脈々と連なる正統派HR/HMの息吹をも封じ込めたようなタッチがあるのが素晴らしいです。(Marty FriedmanとJason Beckerによる)CACOPHONYなんてバンド名がチラついたりもしました。
因みに、作曲はHIKARUが手掛けているようですね。彼のメロディ・センスは図抜けたものがあると思います。

「JAPAN」が付かない頃のX時代のToshiを想起せざるを得ない、スプレー直立逆立てヘアーのインパクトが強烈なTSUNA(Ba)。え? ツナ!? スズキ目サバ科マグロ属のあれですか?
B.C.リッチかどうか知らんですがB.C.リッチっぽいシェイプの5弦Baを使ってます。バンドが放つ正のエネルギーは、フロントのMANSONの動きや所作に依るところが大きいんですけど、彼に劣らずTSUNAもガンガン前に出て来て煽るので、こりゃ盛り上がるわ。しかもすっげぇ笑顔なの!(笑) SHUNもよくフロアの方を見て、コミュニケーションとってますしね。彼の表情もいい。

あとこのバンド、弦楽器隊がコーラスをとれることも強みでしょうね。SHUNがステージ前方に出て弾いてる時には、代わりにTSUNAがコーラス入れてたりという、臨機応変さも◎。

先の年齢のくだりのところで「あ、ゴメン!俺だけ昭和!」と言っていたぽっちゃりドラマーのVEN、彼だけは正式メンバーではなくサポートだったんですけど、そう紹介されなければ分からないほどバンドに馴染んでいました。因みに彼は東京のスラッシュ・メタル・バンド、ROSENFELDでも叩いているよう。パワフルなプレイでとても良かったです。

全5曲。ライブ中、何度も鳥肌が立ちましたよ。
今年出した1stアルバムが2,500円というのをMCで聞いてからは、ずっと財布の中にそれがあるかどうか気になって気になってしょうがなかった。この日はあんまり手持ちが無かったので。終演後、無事、物販でCD買ったら、残り数百円になってましたけどねw

楽曲が琴線に引っ掛かってきて、ライブ・パフォーマンスが凄くって、ステージでプレイしている楽しさがこちらにダイレクトに伝わってくる。
こりゃあ好きになっちゃうわ。
褒め過ぎてて何か気持ち悪いレポになってますけど、APOCALYPSE、ほんと素晴らしかったです。ただなぁ、検索泣かせのバンド名なんですよね(苦笑)。
オフィシャルHP → コチラ。


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