Octaviagrace × Scrambled Soul Circus@吉祥寺CRESCENDO

『 Octaviagrace × Scrambled Soul Circus 2man LIVE 』 吉祥寺CRESCENDO (2016/5/14)



OctaviagraceScrambled Soul Circusのツーマン・ライブに行ってきました。それぞれ70分ステージ。
両バンドに在籍するYouske(Ba)の生誕記念イベントです。ということは彼、出ずっぱりです。なおかつ、オープニング・アクトがあって、それにも参加するってんだから、これはもうYouskeワンマン・ライブですね。
しかし彼、最後までもつんですかね。2バンド共に、ずっとルート弾きしてるようなBaパートではないですから。むしろ逆で、「え、そんなに忙しくするんだ?」って感じだし。

一体、どうなってしまうのかーッ!?(指的に)


THUNDER SUNGLASS NIRVANA (O.A.)
なんだよサンダー・サングラス・ニルヴァーナって?って話ですが、冒頭にマイクを手に持つ(!)Youskeが「オープニング・アクトはコピバンだぜ!」と言い放ったように、O.A.担当即席バンドで、以下のメンバー構成です。
 Youske(Vo)
 雷(Gt/ex:ZERO)
 kae(Ba/ASURA)
 Ko-ichi(Dr/Octaviagrace)
 Reanne(Key/Octaviagrace)

急遽バンド名はどうする?って振られた雷が、自分を含めたフロントの3人をパッと見て、「雷 + Youskeが掛けてたサングラス + kaeが着てたTシャツがNIRVANA」で即座に。くだらねー(笑)。けど正直、お、この人アタマの回転速いなって感心しちゃったw

HR/HM演奏バックのヴィジュアル系縛りカラオケね。Youskeの歌う時の声は喋ってる時の声と変わらないという点で「カラオケ」ですが、バックの演奏は重い。特にKo-ichiのDrがバシコンバシコンかなりヘヴィでしたね。機材の関係だったかもしれませんけど、こういう叩き方もできるのねと、ちと驚きました。
シングルGt編成ということで、Key担当のReanne様は大活躍です。コーラス担当したり、せつなさよりも遠くへではサビ裏のタッピングをKeyで再現しててウヒョー!!ってなりました。

最後はSSCのKazu(Vo)を呼んで、ツインVo体制でのREADY STEADY GO。サクッと4曲、O.A.らしく難しいことを一切考えずに明るく楽しめるステージでした。
因みに、O.A.のハイライトは、ヴァンパイアの静かになって歌い上げるパートで、最近ヲタ活に余念の無い友人が突然Youskeに向かって両手を掲げ始めた瞬間(笑)。どうやら“現場”毎に「ケチャ/ロミオ/捧げ」等と称する行為らしいwコワイねww

<セットリスト>
1.HEAVEN'S DRIVE (L'Arc〜en〜Cielカヴァー)
2.ヴァンパイア (Janne Da Arcカヴァー)
3.せつなさよりも遠くへ (SIAM SHADEカヴァー)
4.READY STEADY GO (L'Arc〜en〜Cielカヴァー、with Kazu)


Scrambled Soul Circus
ライブを楽しみながらも、同時に、ブログにどう書こうかって意識は常にアタマの片隅にあることが多く、もはやこれは職業病のようで(職業じゃない)、純粋にライブを楽しむという意味においては幸か不幸か分からない状態になっています。その中には「この、現在進行中のセットリストを覚える」という苦行が含まれることも多く、年々記憶力の後退を感じる鳥アタマにはなかなか厳しい事態になっております。メモ用紙&ペン片手に(両手か)ステージを観るなんてことをするつもりはありませんし。ライブ後にどっかの誰かがTwitterでアップしてくれるだろと期待できるバンド/イベントだったり、端からセトリを覚える気が無いライブは楽なんですが。
セトリを覚えやすいバンド、反対に覚えにくいバンドってのがあって、それは第一には自分の中の音源の咀嚼具合に依るところが大きいんですけど、それだけではなくて、音楽性、特に歌パートとインストパートの配分やどちらをより重視するバンドなのかによって左右されます。私は歌モノ大好き人間なので、やはりVoに重きを置いた音楽は覚えやすかったりしますね。
で、Scrambled Soul Circusはというと、セトリは覚えやすいバンドです。Haruka嬢の歌うメロディを中心に据えた音楽性であることは勿論、色々な要素をちょっとずつ持ち込んでフックを設けながらも、1曲1曲のカラーがかなり明確なためですね。ここらへんの楽曲を纏め上げるKazuの手腕ってのは、秀でたものがあると思います。
あ、あとは曲に入る前にHaruka嬢が短く曲名コールしてくれるからだわ。
(こんなこと書いておいて、下に記したセトリが間違ってたらどうしよ?、という/笑)

