THE DEFIANTS「THE DEFIANTS」


THE DEFIANTS「THE DEFIANTS」 (2016)

米国産HRバンド・DANGER DANGERの中心人物であるBruno Ravel(Ba)に、現ギタリストのRob Marcello、そして前任VoのPaul Laineの3人によるバンドのデビュー作。まぁ、DANGER DANGERの新作のようなもんだ。(適当)
Drは、Steve Morse Bandに携わっているVan Romaineが、「レコーディング・メンバー」として叩いてます。

メンバーもDANGER DANGERなら当然のように音楽性もDANGER DANGERなわけで、快活でダイナミック、本家DDほどではないもののやはりアメリカ~ンなノリの強いメロディックHR。もう80年代~90年代初頭の典型的アメリカン・ハードポップ/HRの旨味を、これでもかとギュギュと濃縮してきたような作品ですね。新鮮さや先進性は皆無だけど、質はやたら高い、という。

大陸的で明るいところは私の興味からはちと外れるんですけど、なにはともあれ、Paul LaineのVoですよ奥さん。
めちゃくちゃ上手い。
めちゃくちゃ気持ちいい。
彼が歌う新たな音源を聴くのは久しぶりになりますが、(CDを聴く限り)まったく衰えを感じないし、かつての美点をそのまま継承してる。
私、ナイーヴ一辺倒や透明感を前面に押し出した声で歌われるメロハーってあんまり好きじゃなくって、Paulのような適度にガッツィーで、でも過度に暑苦しくはない声が好きなんですよね。(だからPRIDE OF LIONSとか好き。)

改めてビビらされたPaulの歌唱が本作の一番のポイントかと思いますが、RobのフラッシーなGtがあちこちで大きな聴き処となっていることも重要。超重要。これでもかって弾きまくるのがいいね。フレーズもトーンもとても好みです。

どの曲がとりわけ良いというより、アルバム一枚を通してPaulとRobの妙技を味わうのが気持ちいいという感じの作品。
とはいえ、④Waiting On A Heartbreak⑦The Last Kiss⑨Take Me Back⑫Underneath The Starsあたりの楽曲は強力ですけどね。特には、これ名曲ですよ。あらゆるパーツがどっかで聴いたことあるような優等生タイプの曲だけど、いいもんはいいんだ。ハツラツとした美旋律が舞い踊る様にワクワクドキドキします。
DDもPaulもBON JOVIを引き合いに出して語られることが多かったですが、なんて落ち着く前の快活さ全開だったBON JOVIを思わせる佳曲ですし。

これだけ定石をしっかりと押さえていれば出来が悪いわけもなく、バラードの⑧Save Me Tonight⑪That When I'll Stop Loving Youも実に沁みます。


本家DDのほとんどの作品よりこっちの方が好きですね。
ま、Paulスキーですから。

【お気に入り】
⑫Underneath The Stars
⑪That When I'll Stop Loving You
⑨Take Me Back
④Waiting On A Heartbreak
⑧Save Me Tonight
⑦The Last Kiss

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