摩天楼オペラ@EX THEATER ROPPONGI

摩天楼オペラ 『地球 -The Elements- TOUR』 EX THEATER ROPPONGI (2016/5/4)

摩天楼オペラ_elementstour_20160504

摩天楼オペラの、アルバム「地球」(2016)に伴うツアー・ファイナルに行ってきました。
CD音源は以前から楽しんでいたもののライブは観たことが無く、初めて観た(無料)ESP学園主催の『COLORS2015』のステージが素晴らしかったこともあり、一度ワンマン公演をガッツリと観てみたかったんですよね。

この会場はPASSPO☆を観た時以来の2回目だな。ココ、後方エリアが前方エリアより一段高く、というか、前方エリアが低く作ってあるんですが、後ろから見るとあんまりステージが高くないのね、と改めて感じました。天井はやたら高いが。ステージ上は、それぞれの機材に加え、後方を右から左へとアーチ状の金属骨組みが横切っているのが、大きな特徴。
フロアは最終的に7割以上は埋まりましたかね(2階席はすぐにソールドアウトしたそうです)。ここ1,700人以上入りますから、大したものです。しかも若い人がとても多い。この中じゃオイラなんて“シルバー世代”っすよ(笑)。当然のように女性客が中心ですが、男性も多い。Aチケットで入ったであろう前方エリアはどうだったか分かりませんが、後方は4割くらい男性ファンだったような気がします。まぁ、このバンド、男性限定ライブもやるくらいですしね。
そんな後方中央から鑑賞。


「ライブはスポーツだぜ!」
…って苑(Vo)がゆってました。

そんな体育会系のノリがあるというか、随分と熱いパフォーマンスでしたね。ファンの盛り上がりも熱い。
「地球」というアルバムは、メタリックさはやや控えめで、ピースフルで柔らかく包まれるようなメロディの曲が多い作品でした。そんなアルバムから、ボーナス・トラックを除いて全曲をプレイ、まさに“地球丸ごと”なセトリだったわけですけど、要所々々でアルバムの中でも激しめの曲が大きく盛り上がり(必ずしも私の好きなタイプの楽曲ではないが)、また、アルバム外からもそういう曲がええ仕事してまっせだったので、攻めの姿勢が前面に出ていたかな。
ただ、ガサツなバンドではない(はずな)ので、じっくり聞かせる曲での情感も申し分ない。セット中盤と終盤に、そういったタイプの曲を配置して起伏を作り出し、かつ「地球」というアルバムのコンセプトを完成させていたのは見事でした。本編ラストの流れが、少年合唱団フィーチャー(これは同期音源で再現)の讃えよう 母なる地でから地球だなんて、自己満足もいいところなんですけど、このツアーでしかできないことでしょうし、アーティストなんて自己満足をバンバンやりゃあいいわけですから、それをやりきったメンバーには拍手を送りたいところです。実際、地球における、天から光が差し込むような照明効果は素晴らしかったし、ゆっくり舞い落ちる紙吹雪の演出も良かった。

オペラって、シングルのB面というかカップリング曲も結構セトリに入れてくるんですよね。私、アルバムしか持ってないから知らない曲もありましたわ。あと驚いたのは、このバンドのライブってサイリューム振るのね。全編ピッカピカ&振りまくりって感じじゃなくて、特定の曲のみでしたけど。

バンド演奏は、技巧派のメンバーが揃っているバンドなだけに、不安感のない鉄壁のものでしょう。ただ、自分の好みとはちとズレてましたね。
全体の音像は、リズム隊の低音がかなり効いていました。あまりトリッキーなことはしないけど、よく動くメロディックなラインを弾く燿(Ba)の存在感は大きかったし(ついでに言うと、肘の動きもやたらデカいw)、悠のドラミングもうるさいくらい。その上をかなりクッキリと聞こえる彩雨(動き方 is クネクネ)のKeyが彩る。
気になったのは、DrとGtの音(音作り)。Drの音が「重い木魚」みたいに聞こえることが多かったです。木魚ならポクポクポクポク…なところ、悠のDrはボグ!ボグ!ボグ!ボグ!…みたいな。要は、ラウドなんだけどシャープさが足りないんだな。これは多分に好みの問題ですが。そんな音なので、(特に)サビ裏でツーバスドコドコを繰り返すところなんて単調に聞こえてしょうがなかった。音量がデカいだけに余計に。例えば青く透明なこの神秘の海へでの、エピカルで包み込むような大きいドラミングはとても良かったですけどね。
Anzi(Gt)は、弾き方も音もセッション・ミュージシャンのような綺麗なスタイルで、私自身とても好みなんですが、(このバンドの中では)もっと図太い音作りの方が良いかなー、と思いました。ソロでは目立つんですけど、リフのザクザク感が他のパート(=楽器)との兼ね合いで上手く伝わってこないんですよねー。中音域が物足りないな(逆に低音域は目立ち過ぎ)って感じる場面が多かったので。ギタースキーとしては、彼がもっと目立ってくれた方がHR/HM色が強まって好みに近くはなりますね。

