Neo-Zonk with ISAO@吉祥寺SILVER ELEPHANT

~PROGRESSIVE LIVE 2016~ 『 Neo-Zonk Special Live 』 吉祥寺SILVER ELEPHANT (2016/4/15)

大沼あいと長﨑祥子によるツインキーボード・プログレ・インスト・ユニット、Neo-Zonkのワンマン・ライブに行ってきました。場所は、このユニットを初めて生で観たのと同じ、変態技巧派ミュージシャンの虎の穴(?)こと、吉祥寺SILVER ELEPHANT。

サポートDrは、かまちょ=鎌田紘輔。CROSS VEIN脱退後、貴族王子から庶民の男の子に天下り(チガウ)してからだと、演奏しているとこを観るのは、この日が初めてかな。
そして、今回のワンマンは、「スペシャル・ゲスト」として、BABYMETALの神バンドのメンバーでもある、8弦ギター使いのISAOが参加するというのDEATH! (あ、オイラとタメだ)(つまり菅野美穂ともタメだぞ)

会場に入ると、シルエレ名物の鏡張りの天井部に、セッティングされたかまちょのドラムセットが映っています。SAKAEのドラムって美しいよねぇ。あれれ、前回観た、高田馬場音楽室DXでのワンマン(2015/11/14)よりも点数が多くなってるかな? 気のせいかしら。
ドラムセットを囲むように2基のキーボード台が設置してある、このNeo-Zonkならではのトライアングル陣形、何故か見るだけで興奮します。なんか魔法陣みたいだしな。別の次元から何か召喚しそうだしな。MCで本人達も「召喚」という言葉を使っていましたが、今宵召喚する“神”のギターが、既に鎮座しております。ESP製の8弦モデル。


ライブ構成は、前半はかまちょフィーチャーのNeo-Zonk3名で演奏、後半はISAO神を召喚しての演奏となりました。勿論、全編、超テクニカルなインストね。
「超テクニカル」とは言いつつも、ウチのブログでも何度か言及している通り、彼女らの作る音楽は美しくロマンティックなメロディがたっぷりなので、演奏技術のことがさっぱり分からなくても(←自分だ)楽しめますし、それどころか滾々と際限ないように湧き出て来る美旋律にもうふぅおおぉぉおおおぅおうぅという声にならぬ歓喜の溜め息が漏れ出す始末です。
ついでに言うと、プログレッシャーとしてもメタラーとしてもサントラやゲーム音楽好きとしてもクラシック音楽愛好家としてもフュージョン者としても楽しめる、間口の広さとジャンルを自由自在に行き来する懐の深さがあるので、いつもとは違った音楽体験の場にもなるし。個人的にも、こうやって椅子に座って注意深く音に耳を傾け、身を委ねるライブというのは、感性がリフレッシュされるようで良いですね。もっと座り心地の良い椅子とゆったりとした空間なら申し分ないんだけどさ(苦笑)

2人とも如何様にも弾くことのできる人だと思うんですけど、強いて言うと、大沼嬢が力強くどっしりとした演奏で、長﨑嬢の方が軽やかでキラキラした演奏が持ち味のように感じました。というか、そういう住み分けをしている場面での演奏が、自分にとっては気持ち良いのかもしれん。渋いオルガン・プレイや低音部のリフは、大沼嬢担当って感じでしたね。
座って観ていることもあり鍵盤部分はほぼ見えないとはいえ、目の前で演奏しているにも関わらず、2人とも何をどう演奏しているのかさっぱり分かりません(笑)。なんでそんなに分厚く多彩で色んな音が同時に出ているのか、そもそもどっから出ているのか(計4台のKeyからに決まってるが)不明です。私でも分かることは、足元のベース・ペダルを操作することも曲中に淀みない操作で音色を変えることも、全てひっくるめて「キーボード演奏」なんだな、と。鍵盤上で忙しく両手を動かしているだけじゃない。「だけ」というのも語弊がありそうだけどw

かまちょの、強弱の付け方が完璧なドラミングはほんとに凄い。パワー・ヒッターで巧い人はたくさんいるし、そういったタイプの方が凄みはダイレクトに伝わってきたりするんですけど、彼の柔らかく繊細にも大胆にも叩けるプレイってのは、ただ漫然と聞いていても気持ち良いし、意識して耳を傾けるとうぉーって感嘆するという。かまちょのおかげで、楽曲の場面展開の鮮やかさがくっきりと浮き彫りになるもんなー。何でも叩けるし、そりゃひっぱりだこになりますわ。


そして、ライブ後半に登場のISAO、これまたびっくりモノでした。
後半はもうほとんどISAOを観ていたなー。座った位置的にも手元が見えるのは彼だけだったってのもあるんですけど、やっぱKeyに比べると、音に生々しく“揺らぎ”のある楽器なので、単純に目立ちますしね。
そう、実にギターらしい音であり、プレイだったってことが驚きでもあり、同時に嬉しく感じた点でした。「8弦ギターを使う技巧派」っていうイメージだと、ギターらしからぬ効果音的な音や、それこそKeyに似た音色でトリッキーに弾くんじゃなのかというビビりの入った先入観もあったんですが、まるでそんなことはありませんでした。
増やされた低音弦はリフを弾く時に生きてくるわけで、事実、Key2人が前面に出るパートで楽曲の基礎的部分を担ったり、スピード感を増す役目を果たしていたように思いますが、思ったよりDjentDjentしたヘヴィさや攻撃性はなかった。勿論、Neo-Zonkの音楽に合わせて、適度に引いて適度に自己を出すというバランスを取った上でのプレイだったからでしょうけれど。
対して、高音弦を使ったソロや技巧的なリックでは、すんげーメロディックなプレイで、特にロングトーンの綺麗さにはビビりましたね。楽曲の美味しいフレーズを任されていたこともあり、使用頻度的にはこちらの高音弦側を使うことが多かったです。ピック弾きも指弾きも、タッピングも淀みないこと神の如し。
いやー、あまりにも雄弁な演奏に感激いたしました。


緊張感と、手練れメンバーが揃っているが故のある種の余裕、音を出すことを楽しんでいる和やかな雰囲気、そして、豊かなメロディ。
素晴らしいステージでした。
はぁー、すごい。。。

<セットリスト>
01.Air
02.mirage
03.U.T. -a hole in danger-
04.when you wait for someone in the rain
05.into the green world
06.Prologue -flow of time- (with ISAO)
07.Flow of time (with ISAO)
08.Luminous -crepuscular rays- (with ISAO)
09.バラード(仮) (with ISAO)
10.Disorder -out of the cosmos- (with ISAO)
ENCORE
11.going up (with ISAO)


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