CROSS VEIN@吉祥寺CRESCENDO劇場

CROSS VEIN 【 Theater of CROSS VEIN 2016~Birthday of JULIA~ 】 吉祥寺CRESCENDO劇場 (2016/5/22)

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5月後半の土日の予定は空けておかなければならない。なぜなら、CROSS VEINのJULIA姫の生誕祭イベントが入ってくるから。
というわけで、Steve HackettCAMELが出演する『PROGRESSIVE ROCK FES 2016』への誘惑を断ち切って、久しぶりに劇場化した吉祥寺CRESCENDOに行ってまいりましたぁあん。

開場から開演まで30分間、そして入場時にチケット代を清算するシステムであることが関係していたんでしょうか、開演は20分ほど押してましたね。珍しい。他にも貴族トラブルが何かあったのかもしれぬ。そしてソールドアウトしているということもあり、フロアはみっしりと埋まっています。

アンコール付近にやることが多いMoon Addictからスタート!
本日の主役(あ、この日に限らず、ウチのブログ的には常に主役だが)JULIA姫はブラック&ゴールドのドレスをお召しでございます。髪には花飾りィイ!!↑↑

序盤から音がとても整ってますね。攻撃性を保ったままバンド・サウンド全体が締まってる(私が観ていた位置はフロア中央やや下手側)。何度も観ているバンドにも関わらず、「おぉ、良いバンドになってるなぁ…」なんて思ってしまいました。
CVはGtの音量が他のメタルバンドより控えめに感じる時もありますけど、他の楽器とのバランスとしては良好で、楽曲の世界観を壊すことがないし、そこにライブならではの熱を注ぎ込むことに成功している。この日、とりわけKeyがはっきりと聞こえました。

現行体制での初ワンマンとなった2月の渋谷StarLounge劇場(レポは→コチラ)、忘れられない大洪水の一夜となったスリーマン原宿アストロ劇場(レポは→コチラ)。その2公演で違和感を覚えたYosukeのDrプレイ、この日もスピードチューンでのノリがやはり少しだけ違うと感じることはありました(良い/悪いというより、「前任とは違う」というニュアンスに変わってきたかな?)が、全体的にはパワフルでソリッドで、とても好印象でした。叩いてる姿はほとんど見えなかったものの、Drに耳を奪われる場面が多かったですし。
偉そうなことを言って申し訳ないですが、「あぁ(このラインナップも)噛み合ってきたかなぁ…」と感じましたね。

JULIA嬢はいつもの安定感(とりわけ喉の調子には関してはほんとブレが少ない人だと思う)に加え、声の量感というか太さが増してきたかしら? というより、場面々々で声の使い分けが上手くなってきたのかな。それは歌唱だけじゃなくて、MCから曲名コールまで含めたフロント貴族全体のステージングとして。
また、ちょっと前から感じていることですけど、物語の語り部としての表現力が以前と比べてグッと増している気はしますね。琥珀の誓いで登場人物(少年と少女)を演じ分けている様子なんて特にそう。何か感極まるものがあったのでしょうか、バラード追憶は儚き雪では涙しながら歌う場面もありました。
こういったスピード・チューン以外の曲にこそバンドの独自性がより強く感じられ、どっぷりとその世界観に浸れるという点が、このバンドの強みではある。だからCVって、私にとってはメロパワ/メロスピ・バンドではないのよね。「シンフォニック・メタル」と大きく括りたいところです。

YosukeもJULIAたぁんも良かったんですけど(それを言ったら弦楽器隊三王子も)、この日は特にKeitaro(Key)が光っていたなぁ。前述の音響面のおかげもあったかもしれませんが、彼の鍵盤が鮮やかに切り込んでくるタイミングで鳥肌が立った瞬間が何度あったことか。Red Starforget-me-notなんて生まれ変わったといってもよいほどの新鮮さを感じましたね。
これはもはやけいたろたぁぁぁあああん!!とシャウトせざるを得ない。


あくまでも私に限った話ですけど、CVの場合、セトリの心配は一切いらないのよね。どの曲をやってもらっても「よっしゃ!」って感じだから。そんな俺得曲しか並ばないセトリの中でも、独自性が光るのがSweet Spellforget-me-not。この2曲の、似たものが無い、他では聴くことの出来ないオリジナリティってのは奇跡的だな、と毎回思います。Yoshiの作曲センスが爆発しとるわ。

