Chewing High!!、Glowlamp@渋谷TAKE OFF 7

"Chewing High!! Friends Party vol.2" 渋谷TAKE OFF 7 (2016/6/18)



Chewing High!!の主催イベントにGlowlampが出演するということで、行ってまいりました渋谷TAKE OFF 7。
名前すら今回初めて聞くライブハウスでしたが、CLUB QUATTROが入っている隣のビルにあるのね。キャパ200。地下1階にあるんですけど、天井が高くとられていて、かつこのキャパにしてはステージもそこそこ高くて観やすい。なかなか良いハコでした。

主催のChewing High!!というバンドについて、ちょっと補足します。
KAMEN RIDER GIRLS(仮面ライダーGIRLS、以下KRGS)のメンバーだった名倉かおり(Vo、2015年に卒業)が、同ユニットの楽曲制作に携わっていた綾野光紘(Gt)と長野典二(Ba)と組んだロック・バンドです。綾野は作編曲のほか、サポートGtとしてもKRGSに関わっており、私も2014年の新宿BLAZEのワンマン・ライブで演奏する姿を観ています。長野はeversetの元メンバーで、そこのGtだったtatsuoもKRGSに曲提供してるという人脈ですね。
名倉KRGS在籍時から一度観てみたかったバンドだったんですが、日程等の都合が合ってここでようやく。Glowlampと一緒に観ることができるってのが大きかったですね。


27< HATANANA >
ハコに着くと2番手のこのバンドが準備中でした。Glowlampと仲の良いバンドらしい。女性Vo・フォーピース・バンドです(この日は出演者全部、女性Voでした)。
とにかく明るいエネルギーをステージから放ってくるバンドですね。金髪ショートのVo・EMIとBaのFzi、若手2人のよく動くステージングに顕著です。歌ってる時の、演奏している時の表情って大事なんだよなー、ってつくづく思いました。曲を知ってる/知らないに関係なく、それこそ自分の好みから外れていたとしても、引き込まれるものがありましたからね。
ポジティヴで溌剌とした、良いバンドでした。


Glowlamp
トリ前。観るのは随分と久しぶりですね。前回は2014年だわ。
3rdミニ「ナナイロユニオン」(2015)リリース後に、一度活動を休止しています。その後、今年に入ってから、石井裕(Gt)とrie(Vo)の2人体制で活動再開、リズム隊は毎回サポートを迎えているようです。で、(この日の)サポートっていうのが、mimic.のmirai(Dr)、そして「イーエックス・グローランプ!」と紹介されてた、元メンバーの二階堂拓人(Ba)だったりするんですけどね(笑)。

短髪になってた二階堂、やっぱりいいベース弾くよなー、と思いながら観てました。独特なBaの構え方、ネックを大きく振りながら、なんとゆーか八の字を描くようなステップで動く様子が、「あぁ!コレコレ!この動きっすよ!」って嬉しくなってきちゃった。

そう、「やっぱりいい」だったんですよね、久しぶりに観たこのバンドの感想は。良い意味で、不変だった。バンドの長所が変わらない輝きを以って、そのまま維持されてた。
石井のGtの巧さってのは、異次元ですよもう。アナザー・ダイメンション。技巧が露骨に前面に出るわけじゃないんだけど、軽やかで自由自在。Song for HEROのGtソロにおけるフレーズ運びとトーン・コントロールを聴けって話ですよ(←誰に向かって言ってるのか?)。Gtソロの時は、多くのロック系バンドがそうであるように、「オイ!オイ!」っていう掛け声で盛り上がる傾向にあるんだけども、私にとっては「ソロに耳を傾けたいからちょっと静かにしてくれるかな?」みたいな(笑)。そんな風に思うほどです。
rieのVoにある、媚びてないキュートさ、押しつけがましくないひたむきさってのも大きな魅力。彼女のVoがあるからこそ、楽曲に明るさだけじゃない真摯さが宿ると思うし。あ、そうそう、手拍子とか掛け声を煽った後、フロアの反応に対して「サイコー」って言う時の口調がマジサイコーです(笑)

最初と最後にバンドらしさ溢れる曲を配置、その間には手を変え品を変え、ノらせたり聴き入らせたり熱く盛り上がったりする曲で振り幅の広さを見せるセトリ。
短いセットとの中でも起伏を作ることができるのが、このバンドの強みですわね。それを可能にするバラエティ豊かな楽曲が揃っているし、もっと重要なのはメンバーのミュージシャンシップの高さ。ライブという「生」の現場で、楽曲が1曲毎にその表情をガラッと変えることが出来るのは、(勿論、照明や同期音源等の要素もありますが、)ミュージシャンの技量と引き出しの多さと表現力に依るところが大きいと思いますから。メンバーの力量がその変化の鮮やかさに直結するというかね。“デキる”人の場合、空気がパッと切り替わる時の印象が鮮烈なのよ。ちょい妖艶なダンサブル・チューンであるいたいけなDIVAを歌うrieと、バラード・Rを歌うrie。同一人物なんだけど、違うrieなのよね。

Good morning Mr.Dreamerの曲作りの巧みさ、タオル回し曲になってた人生=ルーレットでの大きな盛り上がりも光っていました。
Cosmic Traveler、もしくはパラダイスのような激キャッチーな曲があと1曲あればもっと良かったかな。後者はいたいけなDIVAとムードがちょい被るかもしれんけど。
7/31のワンマン、都合つけて行きたいね。

