CROSS VEIN、BAND-MAID ~ 『 LOUD exSTAGE - ULTIMATE Vol.1 』@新宿ReNY劇場

『 LOUD exSTAGE - ULTIMATE Vol.1 』 新宿ReNY (2016/6/3)



新宿ReNY劇場にご帰宅してきましたぁん。
RYUMEI氏主催のライブ・イベント、『LOUD exSTAGE』シリーズになります。以前記事にしたように、CROSS VEINBAND-MAID、貴族とメイドさんによる、主従関係対バンが実現するつーんで、会場はライブハウスなのか劇場なのか城なのか屋敷なのか実家なのかもう分かりませんが、とにかく俺得でございますご主人様。

新宿ReNYは初めて来るライブハウスです。RUIDO系列のハコのようで。
「新宿」といっても新宿駅からはちょっと遠く、西新宿のアイランドタワーの隣ですね。円柱状の建物の2階で、1階にはロイヤルホストが入っています。このロイホには大学時代にちょっと胸にチクッとクるエピソードがあるんだけどそんなことはどうでもいいんだ。
キャパ800人の新しいライブハウスで、入ってみると800人収容できるようにはパッと見では見えないんですけど、でも(同じキャパのはずの)渋谷CLUB QUATTROよりはずっと大きく見える。フロアサイズの割に柵で細かく区切られていること(狭く見える要因)と、ステージ含む空間全体が広く高く取られていること(広く見える要因)、両面に依る感じ方ですかね。因みにホール部分は、建物の形状に合わせたように(客席側が)半円形になってます。
シャンデリアに深紅の緞帳と、どこかキネマ倶楽部のようなレトロな雰囲気もあるハコでしたが、設備はもっと現代的。関係者席であろう2階部分の半円に沿ってディスプレイ・パネルがグルッと嵌め込まれているし、ステージ後方のスクリーンも大きい。あと、照明が豪華で、LEDレーザーもバシバシ使われており、対バン・イベントじゃなくて(それぞれのバンドの)ワンマンに来たのかと思っちゃうような演出でした。出口側に近い方と、ドリンク・カウンターに近い方、目的別に2つの出入り口があるのもいいね。ステージも高めで観やすいし、とても良いハコだと思います。
ただ、どのバンドも全体的に音はデカかったので、PAさんもうちょっと絞ってくれてもいいけどね。耳栓してても翌日に少し耳鳴り残ったからなぁ。音自体はすっげぇクリアで良かったです。

各バンド、40分ステージでした。


Caramel
以前BAND-MAID®渋谷Milkywayで観た時に対バンで出ていた女子スリーピース・バンドで、その時は時間やら体力やらの関係で感想を書かなかったんですが、とにかく元気の良いパフォーマンスが印象的でした。

私がハコに到着した時にはセットも終盤に差し掛かっていたと思います(残り3曲くらいだったかな)。フロアの埋まり具合は6割ほどなれど、熱心なファンを中心にやはり盛り上がってます。合唱とアクションによるファンの参加を促すパートが随所に織り込まれたキャッチーな楽曲のインパクトは大きく、そこに反復横飛びしようだの何しようだのという“指導/誘導”がある(またそれが上手い)ので、その「分かり易さ」はライブの場では強いでしょうね。一生懸命さはめっちゃ伝わってくるし。

Vo+Gt+Drという編成で、「3人でできることだけやる」なスタンスというよりは、「3人でできないことは全部同期音源でぶっ込む」というスタイル。そもそもBaいないしね。同期の占める割合が大きく、どこをバンドが演奏しているのか判別できないところも多々ありました。←不満点


ASURA
以前CROSS VEINと対バンした時に一度だけ観たことがある。その時の記事を読み返してみると(→コチラ)、「一番目立っているのは同期音源。バンド・サウンドが弱いですね。ついでに、Voの歌唱力も弱い。ついでに、ダンスのセンスも古臭いんだよなぁ」となかなかdisってますな、この管理人(俺だ)。

