NIGHTBRINGER「Ego Dominus Tuus」


NIGHTBRINGER「Ego Dominus Tuus」 (2014)

「こんばんはー!」
「こんばんはー」


「こんばんはー!?」

「こんばんはー!」

「私達がナイトブリンガー。略してぇ~?」

「ナブリーッ!!」








これが言いたかった。
ゴメンナサイ。
ただそれだけなんです。
そのためだけに書いた記事だったんですが、出来は良いんですよこのアルバム。

米国産ブラックメタル・バンド、ナブリーことNIGHTBRINGER(そんな愛称/略称無いけど)の4thアルバムです。
ジャケからして不穏で邪悪、宗教的なムードをムンムンと発しておりますが、中身の音の方もその印象に違わず。「両手いっぱいのアイラヴユー」どころか、「両手いっぱいのアイヘイトユー」を投げかけられそうなサウンドに仕上がっております。最高。

高度な演奏力を有しているバンドですので、例えばテクデス(=テクニカル・デスメタル)のような端正な印象が前面に出てもおかしくはなさそうに思えます。にもかかわらず、邪悪でドロドロした印象が先立っているところが特徴であり、ブラックメタルらしい点でしょうか。呪詛を撒き散らしまくりングなVoと、全パートが混然一体となった音作りのせいも大きいかも(とりわけ音が悪いわけじゃない)。

暴虐性を失わずに、かつ、しっかりとメロディックさがあるので、私のようなメロディ派軟弱メタラーでも聴けます。リフにトレモロの繰り返しばかりじゃない多彩さがあるのも◎。シンフォ由来の神秘的なオーラの醸成もばっちりなので、ドラマ性にも秀でています。

曲は長尺のものが多いですね。12分半を超えるものが1曲に、9分台と7分台が2曲ずつ…。ただそんなにビビる必要はないですかね。緩急のある、アイデア豊富な展開で飽きさせずに聴かせることができるという強みもありますが、それよりはズッポリとその雰囲気に呑まれて聴いてると、いつのまにか70分が終わっているという感じ。爆走するパートと、ゆっくり恐怖感を煽るようなパートの配置や配分の妙、テンポ・チェンジの巧みさゆえかもしれません。

力作。

【お気に入り】
⑦Where Fire Never Dreamt Of Man
④Things Which Are Naught
⑧The Witchfires Of Tubal-Qayin
⑩The Otherness Of Being
⑤I Am The Gateway

スポンサーサイト

COMMENT 0