苑はね、とっても良いよ。
ヘンにカッコつけてないがむしゃらっぷりが、実にカッコイイ。
最初のMCで声が枯れてるように感じたんだけど(いつもあんな感じ?)、実際の歌唱には影響ありませんでした。多分。CD音源よりラフではありつつも、肝となるラインでのフェイクや歌いきれてないところはほとんど無く、その絶唱に鳥肌が立つ場面も多し。パイロドッカンドッカンをバックにした(ステージ前方ではなく、Dr台より後ろで炎が上がっていたから)BURNING SOULは特に凄かった。この曲のサビをライブで歌いきれるとは思っていませんでしたから。これ1曲で、足を運んだ価値があるよ。
苑の歌唱力・表現力というのは、自分が摩天楼オペラの音楽を聴くことの大きな理由の一つであると、再確認しましたね。

新譜の中でもBURNING SOUL君と見る風の行方青く透明なこの神秘の海へSILENT SCREAMetherあたりは好きな曲だから聴くことが出来て良かったし、アンコールの「喝采と激情のグロリア」(2013)からの3連発は天国過ぎた。やっぱこのアルバムはキラー!!


アンコール含めて2時間強。充実のライブでした。観ておいて良かった。Drが自分の好みとは合わないんで、次いつ観るか分かんないですけどね。次作の出来次第かなー。

<セットリスト>
01.PANDORA
02.EMPEROR
03.致命傷
04.BURNING SOUL
05.Psychic Paradise
06.Mermaid
07.君と見る風の行方
08.青く透明なこの神秘の海へ
09.FANTASIA
10.Good Bye My World
11.YOU & I
12.蜘蛛の糸
13.RUSH!
14.SILENT SCREAM
15.ANOMIE
16.ether
17.讃えよう 母なる地で
18.地球
ENCORE
19.GLORIA
20.Innovation Symphonia
21.喝采と激情のグロリア


あ、映像作品収録用のカメラ、入ってました。

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COMMENT 4

かつ丼  2016, 05. 05 [Thu] 20:42

苑のMCは枯れた感じでやってますw(野郎限定のライブとかDVDでも)
今回はB面が少ないほうだと記憶しています。(②,⑤,⑬)
燿はCDよりライブのほうがいいですね音が聴き取りやすいですし勿論、肘の動きも
他のライブだとコーラスもとるので存在感があります。(今回はコーラスはしてなかったような)
彩雨は、あまり同期を使わずにプレイしていたことに驚きました。
Anziと悠は同じことを思ってました。
普段ほどノリノリで観てた訳ではありませんがいいライブでした。
BURNING SOULとアンコール三曲は特に

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ヒゲ・スカイウォーカー  2016, 05. 07 [Sat] 10:04

かつ丼さん、

お疲れ様でした。
詳しく解説していただき、ありがとうございますm(__)m

「喝采と激情~」ツアーの時に観ておけば良かったかなと思いました。あとは摩天狼の時はセトリが美味しいらしいので、そこでしょうか。あとはツーマン、スリーマンくらいの対バン・イベントがあれば。以前CITTA'でやった時は他との日程被りで観れなかったんですよね。

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かつ丼  2016, 05. 07 [Sat] 12:44

摩天狼の時は
GLORIA,Innovational〜,喝采と激情の〜たちのプロトタイプとも言ってもいい
キラキラなメロスピ曲
Eternal Symphonyを最後に演るのと
あとはメジャーデビュー以前の曲を数曲演るぐらいですかね。
もし行く機会があれば是非。

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ヒゲ・スカイウォーカー  2016, 05. 08 [Sun] 20:20

かつ丼さん、

そうなんです、エタシンが聴きたいのです。
前回は新宿MARZでしたよね。燿がインフルエンザで休んだという…。。

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