で、なんでこんなことをSSCのレポのところにツラツラ書いてるかというと、行数を稼ぐためだな(笑)。いやね、ライブを複数回体験してるバンドによる完成度の高いステージってのは、逆に書くことが無くなるんですよホント。やはり初見のバンドだったり、音源リリースした直後のライブだったりするとそれなりにあるんですけど、慣れたバンドだと多幸感に浸っちゃうことが多いのよね。

強いてこの日の残念な点を言うと、SeiyaのGt音量がKazuのそれに比して小さかったことかな。中央のお立ち台に上がってソロキメてやんぜッ!ってタイミングでも、ちと迫力不足でアレレ…ってなった。彼のGtサウンドってめっちゃ綺麗で、それがKazuのGtとの差別化になってる部分はあるんだけど、主張の強いYouskeのBa側ということもあって埋もれる時はありますね。音の住み分けはしっかり出来ているバンドなので、音域的にというより音量的に。

長めの持ち時間ということで、前回初披露のHR要素の強い新曲(未だタイトル決まらず)と、2回目の披露となるCherish!!もやりました。
この2曲に限らず、Kazuが歌う短いセクションが、曲の中で重要な役割を果たしていることに気づきます。彼が歌うことについては気に食わない方もいるでしょうけど(笑)、Kazuの声に強弱コントロールに異様に長けたHaruka嬢のVoが重なって、そこから「Harukaメイン+Kazuコーラス」という構図になった時に音のレイヤーはめちゃくちゃ美しい。

彼女、人の心を動かすようなそんな歌唱を聞かせたかと思えば、Youskeへのプレゼントに見せかけて紙のバネを使った自作のビックリ箱で(演奏中に)ふざけたり。この人の歌声や、脱力するようなホッと肩の力を抜くような気取らないMCには、随分と救われているな、と感じますね。
あとね、Haruka嬢、SSCのライブの時はここのところずっとポニーテールにしてるけど、これ絶対オイラに対するサービス精神の発露に違いないね。←

Hide myselfShade”Re:START~新曲の俺得流れに悶絶し、ゲストにOctaviagraceの実稀嬢(Vo)とReanne様ぁ(Key)を迎えてのWIND!!に涙腺崩壊。
Kazuの「K'zです!(SSCになる前の仮バンド名)w」にはニヤニヤしつつも感慨を覚えたし、Haruka&実稀のツインVoは、意外にも2人の声質がハマってた。
70分間、楽しゅうございました。

<セットリスト>
01.旅立ちの唄
02.いいじゃん
03.Cherish!! (新曲)
04.Hide myself
05.Shade”
06.Re:START
07.未だタイトル決まらずな新曲
08.ハミング♪
09.“Shiny
10.Dream State ~親愛なる仲間達へ~
11.WIND!! (with 実稀&Reanne)


Youske氏(の指)、まだ元気。
多分。



Octaviagrace
SSCよりオクタヴィアの方がBaパートさらに忙しいよね……ww
と、こちらはSSCよりさらに新曲マシマシのセトリでございます。

こちらもhanako嬢のGtの音量が小さかったなー。序盤、刻み倒すザクザク感があまり伝わってこなかった。2曲目あたりからやや改善したかと思いましたが、メロスピ新曲リベリオンでのユニゾンでは完全にKeyに負けてたしな。
勿論、観ていた位置にも依るんでしょうけど、私、前方ほぼ中央で、どちらかというと菩薩サイドですからね。ここで聞こえなかったらどこで聞こえるんだよっていう位置でしょうし。