いつものワンマンと同様の二部構成です。
でもこのCRESCENDO劇場の場合、フロアを通らないと楽屋に戻れないため、休憩時間の10分の間、メンバーはずっとステージ横の控え室、もしくは幕の閉まったステージで待機/休憩してるんだよなぁ。そんな狭い空間(って入ったことないからどれくらいのスペースか知らないけど)で汗拭いたり(多分JULIAたぁんは汗とか出ないけど)、喉を潤したり、案外貴族も優雅じゃなくって大変だなって思いますよね。てっきり休憩中は、ソファにでもゆったりと座ってお紅茶とスコーンでもお召しになってるんじゃないかと思ってましたが(思ってない)。
因みに貴族じゃない平民ブロガーの私は、このタイミングで鳥頭の中に収まっているセトリをピコピコとケータイのメモ帳へとアウトプットする作業に必死です。


第二部はロイエタ~エタドリの坂道発進コンボでスタート!
JULIA姫はウェディング・ドレスを思わせる白のドレスにティアラで、むをおおおおお!シンデレラぁぁああん!!
やはりこの曲、強力過ぎるな。いかなる時でも一気に沸点へと達する魔力がある。

ところどころMC(JULIA姫だけでなく弦楽器隊も担当)を挟みつつも、ショウ進行は割とテンポ良く。
第二部の特筆すべきところと言えば、この日初披露となった新曲とバンド初のアコースティック・セッションでしょうね。

“マエストロ”Yoshi(Gt)による「今までよりシンプル。でもかっこいい曲を目指した」という説明を以って紹介された新曲、最果てのhorizon-オリゾン-。しかしなんだこりゃ、曲名の時点でこの臭気指数の高さは(笑)

私は常々、歌詞や曲名について、距離が遠いことや時間が長いことを表す単語を使用したり、対象に対する憧憬を込めるとクサさが増すと考えています。(ここではメロディそのもののクサさについては脇に置いておきます)
例えば英語に限ったとしても、forever、eternity、endlessあたりは鉄板ですし、immortalとかdistantとかもかなりクサい。forやoverなんていうのは割と臭気漂う前置詞ですし、なんちゃらaway~みたいのもグッとキますね(笑)
「グッとキますね」とか言いつつ勝手に読者様の共感を得たフリをして進めますが、「何言ってんだ、この変態ブロガーは?」と感じた方はちょっと下の方まで読み飛ばすか、そっと「閉じる」ボタンを押してください。

で、この新曲ですが、「最果て」はYAVAIでしょう。さらには「horizon」と続きますからね。「遠距離+遠距離」ですからね、そりゃあ色々な想いが募りますよこれは。そしてダメ押しとして地平線をフランス語読みさせるつーんだから、たちが悪い(悪くない)。
まず、イントロでゾクッとキましたね。その時点でこいつはキラーだと確信しましたもん。アニソン調の流れるようなメロディを持つアップテンポ曲(疾走って感じではない)でしたが、JULIA嬢が歌うと一気にCV風シンフォ・チューンになる。シンプルだと言っておきながら(確かに弦楽器はそうかも)、Keitaroたぁんの鍵盤のぶっ込み具合がスリリング極まりなくやばし!やばし! 彼だけ超忙しそうでしたよ(笑)。
いやー、やっぱYoshiの作曲&アレンジのセンスは凄いわ。

さて、アコースティック・セッションについて。
以前、キャプテン和田氏主宰の『PURE METAL FEST.』の前夜祭的なイベント、『キャプテン和田トーク&ライヴ!ピュア・メタル・サプライズVol.1』というのが目黒THE LIVE STATIONで行われましたが、そこでJULIA姫とMASUMI(Gt)と、THOUSAND EYESのKOUTA(Gt)によるアコースティック・セッションはありました(AMARANTHEを2曲プレイ)。ただ、自分達のワンマンで、メンバーだけでやるのは、初。
Gt×2本+ピアノ+Voによる4人編成でのLacrimosaの演奏でした。丁寧に強弱をコントロールする歌唱によって、元々耽美極まりない曲の叙情がさらに際立っていましたね。かつ、原曲からしてピアノのイメージが強い曲ですが、そこにアコギが絡んでくるアレンジも面白かった。
しかしセッションに入る前に、一旦ステージから去るShoyo(Ba)とYosukeに対し、「バイバ~イ」っていう姫の可愛さは異常レベルですわ。
バイバイって言われたいよな、うん。間違いなく言われたい。あとは、「待ったぁ?」とかも言われt(ry


で、一部のメンバーがステージからはけるタイミングってのは、要はサプライズを仕掛けるタイミングということでして(笑)、アコースティック・セッションが終わったところで、KeitaroのKeyによるハピバ・テーマと共にリズム隊の2人がケーキを運んできました。
蝋燭4本で、よんちゃい。
姫は「こういうの予定調和だけど(笑)、でも気づかなかった」と仰ってましたが、まぁ、そうね、ケーキ・サプライズってアンコールにやることが多いかもしれませんね。

