Glowlamp@東京ビジュアルアーツ メディアホール

Glowlamp ワンマンライブ 東京ビジュアルアーツ メディアホール (2016/7/31)

Glowlampのワンマン公演に行ってきました。

会場は、東京ビジュアルアーツというエンタメ&クリエイティヴ方面に特化した(っぽい)専門学校のイベント・ホール。2,000円という破格のチケット代は、その学校のバックアップがあったからなんでしょうね。
ドリンク代が無い代わりに、ペットボトルは持ち込みOK! 酒&煙草はNG! 煙草臭くない&酒臭くないって最高ですわ。おまけに夕方には終わるし、こりゃ実に健全。天国かここは!?(笑)

メディアホールのステージはなかなか広く、フロアの取り方も贅沢です。キャパは400人だそうな。照明装置はめいっぱいあるわけじゃないけど、LEDレーザーを含め、色んな種類のものが一通り揃っている感じ。ま、「学習」の場でもありますしね。しかしなかなか快適な環境です。
スタッフを務めているのは、おそらく学校の生徒さんなんでしょうね。入場するとあちらこちらで、こんな無愛想顔のオッサンに対して爽やかに「こんにちは!」とか挨拶してくれて、天国かここは!?(二度目)

前回、Chewing High!!の主催ライブの時と同様、サポートは、二階堂“コンタクト片目だけ”拓人(Ba)と、mimic.のmirai(Dr)。勝手知ったる安定&安心のリズム隊コンビです。


15時ちょい過ぎの開演から2時間、素晴らしいライブだったと思います。
途中、アコースティック・セッションがあったり、サポート陣のソロ・セクションがあったりという、ワンマンならではの起伏が設けられていたし、何より石井裕(Gt)とrie(Vo)のパフォーマンスが最高でした。

1曲目の恋愛シンドローム、その最初の一音から石井のギター・トーンがヤヴェェェエエ!!ってなりました。
ギター目線で言うと、今までに観たGlowlampのライブでダントツでしたね。会場の音響や立ち位置のおかげもあったかもしれません。
(オマエそんなに回数観てないじゃん、って言うなw)
かなり歪ませているんだけど、無意味に暴れまわったり、無駄な音など一切無し。逆にちょっとしたチョーキングやグリッサンド、スクラッチ等、小気味良く多彩なプレイの細かな表情がはっきりと分かる。下手っぴな人がこのトーンで弾いたら、えらいこっちゃになるっていうくらい、生々しく迫ってくる音でしたね。超好きなタイプの音だわ。いい意味で「なんじゃこりゃーッ!?」って内心シャウトしました。

プレイ・スタイルはまるで違うけど、Victor Smolskiがこういう、ブーストさせてるんだけど細部までくっきりっていうギター弾くのよね。
あと、松本孝弘の名前はちらつきましたね。絶品トーンで、起承転結があって、かつコンパクトにまとめたギターを丁寧に弾くっていう共通点(昔のTAKは「コンパクト」じゃなかったが…)。まぁ、TAKはもっとブルージーかつ王道HR寄りで、後ノリというか粘りがあるプレイ・スタイルだし、一方、ゆたかんはポップでもっと現代的なんだけどね。カッティングの異様なキレの良さも、通じるところがあるかも。

Glowlampの曲って、ごくごく大雑把に括ると、素直にメロディの良さを押し出してくるものと、意外性のあるセクションの組み合わせで以ってフックを生み出してるものがあります。いや、「あります」というか、私が勝手にそういう認識をしているだけなんですけど(笑)。
前者のタイプは、バラード系の曲がそうだし、Song for HEROスーパーマン等、Glowlampなりの王道曲が当てはまるような気がします。後者は、Good morning Mr.DreamerとかCosmic Travelerとか人生=ルーレットとかかな。こちらは割りと技巧的な曲が多いかも。

で、音楽的に忙しい日常を送っているとですね、前者タイプの曲ってのはCDで聴いた時にスルッと抜けてしまうというか、右から左へと流れていってしまうことがあります。ポップスとしての完成度の高さや心地良さが、逆に心のひだに引っ掛かってこないというかね。そういう、BGM的な音楽の聴き方を否定しているわけではないのですが、私は【集中して聴く→ウヒョォォオオオ!!って興奮する】ってタイプの楽しみ方をする方なので(←どういう聴き方だw)。
でも、その前者タイプの曲ね、これがライブで観ると、沁みること沁みること。歌詞の一語一語を丁寧に歌い、こちらへひたむきさをまっすぐ届けてくる、そんなrieのヴォーカルのおかげです。生rie効果っすよ。

