KAMIJO「LA VIE EN ROSE - 2015.12.28 Zepp DiverCity Tokyo」


KAMIJO「LA VIE EN ROSE - 2015.12.28 Zepp DiverCity Tokyo」 (2016)

KAMIJO兄貴、音楽活動20周年を記念したベスト・アルバムに伴うツアーのファイナル公演を収録した映像作品です。その時のライブレポは→コチラ。
私が買ったのは、2DVD+2CDのもので、DISC1が本編DVD、DISC2が楽屋とリハーサル風景を収めたメイキング映像、DISC3と4がライブCDになります。

当日はKamijoのソロ(・バンド)のステージの他、過去に在籍したLAREINENEW SODMYのメンバーの参加、そしてVersaillesの活動再開(=復活)の儀式を含む3時間超の一大イベントでしたが、それを(ほぼ)フル収録しています。

大雑把に当日の進行を記すと、
神ソロ → ニューソドミー → 神ソロ → ラレーヌ → 薔薇末裔 → 神ソロ
という流れになります。

こうして通して見てみると、ファン個々の思い入れの有無が評価を大きく左右する作品であり、ライブだったんだな、と改めて感じます。Kamijo兄貴の音楽的才能を高く評価しつつも、彼のキャリアとして私が少しでも感じるところがあるのって、ソロを別にすると薔薇の末裔くらいだからなぁ。

パフォーマンスとして見応えがあるのは、やはり「現役」たるソロとVersaillesメンバーが絡むステージということになりますね。
それ以外の2つのバンドは音楽的にもそれほどピンとこないってのもありますけど、NEW SODMYは安心して聴いてられないという意味でのスリリングな演奏だし(笑)、LAREINEは演奏以前にメンバーの奇抜なルックスがイタい。ま、演奏自体取り上げてもこのバンドはリズムが弱いと思いますけどね。で、そのLAREINEの出番が長いんですな。待っていたファンは多かったようですが。
ただし、そこでの兄貴のMCは必見です。うっすら涙が光ってるしな。

初っ端の『Symphony of The Vampire』フル再現からして、もう鼻血ブーですわ。やっぱり名曲・名作。これだけでお腹いっぱいになる感じがありますね。というかソロの楽曲全般が強力過ぎるんですよね。
真央樹のDrは、HR/HMパートでのポコポコとした軽さが目立つのでやっぱり苦手ですが、Meku(Gt)のスムーズな運指をアップで確認できるのは映像作品ならでは。彼、音的な主張や個性はあんまりないけどめっぽう巧いですね。ライブレポの時にも書きましたけど、Versailles曲の時にHIZAKIリスペクトが全然感じられないのがアレだけどねぇ。
あ、兄貴、歌ってる時、マイクをかなり頻繁に右左と持ち代えるんですね。

ハイライトはやはり薔薇の末裔曲です。
組曲God Palaceで、ソロ・バンドのリズム隊がMASASHI(Ba)とYUKI(Dr)に入れ替わるところではゾワッと鳥肌が立ちますよ。
Versaillesメンバーの中でも、とりわけHIZAKI(Gt)の気合いは凄まじく、すんげぇ無駄な動きしまくってるのが堪らん!(笑) テクニックで言ったら、彼やTERU(Gt)よりMekuの方が上でしょう。でもやっぱ絵になるんだよなぁ、Versaillesは。

そういえば、VersaillesKAMIJOソロのステージを見ていて思ったのが、同期音源が気にならない、ってことだったんですよね。私、ライブでは、同期音源が少ない方が良い/できるだけ(Key奏者が)手で弾いてほしい、と思うタチなんですが、ことこの両者の音楽ではそれは感じない。ま、同期とバンド演奏がぴったり合っていることが前提の話ではあるんですけどね。
あまりに自然にバンド演奏部分と馴染んでいるからでしょうか。オケ部分が曲の最も美味しいメロディを担っていることもありますし。そういえば、CD聴いてる時もどの音がギターなのかオケなのかとか、あんまり意識していなくって、出てきた音を全部ひっくるめて丸ごと薔薇の末裔/Kamijoの音楽として認識しているような気がします。彼らの場合。


本作、ライブの内容は置いとくとして、パッケージされた一つの映像作品として評価すると、それほど良質の物ではないような気がします。
映像はそんなに綺麗ではないです。勿論、視聴に堪えないというレベルではないですし、このDVDのリリース後にライブ会場(限定)で発売になったBlu-ray仕様のものは見ていないので、そちらはよりクリアな映像なのかもしれませんけど。あと、音量が安定してない気がしたんですが。ソロ2回目あたりから音量が低くなってないですかねこれ?
また、ライブ当日も気になった点ですが、照明スタッフのセンスが悪いなって。照明の明滅が激しいので、見ていて疲れるんですよね。兄貴のアップになっている時もビカビカするからちょい見にくいし、MCの時でさえビカビカ止めないし。

しかし兄貴の喋りは最高。当日のMCも全てフルで収録されているんではないでしょうか?
特に、伝説の『山奥の温泉まっぱのKamijo』のくだりがそのまま入っていたのにはビックリしました。これ、その場にいた時も頭ン中が!?!?!?!?!?ってなったくらいだから、この作品で初めて見る人なんて、Kamijoなにとち狂ってるんだ、って思うんでしょうね(笑)
ことある度に感じることで、このブログでも書いたことあるように思いますが、Kamijo兄貴は本当にファンや周りの人達への感謝を忘れない人ですね。この世で一番美しい薔薇よの前の真摯なMCには思わず涙します。


記念すべき一夜をパッケージしたという意味では貴重で素晴らしい作品。
DISC2の楽屋&リハーサル風景の映像も、細かくショウ進行の打ち合わせをする兄貴の姿を(ちょっとですが)収めており、興味深く見ることが出来ました。


【KAMIJO】
Symphony of The Vampire
 第一楽章 「Presto」
 第二楽章 「Sacrifice of Allegro」
 第三楽章 「Royal Tercet」
 第四楽章 「Dying-Table」
 第五楽章 「Sonata」
 第六楽章 「満月のアダージョ」
 第七楽章 「Throne」

【NEW SODMY】
Phantom
Audrey
CAT WALK

【KAMIJO】
BASTILLE
サンクチュアリ
闇夜のライオン
Romantique

【LAREINE】
LILLIE CHARLOTTE
フィエルテの海と共に消ゆ
fiançailles
Métamorphose
再会の花

【Versailles】
God Palace
Ascendead Master
Aristocrat's Symphony
— Versailles復活の儀式 —
The Revenant Choir

【KAMIJO】
この世で一番美しい薔薇よ
Royal Blood


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