DYNAZTY「TITANIC MASS」


DYNAZTY「TITANIC MASS」 (2016)

スウェーデンのメロディックHR/HMバンドの5th。

前作「RENATUS」(2014)でメタリックな方向に振ってきたこのバンドですが、本作もそれを踏襲した方向性です。音楽性も変わらずなら、クオリティの方も傑作だった前作譲りなので、嬉しい限りです。あまりにも代わり映えが無い作風ゆえにインパクトは減じていますが、この出来で文句を言うのは野暮ってもんでしょうね。

前作の記事でTWILIGHTNING(の1st)を例に挙げて説明したサウンドですが、何回か聴いてたら「SLAVE TO THE GRIND」(1991)でのSKID ROWにも通じるなー、なんて思いました。そこにメロハーっぽさと欧州っぽさを追加した感じ。
①The Human Paradox⑤Keys To Paradise⑥I Want To Live Foreverで聴くことのできるアリーナロック的なスケールの大きさ、大衆性とメタリックさのバランス、そして、Nils Molin(Vo)の声と歌唱にSebastian Bachを思わせる攻撃性と華やかさがある点が似てるかな。声質がバズに似てるってわけじゃないんだけど、キャラ的に被るというか、ね。
80年代を想起させるサウンドとはいえ、演奏には現代的なエッジが効いていたり(③Roar Of The Underdogとかに顕著)、バラード・タイプの⑪The Smoking Gunにもしっかりとした重さがあって浮ついてないのは特徴かな。イイネ。

しかし、NilsのVoは素晴らしいですね。めっちゃ好み。
しっかりと歌い上げつつも、噛みつくようなヤケクソ感があるのが良いし、Keyがいい仕事してて聴き易く仕上がっているから、全体としては無愛想な音になっていない。

若いバンドながら、勢い任せではない曲作りの巧さと、楽曲イメージを具現化するミュージシャンシップに秀でた作品ですが、アルバム後半がちょっとダレるのが、残念ポイントでしょうか。楽曲の出来が徐々に右肩下がりになるわけじゃないんですけど、聞かせ方のパターンが似ているため、聴き進めてゆくと集中力が薄らいでゆくのを感じてしまうのよね。これは前作でも感じたことですけど。
まぁそれも些細な点ですし、欠点より快感が大きく上回ります。

【お気に入り】
②Untamer Of Your Soul
⑩Free Man's Anthem ピッキング・ハーモニクスを絡めたメイン・リフがかっこええ。
①The Human Paradox MVは → コチラ。ライブ観たくなるねぇ。ギターの構え方はどうなの?って感じだけど。
⑤Keys To Paradise
⑥I Want To Live Forever

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