ヴォーカリストって、MCや普段喋ってる時の声と歌ってるときの声、ガラリと異なる人も多いですが、彼女はあまり変わらない印象。喋り声をそのまま延長させたようなVoなんだけど、不思議と楽曲に合わせて声の表情も変わるんですよね。キュートだったり、ちょっとセクシーだったり、無防備で無垢だったり…。それらどの歌声も、彼女の性格がストレートに出ているようなイメージなんです。

「性格」とか言いつつ、別に彼女がどんな人かなんてほとんど知らないですけど、MCで時折垣間見える素の部分とか、ぜってー“いいひと”だって感じるのよね。アンコールでのMCで、活動休止を経た上で今のバンドがあることや、変わらぬファンへの感謝を伝えたrie。その飾らない言葉に正直言うと、少し涙した。彼女のまっすぐな性格がそのまま出た、一連の言葉だったと思います。

この日は、東京ビジュアルアーツの見学生というんでしょうか、これからエンタメ業界を目指すような若い人達もGlowlampのステージを観ていたんですけど、ライブも後半?終盤?になったところで業務連絡があって、別室に移動したんですね。だから彼らはこのMCを聞いていなかったと思うんだけども、歌い方がどうとか楽器の弾き方がどうとかステージングがどうとかってことよりも、このrieの言葉の中にこそ、表現者とそれを受け取るファンについての大事なことが含まれていると思ったから、ぜひとも聞いて欲しかったところですね。
長年「ステージ」に立っている人ほど(それで生活できているかどうかは置いといて)、ファンに対して謙虚な姿勢を崩さず、感謝の気持ちを伝えてる。そう感じる場面は多いし。あのGLAYなんて『LUNATIC FEST.』で、GLAYです。名前だけでも覚えて帰ってください」という、史上最高に謙虚極まりない名言を残してますから。いや、コレ、ギャグっぽく言うんじゃなくて、ふつーに真面目に言ってましたからね、TERU(Vo)。…っていうか、調べてみると、わりとよく言うセリフらしい(笑)


話は逸れましたが、、、

サポートの2人も含めてですけど、バンドの雰囲気がとても良いですね。かつ、MCでもあったように、活動休止を経て今の活動があるということで、リーダー石井とrie、お互いの信頼感みたいなものも伝わってきました。
2人だけによるアコースティック・セット(rieはアコギ弾きながら歌う)でのほのぼのとしたやりとりもそうだし、rieが「メドレー」を「メロデー」って言い間違った時のツッコミもそうだし、石井と二階堂がワイヤレス機器の周波数チャンネルのセットでヤラかして音が出なくなった時のドタバタっぷりもそうだし、、
……って、別にライブ中のミスを、これ見よがしにあげつらって書いてるわけじゃありませんw

ラストのリフレインが印象的な新曲・SEED ~夢の種~は、ガツガツしたバンド活動ではなく、ゆっくりだとしても自分達のペースで歩んでゆくという、ポジティヴな“今後”を指し示すような曲だったと思います。

終演後に建物の外に出たら、大きな虹がかかっていたんですけど、そんな雨後の虹のような気持ちよさを感じた、2時間のステージでした。
惜しむらくは、オイラの隣でその虹を一緒に見上げてたのが、30半ばのオッサン♂だったってことだな。
(って知らねぇよw)

<セットリスト>
01.恋愛シンドローム
02.bloom
03.グレーな僕とカラフルな世界
04.モノクローム
05.いたいけなDIVA
06.たった一つの約束 (新曲)
07.いのちのうた
08.Dear Friend
09.万葉歌 (rie&石井、アコースティック)
10.メロデー メドレー : (アコースティック)
 Today is the day ~ Favorite☆Candy ~ Shake it up! Shout it out!
11.Goodmorning Mr. Dreamer
12.Cosmic Traveler
13.SEED ~夢の種~ (新曲)
14.人生=ルーレット
15.100年花火
16.スーパーマン

ENCORE
17.LOVES
18.Song for HERO


※セットリストはrieさんが書いたオフィシャル・ブログからいただきました → コチラ。

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