ただ、この日観たみたら、随分と変わっていて、ちょっとビックリ。
かなりメタリックになりましたね。衣装チェンジしたばかりなのか、全体的なバンド・イメージもARCH ENEMY的なアーミーっぽさを押し出したものに変わってますし。音も、以前は【メイン=打ち込みダンサブル、サブ=バンドHR/HM】みたいなバランスでしたが、それが今は逆転していて【HR/HMバンドにダンサブルな打ち込みで彩を付けてる】って感じになってました。Gtは繊細で綺麗めなトーンなんだけど、もうちょっと太さとザクザク感があった方が良いと思いますけどね。バッキングでの存在感が希薄なんで。Dr(サポート)の音がデカ過ぎるから、相対的に(Gtが)聞こえなくなるってのもありますけど。このDrは、パワフル過ぎて苦手だったなー。パワーヒッター・タイプでも全然うるさく感じない人もいるんだけどね。

Voは声が太くなりましたね。別人に思えるほどってわけじゃないし、曲によってはJ-POP的な歌唱スタイルだと物足りない部分があるんですけど、それほど大きな瑕疵じゃないし、バラードではぴったりハマっていましたし。VELVET★CHERRYのAkane(Vo)からヴォイス・トレーニングを受けているようなんですが、その成果でしょうかね。告知系のMCの伝え方はもうちょっとまとめた方が良いと思いますけど。

ダンサー2名の振り付けというか踊りは、それ単独で見るとやっぱ「ジュリアナ東京」的な往年の感じがプンプンとする(行ったことないし、そういう年代でもないんだけどオイラ)し、アイドルのそれと比べちゃうと古臭さもあるんですけど、全体的なアンサンブルの中で見ると、そしてこの大きめのステージと豪華な照明の下で見ると、なかなか効果的な演出の一部になっていますね。バブリーな感触一辺倒だったのが、エンタメとしての華やかさに転化されたような感じね。それは、ダンサーの重要度が低下したというより、バンド演奏の押し出しが強くなったことに依ると思います。

Caramelに引き続き大きく盛り上がっていましたし、とても良かったです。ラスト2曲は特に即効性の高い曲で、好みでしたね。


BAND-MAID
お給仕の時間ですよぉぉおお!!
新譜「Brand New MAID」リリース後、国内では初のお給仕とのこと。私としても2月以来なので、新曲がどんな風にステージで映えるのか、楽しみでありました。

スクリーンも使わずステージ上はメンバーと機材のみ。この日の出演者の中では音的に最も無骨だと思われるメイドさん達ですが、ステージが大きかろうが小さかろうが、照明が豪華だろうがショボかろうが、バンドの出音で勝負してフロアに熱を発生させることができます。衣装やコンセプトに依るインパクトとはもはや関係ないところで、説得力のあるステージングを見せてくれますから。彩姫(Vo)の調子もとても良さそうでしたね。
可愛い!じゃなくて、素直にバンド・サウンドがカッコイイと感じさせてくれるところに魅かれます。アメリカンHR一辺倒じゃなくて、J-POPにも通じるキャッチーなメロディがあるのも私好みだし。Before Yesterdayの哀愁がセットの中で良いアクセントになっていたこと、the non-fiction daysの強烈なライブ映えにはビビった。

このバンドは、ライブにおけるリズム隊の重要性を再確認させてくれますね。廣瀬茜(Dr)とMISA(Ba)の2人が曲に実際のテンポ以上の勢いをガンガン与えているのが伝わってくるもん。それによって、CDで聴くと地味に感じる曲でも、お給仕の場だと魅力がグッと立ち上がってくるし。うねりまくる低音やばしやばし。
私はド真ん中後方のステージ全体を見渡せる位置で見ていたんですけど、かつてないほどに「みなぎるゴリラ」廣瀬の叩きっぷりをはっきりと視界に収めることができました。もう彼女漲り過ぎで(笑)、途中何回もスタッフが機材の調整(補修?w)に来てました。

