CROSS VEIN@渋谷StarLounge劇場

CROSS VEIN 『 Theater of CROSS VEIN 2016 ~A New Beginning~ 』 渋谷StarLounge劇場 (2016/2/12)

CROSS VEINのワンマン公演に行ってきましたじゅり。

新メンバーとしてYosuke(Dr)とKeiTaro(Key)が加入して一発目のライブは先月24日のJupiterとの貴族ツーマンでしたが、あたしゃあアイドルちゃんとハイタッチしてたので(笑)、観ることができず。サポートから正式メンバーへと“移行”したKeiTaroはともかく、Yosukeのプレイを観るのはこの日が初めてとなります。
StarLounge劇場は7割くらいの入りだったかなぁ。

定刻ちょい過ぎ、JULIA嬢によるいつもの“more forward than now”系前説を経て、ステージとフロアを仕切るカーテンは締まったまま、SEが鳴り響く。お、これは聴いたことのない、新SEですね。カーテンが開くと、既にメンバーがスタンバイしている状態で、陽性メロスピ・Brightest Hopeからスタート。
最近のワンマンでは、アルバム「ROYAL ETERNITY」の冒頭のRoyal EternityEternal Dreamという流れで“坂道発進”することが多かったですが、新メンバーお披露目の意味合いもある門出となるワンマンにこの選曲はピッタリだったし、いつもとは違う新鮮な空気が持ち込まれていて良かったですね。

メンバーは、先日公開された新アー写の衣装で揃えています。JULIAたぁんはエメラルドのドレスがとても良くお似合いですね(いつもどこでもどれでもお似合いですが)。コレ好きー。
男性陣はブラック&ゴールドで統一感を出しながらもそれぞれちょっとずつ変化があり、ツッコミどころ(?)としては、一つ前の衣装もそうだったけど、やっぱりShoyo(Ba)だけやたら布面積が少ないのな(笑)。暑がりというか、動き易さ重視というか、省エネというか。

挨拶のMCを挟みつつもPrecious LibertyProtect the CoreHidden Starと、勢いのある曲が続きます(PtCは疾走曲というより、激しさと速度の落差によって聞かせる曲ですけど)。
JULIA嬢の「ありがと」にうわっ被せるように始まったクワイヤはsandglass。おおぅ、新体制でいきなりこの難曲をやるのか!?と思ってると、緑色のLEDレーザーが放たれて、ワンマンらしい演出にアガります。まぁ、スタッフさんもっと派手に使ってくれてもいいんですよ的な乱舞具合でしたけど。
しかしライブ頭っから気になっていたことですが、同期音源のヴォリームがデカいです。CVの同期って、SEで世界観を再現するというよりは、(割合的には)JULIA嬢のVoを部分的に補強するコーラスとしての使い方が多いわけですよ。本来Keyが担当するパートを流すわけじゃない。それはKeiTaroが鍵盤3台体制でめっちゃ頑張っていますからね。
で、そのコーラスがババーンッと必要以上に聞こえてくると、姫の生声…、
ん…、生声…?、この「生声」っていうフレーズ、ちょっと興奮するよな? しない? いやいや、するでしょ? するする。
で、同期コーラスは綺麗に整えられた「完璧」なものだからして、それが目立つと、ライブならではの生々しさを減退して作り物めいてきますし、JULIA姫の生Voと同期とのちょっとしたズレも気になってくるのよね。
特にこのsandglassでは同期そのものもリズムとズレてましたかね、もんのすごくヘンな緊張感とスリル感の中を曲が進行してて、おいらハラハラしたぞ。結果、Voにばかり気を取られていたせいで、この曲のポイントとなる複雑なキメを繰り返すリズム・セクションには注意が及ばず、という(苦笑)。