OctaviagraceScrambled Soul Circus。双方好きなバンドなので、ライブは繰り返し行ってますが、こうやって連続で観ると、2バンドから受ける感覚はかなり異なるんだなと感じましたね。自分でもちょっと驚いた。こりゃ面白いわ。
傍から見れば、共に「J-POP~アニソンに通じる歌メロを持つ技巧的なハードポップ~HR/HM」ってことになるんでしょう。ただそこを掘り下げてゆくと、SSCの方は研磨されて棚に陳列されている宝石のような完成度の高さがあるように感じるし、オクタヴィアはもっとゴツゴツと粗い面を剥き出しにしてる。
YouskeのBaという“共通項”こそあれ、前者は歌唱・演奏共に半端じゃない安定感があって、Kazuの作曲&アレンジ・センスが注入された必殺とも言える様式美が大きな武器ですね。Shade”での洗練しまくった叙情なんて、生で聴いてると、そこがライブハウスではなくて東京国際フォーラムホールAなんじゃないかと錯覚するような、そんな普遍性と大衆性ですよこりゃ。
対して、オクタヴィアは歪だ。異質なもの同士が完全には交じり合わない状態で合成されているという感じ。キメラですわ。ただ全体としては不思議な調和はあるんですけどね。実稀嬢の持ち味であるファンタジックな色合いが楽曲に統一感をもたらすから。

一読、SSCを持ち上げてオクタヴィアを落とすような記事に思えるかもしれませんけど、そんなこたぁない。完成度の高さがそのまま個々のお気に入り度の高さに直結しないのは、音楽鑑賞という趣味嗜好にとっては当然のことですから。
オクタヴィアはその「歪さ」が愛おしい。こちらが対峙する方向によってその印象をガラリと変えるような多面性があり、雑多な要素が飽きさせないし、次にどう展開してゆくんだろうという先の読めないワクワク感のようなものがあるし、同時に美しさも兼ね備えてるし。

さて、そんなキメラ的鬼畜高難易度楽曲を延々と弾き倒さねばならないYouske。O.A.での歌唱は省いたとしても、70分+70分のステージをこなす彼に疲れの色は…、、

見えたね。

終盤では、メロディックなフレーズがスルッと抜けてくるという彼の持ち味が多少スポイルされていましたし、崩壊しそうだけどなんとか持ちこたえてるって感じで、トーンにもラフさが滲んでた。本編ラストのアザーブルーなんて歯を食いしばり&表情を歪ませながらの演奏で、その悲壮感すら漂う様子からは今までに観たことないような凄みを感じましたね。指が動かねーーーーッ!!っていう。
その横では、そんなのどこ吹く風って感じの体のミキティー(by Kazu)がマイペースで歌ってるという、構図もイイw

アンコ-ルにあたるDramatic Quietは一旦引っ込まずに、SSCと同様の趣向でゲストを迎えて……という段取りだったようですが…、、、
引っ込まないはずなのに袖に引っ込んだミキティーが、ピアニカによるハッピー・バースデーのメロディと共にケーキを持って登場!
ピアニカ吹いてるのはHaruka嬢だ(←お、楽器できるのか?w)
そして、ハピバサプライズの後は、WIND!!と同じくツインVo体制でのドラクエで締め。

新曲はどれもメロディが印象的で良いし(器楽的な面白さはこれからもっと把握できてくるでしょう)、アルバム制作に向けて精力的に動き始めているようですし、東名阪スリーマン・ツアーも発表されました。
こりゃあ楽しみしかないわ。

<セットリスト>
01.albescence
02.Mr. Vivid Painter (新曲、Reanne作)
03.茜
04.追想列車
05.リベリオン (新曲、Reanne作)
06.ラストノスタルジア
07.Wihte Graffiti (新曲、Youske作)
08.ロストモラトリアム
09.Hardenbergia
10.cope of midnight
11.Emerging Oath (新曲、Youske作) ※Rising Oathから改題
12.アザーブルー
*** Happy Birthday ***
13.Dramatic Quiet (with Haruka)


どちらのバンドもロングセットでしたけど、驚くほど時間を気にせずに過ごしたツーマンでした。めっちゃ楽しかったです。
SSCの出番の時のMCで、Youskeと“暴走娘”Haruka嬢が出会った頃のエピソードやらなにやらを話す場面がありましたが、私自身、彼とはCROSS VEIN在籍時から懇意にしてもらっていますし(ファンとミュージシャンとの一線はわきまえているつもりだが)、それなりの“歴史の積み重ね”はある。ですので、こういった二度と無いかもしれないレア(で過酷w)なイベントに立ち合えたことは、喜ばしいことです。

Youskeくん、おめでとう。

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