ま、改善点も同じくらいあるんですけど。
FREEDOMの冒頭で小鳩ミク(Vo&Gt)がチューニングしてるのにどんどん曲が進んでいるのは何事かと思ったし、そもそも彼女のGtプレイが十分生かされてるとは言い難いし(まだVoとの両立が難しいのかもしれない)、遠乃歌波(Gt)は勢いはあってスリリングなんだけど、ソロ/リフ共にごちゃっとならないようにもうちょっと整合感とヌケが欲しい、、、…ってギター周りばかりだな!(笑)
まぁ、小鳩の踏ん張り次第だな、と思うところは多いです。Vo面でもGt面でも。髪型をポニテにすると劇的に飛躍するかもしれませんよ。しないかもしれませんけど。

で、小鳩ミク最大の踏ん張りどころである(?)おまじないコーナーですが、今回は「萌え萌え!」「キュンキュン!」「ずっきゅんばっきゅん…」のショートVer.でしたね。時間の関係なのか、それとも主催イベントでもない対バン形式だとあのくらいの尺に収めるのか。
個人的には、
ミ「りゅー、めい!」
客「りゅー、めい!」

ってのを期待してたんだけどなぁ(笑)

しっかし、小鳩が「今日のライブのことを忘れないように“おなじない”をします」って言ってるのに、彩姫が「みんなありがとう。今の(おまじない)は忘れていいから、最後の曲一緒に楽しみましょう」って言うっていう、そんなフロントメイド2人のやりとりも好き。

新譜に伴う全国ツアーを回ってきて、ラストO-WESTでどんなお給仕をしてくれるのか、非常に楽しみです。

<セットリスト>
1.REAL EXISTENCE
2.FREEDOM
3.Before Yesterday
4.LOOK AT ME
5.the non-fiction days
6.Thrill
7.Don't let me down
*** 萌え萌えおまじない ***
8.alone


CROSS VEIN
大量のご主人様お嬢様がいってらっしゃいしてしまったのか、フロアには一気に隙間ががが……。。
Eternal Dreamの冒頭登場時から威勢の良い声を放ったJULIA姫は、新しいアー写と同じ、白と淡いエメラルド・グリーンのドレスをお召しで、これはこの日が初めて披露かなむをおおおおお!むをおおおおお!

エタドリの序盤、YosukeのDrがめっちゃヨレ気味で「オイオイ大丈夫かよ」と、Gtの音があまり聞こえず「オイオイ大丈夫かよ」と、それぞれの楽器のバランスが悪く、バンド全体のアンサンブルがきちっと伝わってこず「オイオイ大丈夫かよ」と思いましたが、徐々に立て直されていきましたかね。
音はアレでしたが、大きなステージでの見栄えとのっけからレーザー照射ッ!!なライティングは素晴らしく、間奏後のガクンと落とされる静寂パートでの青く包まれた光景は、息を呑むほど美しかったです。

MASUMI(Gt)作のメロスピ・チューンPrecious Liberty(この曲好きー)を経て、先日のJULIAたぁん生たぁん祭で初披露された新曲最果てのhorizon-オリゾン-へ。この曲のスタートから一気に音響面が改善されたのを感じましたね。
記事の最初の方にも書きましたが、この会場、音が良いです。彼らの出番でも、一旦各楽器のバランスが整ってしまえば、あとは問題無し。KeitaroのKeyまでくっきり聴き取れました。ま、バランス的にはもうちょっとギター2人の音を出しても良かったとは思いますけどね。

で、音響はいいんだけど、それより、今日の姫は前髪がいまいちキマってなくて、それが非ッ常に気になる(笑)
私が監督だったら(何の?)、両手で「T」の字作って「タイム!タイム!」っつって、ライブ中断させて姫の前髪をセットしてやりたいよ(オイ)。