<セットリスト>
1.Start of my life
2.いたいけなDIVA
3.R
4.Good morning Mr.Dreamer
5.人生=ルーレット
6.Song for HERO


Chewing High!!
主催バンドなのでトリ。Key入りの5人組編成です。

CDは聴いていたもののライブ自体は初見。名倉かおりのVoを聴くのもKRGS卒業後は初めて。あ、飛び入りした原宿アストロホールのワンマンと、先日のduo MUSIC EXCHANGEワンマンでの関係者席からの生声アンコールはありましたけど(笑)。
まず、バンドの出音に驚きましたね。かなりパワフルで、一発目の音出しでドンッとキた。KRGSサポの時は確か7弦ギターを使っていた綾野ですが、ここでは音楽性に合わせて6弦。KRGSの時も思いましたけど、彼のGtってジャキジャキとしたシャープさがあるのよね。Chewing High!!(ちゅーはい)の音楽的な方向性はざっくりと言えば王道ロックなんでしょうけど、彼のGtもあってかなりメタリックに響く時もある。というか、このライブの場では、あった。
とはいえ、KeyもあるからGtと一緒にハモったりという使い方もできるし、ハードロッキンにもポップにもと、サウンドの押し出し方に幅を設けることができます。

で、そんな押し出し強めなバンドの音に全く負けていないのが、名倉ねーさんのVo。
KRGSの時は、基本、各メンバーが順番に歌い継いでゆくスタイルなので、彼女のVoのみ大きくフィーチャーしていたわけではありません。でもそんな中でも確実に浮かび上がってきたのが、彼女の歌声。他のGIRLSと声質が大きく異なるというのもあったでしょう。単純に声がデカいというのもあったでしょう(笑)。でも、KRGS関連の記事ではクドいほどに触れてきたように、彼女の卓越した歌唱力と存在感がズバ抜けていたっていうのが、本当のところでしょうね。ライブの場でも、キャラを活かしたアドリヴ気味の煽りやシャウトが、光ってましたし。
その歌唱を“ぶつ切り”状態ではなく、アタマっからケツまで聴くことができるんだから、こりゃ至福。上手い巧いってアマタでは分かっていたけど、やっぱすげー。その「上手さ/巧さ」が曲芸じゃないのが良いんですよね。テクニックのひけらかしではなく、曲の感情を、歌ってる自身の感情をそのまま声に乗っける歌唱。天性のロック感ですよこりゃ。
自然体のロック感が溢れ出すヴォーカリストと言えば、ヒゲスカ的には上木彩矢様ぁなんですが、名倉ねーさんの声はもっと厚みがある感じ。さらにブルージーな響きが加味されてる印象。それでいてキュートさも感じるんだからこりゃ最強っすよ、最強。上木様ぁと同様、ロック感溢れまくりングなのに押しつけがましくない、全く邪魔に感じない声だってのがいいよねぇ。超好みですわ。

あとね、アイドル時代の経験が活きているんでしょうね、表情や目線の使い方が完璧ですよ。「使い方」って書くと、なんかワザとやってるというか、お仕事的な響きがありますが、スマン、今ちょっと他の表現が思い浮かばないだけで、ごく自然にやってのけるんですよコレ。
自分の目の前やフロア前方のファンだけでなく、左右、そしてフロア後方のお客さんまで目を配り、置いてけぼりにしないで、楽しませスッと引き込む、そのフロントとしての実力と魅力 is すげー(これはGlowlampのrieにも言えること)。彼女のニコッていう微笑みの威力には凄まじいものがありますわ。あとは、MCや男性メンバーとの掛け合いを以って、温かく親密なムードを作り上げるのが上手いというのも、経験値ゆえでしょうね。MCタイムにシーンとなってフロアの温度が低くなるバンドが如何に多いことか(実はメタル系に多い現象だったりする)。
曲のキメやリズム・チェンジに合わせたかのような動きも、イチイチ様になるんですよね。カッコつけてないんだけどカッコイイし。彼女の存在が、そこそこの印象の曲(メロディ)でもグワッと持ち上げて来る。

タイプの異なる楽曲を並べて飽きさせず、それどころかあっという間に終わってしまいました。大きく盛り上がっていたものの、終始殺伐とした雰囲気が皆無でした。ラストは、各出演バンドのヴォーカリストをステージに迎えて、ちゅーはいの曲、オリジナルをセッション。
とても楽しく、居心地の良い空間であり、イベントでしたね。
ちゅーはい、も一度ライブに足運ばないとまずいやつだと確信しました。
強く。

<セットリスト>
分からん!



終演後に物販で、持っていなかったGlowlampの未発表曲集「ナナイロB-sides&demos」と、Chewing High!!の1stミニ「Bring it on!!」を購入。
石井さんには以前(Twitterで)リプをいただいたんですけど、rieさんもウチのブログをご存じだったようで。誠に恐縮です。
あと、名倉ねーさんとも物販でちとお話させていただいたんですけど、正のオーラ放ちまくりでYAVAかったです。私の負のオーラ(=
Dark side of the Force)が中和されて、真人間になった気がします。←

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