この日は、バンドからいくつかお知らせがあるということで、既にオープンになっているライブの予定と合わせて発表されたのは、VersaillesJupiterのHIZAKI(Gt)が立ち上げた事務所「zenorecords」に所属することになったとのこと。(今のところ、)所属アーティストはJupiterHIZAKI(ソロか?)とCROSS VEINですと。
また、主催ライブを予定しているようで、日程は2016年9月19日(月・祝)、場所は新宿Ruido K4とのこと。

Jupiterとは今年の1月に貴族ツーマンをしましたが、それって確か両バンドのドラマーの繋がりが発端になったような気がします。YUKIとかまちょ、2人共、既にそれぞれのバンドからは脱退してはいますが、その縁がこんな風に繋がってゆくとはね。
そして、7月18日に行われる、KAMIJOの生誕イベントへの出演も決まったそうで、遂にCV、貴族的本丸とのご対面になりそうです。当日、KAMIJO兄貴に煽り口調で「クロスヴェイン、ジュリアぁあ!↑(語尾上げ)とか言われようもんなら、卒倒するぞ俺w

しっかし、上記内容がYoshiの口から発表された後で、「これからは貴族ぐるみのお付き合いをウンヌン…」とか「この一言が言いたかった(笑」とか、オッサンくさい駄洒落をかましてニヤニヤ ニコニコしているJULIA姫 is S-kawaii♡
そういうところ好き♡


本編ラストは、もはや定番の、そして最強の締めの流れとなってもおかしくなさそうな、Brightest HopeLast Melody
アルバム「ROYAL ETERNITY」(2015)でも最後を締めくくっているこの2曲は、今までになかった希望に満ちた明るい曲調へと華麗にイメージ・チェンジ(というか、作風拡大か)しつつも、バンドの個性がいささかも失われていないという、ウルトラC級の技をキメた名曲×2ですが、やっぱりキラー。聴いてると「あぁ…今日も良いステージだったなぁ…」という多幸感が湧き上がってきますわ。そして、第二部がエタドリから始まってこの2曲で締めるという構成美も◎。

アンコールは2枚のアルバムそれぞれを代表する、Noble ScarMaid of Lorraineでした。インディーズ時代を象徴する前者、メジャーへの門出の曲となった後者。その2曲をここ吉祥寺CRESCENDO劇場で聴くというのは、私自身としても感慨深いものがありましたね。初めてCROSS VEINを観たのもこのハコだったし。
まぁ(キャパ的な話、)いつまでもそれじゃいけないんだけどさ。

最後の挨拶の時に、王子達がピックやらドラム・スティックやらをフロアに投げ入れるのを見て、「あ、私もやってみたい」と、投げ込むためのペットボトルの水の残りを一気に飲み干すJULIA姫。風呂上がりのオッサンか!?と、突っ込みたくなるような威勢の良い飲みっぷりでしたが、そういうところ好き♡(2回目)
( ゚∀゚)o彡°じゅり水!じゅり水!


このラインナップになってから観たライブでは段違いで良い内容だったと思います。Yosukeが踏ん張っていたと思うし、バンドが良い状態にあることが音に反映されていたんではないかな。

<セットリスト>
- 第一幕 -
01.Moon Addict
02.Protect the Core
03.Masquerade
04.琥珀の誓い
05.Sweet Spell
06.Red Star
07.追憶は儚き雪
08.forget-me-not

- 第二幕 -
09.Royal Eternity~Eternal Dream
10.Hidden Star
11.最果てのhorizon-オリゾン- (新曲)
12.The Mysterious Room
13.Wonderous Nightmare
14.Lacrimosa (アコースティックVer.)
*** Happy Birthday ***
15.Brightest Hope
16.Last Melody

- ENCORE1 -
17.Noble Scar

- ENCORE2 -
18.Maid of Lorraine


最後になりましたが、
JULIA姫、誕生日おめでとうございます。
耽美な一年を美しき貴方に。


(5月は人の誕生日を祝いに行ってばかりな気がするぞオイラ/笑)

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COMMENT 2

Tomo  2016, 05. 25 [Wed] 21:19

こんにちは、レポありがとうございます。所用で行けなかったのが残念です。
HIZAKIは結構音に厳しそうですから、バンドとして成長できたら嬉しいです。
6/3のには行くので楽しみです。

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ヒゲ・スカイウォーカー  2016, 05. 26 [Thu] 20:59

Tomoさん、

こちらこそ、またコメントいただき、ありがとうございます。

既に一緒に出るイベントは決まってますけど、いずれJupiterとCVのツーマン・ツアーとかもありそうですね。Versaillesの活動状況にもよりますけど。

6/3、私も参加予定です。楽しみましょう。因みにトリ前のBAND-MAIDもお気に入りです(笑)

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