曲は良し、40分の中にドラマを設けるセトリの構成も良し、大きなステージのでの見栄えも良し……なんですが、3点目に関してはもっともっと良くなるはず。CVのライブで今までで一番大きいステージってどこだったんだろ?
新宿BLAZE?
キネマ倶楽部?
umeda AKASO?
まだまだ広いスペースの活用法には課題があると思います。場数を踏んでほしいですね。
弦楽器陣が自分の立ち位置を入れ替わったのって、アンコールの時くらいだったかな? かつてより幾分大人しくなっているような気もしました。モニターの返りの問題やマイクで煽らなきゃってのもあるとは思うんですが、ライブならではの熱を生むための試行錯誤は色々やってみてほしいですね。個人的には、この大きくて高いステージでSweet Spellやって、3人が並び立つシーンが見れたらめっちゃクールだな、とも思いました。
JULIA嬢は、気品を失わない&キャラ・イメージを崩さない範囲内でステージ左右へと優雅に動き回っておりましたが、視線の定め方や所作に、(例えば)キャパ200人クラスの会場の時とは勝手が違う“迷い”を感じる場面があったのも事実。視線や表情によるファンとの交流や楽曲に合わせた立ち姿やアクション、盛り上げる時の動き等々、ステージの大きさに左右されないで高いレベルのものを提供してくれるのは、メンバーの中ではダントツでShoyo(Ba)だと思いますね。

アンコールは、フロアからプレゼントされた黄色い薔薇の花束を持ちながら歌った、Maid of Lorraineで締め。なんだかちょっとシュールな光景ね(笑)
Noble ScarBrightest HopeLast MelodyMoon AddictRed Star等のキメ曲を入れなくても十二分にドラマを作れるところ is 最強。

<セットリスト>
1.Royal Eternity~Eternal Dream
2.Precious Liberty
3.最果てのhorizon-オリゾン-
4.琥珀の誓い
5.Wonderous Nightmare
6.Protect the Core
7.forget-me-not

ENCORE
8.Maid of Lorraine


CVのライブ終了後お馴染みの、「JULIA姫録音後説」が流れるもんだから、これで終了とばかりにお客さんも帰途についてしまって、RYUMEI氏による締めの写真撮影の時にはフロアが寂しくなってしまったのはちと残念でした。

耽美なお給仕を気高きご主人様に。
ちょっとずつ音楽性の異なる組み合わせによる、充実のイベントでした。とても楽しかったです。


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COMMENT 2

Tomo  2016, 06. 08 [Wed] 23:07

No title

こんにちは、今回のライブはどのバンドも結構良かったですね。
どのバンドも前で観ていたのですが…
Caramelはファンが怖い、ASURAはダンサーが拳で煽るだけなら居なくていいかも…と思いました。
CVのファン歴は割りと長いと思うのですが、BAND-MAIDが一番勢いがあったように感じました。小鳩さんはギター歴は長くないようなので、多分軽いバッキング程度としか暫くは期待できなさそうですね。REAL EXISTENCEのように疾走感のある曲をこれから作ってくれたらもっと盛り上がるかと思いました。ちなみにALONEはCDの方が聴き応えがありました笑。

CROSS VEINはキーボードの音量が小さすぎて雰囲気があまり出てないように感じました。琥珀の誓いは好きな曲なので演奏してくれて嬉しいのですが、HIZAKIが言うにはセットリストの組み方がいまいちだったそうです笑。

全体としては良いバンドが集まってくれて結構満足したライブでした(^^)
長文失礼しました。

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ヒゲ・スカイウォーカー  2016, 06. 09 [Thu] 21:51

Tomoさん、

Tomoさんは冷静によく見てらっしゃいますね。

実はCV最後のMaid of Lorraineの時に、その「怖いファン」が急にぶつかってきて、そいつと柵の間に手を挟まれて負傷しました(笑)

ASURAのダンサーは某EXILEのパフォーマーみたいなものでしょうかw
確かにヘッドセットマイクでも使ってコーラスを強化するという手もありますね。

個人の嗜好を度外視して考えると、仰るように、私もメイドさんが一番良かったと思います。複数回観てると出来にバラつきがあるので、安定感はまだ不足してるように感じますが。

この会場は横に広いので、前方エリアだと音響的に不利な部分は出てきそうな気はします。因みにCV、後方ではKeyもクリアに聞こえました。
HIZAKIの言い分は、もっと疾走曲を増やせってことなんでしょうかね?ウルセーッ!って感じですが(笑)

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