さて、注目のYosukeのDrですが、前任ko-sukeの音に慣れた耳には正直、違和感を感じました。成り行き上、sandglassでは気にならなかったものの、メロスピ・タイプのツーバスがドコドコするパートではどうもモタるというか、音にベタつきがあるように感じたんですよね。次のMasqueradeや、第二幕に多かったミドル・テンポや跳ねるタイプの曲では、スパーンッと抜けていたし力強くて良かったです。スネアは強力だけど、(バスドラの)キックのせいなのかな? もっと前へ前へという推進力や性急さがほしいところですね。
もしかしたら緊張による固さだったり、衣装によるやりづらさのせいだったかもしれませんし、あそこまでみっちり複雑に編まれた同期音源と合わせてプレイすることが今までなかったのかもしれないなぁ、とも感じましたけど。因みに、曲の入りのところで毎回、Yosukeの同期音源操作の首尾をShoyoが心配そうな(不安そうな、ではない)面持ちで気に掛けていたのが印象的でした。
どちらかというと(初めは)HR/HMを叩くということが門外漢だった前任ko-suke(逆に言うと、その点がオールラウンドなプレイヤーとしてサイコーだった)に対して、Yosukeはメタル・ドラマーらしい感じかな。低めに揃えた各機材がぐるりと取り囲むようなセットで、プレイ・スタイルは力強くもあり、同時に、シンバルを押さえて丁寧にミュートさせるところや叩くときの視線の向け方からして、生真面目な性格なんだろうなぁというのも伝わってきました。自己紹介の挨拶MCタイムの時の喋りもめっちゃ好青年って感じでしたね。

これまた自己紹介を兼ねるKeiTaroのKeyソロが、バラードLacrimosaの導入部のようにして演奏されました。
KeiTaroのスペースは上手側の後方に配置されていましたが、なんかキーボード台の高さが低くなかったですかね? 元々長身揃いのCV男性陣の中でも最も背ぇ高いんじゃないかという彼ですが、さらにKISSのメンバーかと思うような厚底ブーツを履いてるもんだからもうジャイアント極まりなく。なんか終始前かがみ気味になって弾いてましたわね。というかね、このKey台の高さね、リハの時に厚底ブーツ履いてない状態でセッティングしたんだとにらんでるよね(笑)。
このKeyソロがすっごい良かったよねー。繊細で流れるようなタッチとは異なるものの、強めにはっきりとメロディを弾く彼のスタイルが生きてたし、なによりメロディが美しくて◎。そこからのLacrimosaも、姫のナイーヴな歌唱と動静のダイナミクスのツボを得た演奏によって素晴らしい出来栄えでした。
第一幕終了。


10分のインターミッションの後に第二幕がスタート。
(この10分間のうちに前半のセトリをメモるのだ私は)
Royal EternityのSEが流れだしたので、次はエタドリだって分かりますね。
「逝くわよ!」
お色直しをしたJULIAたぁんは黒のミニドレスにティアラでむをおおおおお!

第二幕はCVの濃厚で変わり種な面が強めに出た(出した)構成だったように思います。ここ何年もセットの中で独特の役割を果たしてきた妖しげなThe Mysterious Roomや、第一幕でのクラシカル&華やか&テクニカルなMasquerade「ハロウィンの時に初披露した曲ですけど、ご覧のようにワタクシ達、年がら年中ハロウィンのようなものなので…」というMCで始まったWonderous Nightmareもそうですけど、このバンドの作曲術の凄さってのは、「狙ったイメージを楽曲として的確に具現化できること」だと思うんですよね。それはYoshi(Gt)とMASUMI(Gt)2人による曲作りもそうだし、そのイメージを上手く掴まえたJULIA嬢による歌詞と歌唱法もそうだし、アレンジもそう。
私としては初めて聴くことになったWonderous Nightmareは、ハロウィンのユーモラスかつちょっと不気味な雰囲気が見事なまでに曲に落とし込まれていたし、またまたレーザー光線に彩られたキラー・チューンSweet Spellの激烈さと美旋律の組み合わせのユニークさってのは、他では聴くことのできないセンスだと再確認しましたし。

JULIA嬢は、曲に合わせたムードを所作や表情によって演出するのが上手くなりましたね。幅広い楽曲が用意されてきたことによって、歌い手として様々な感情表現が必要になってきたこととも無縁ではないかもしれません。この日は特に、視線の強さと目に込められた妖艶さに魅かれました。
つーかね、The Mysterious Roomのリフに合わせて弦楽器隊と共に上半身を大きく倒してヘドバンするところ、あそこ、頭の上のティアラがズリ落ちないように押さえながら(いつもより)小さめにやってたところ is S-kawaii!!

メイクのせいか、いつもよりマダムっぽいMASUMI(笑)によるGtソロが素晴らしかった追憶は儚き雪を経て、本編ラストは定番となりそうなLast Melody
Hidden Starのラストとかもそうでしたけど、マダム 彼の、感情が高まったところでの過剰なチョーキングを絡めたソロ(with 顔芸)がすっごい良いよね。やり過ぎ自己マン一歩手前のハミ出し感が、ライブならではの生々しさや興奮を伝えてくれるので、最高です。


アンコールは、ちょっと軽装になったYosuke王子によるDrソロから。
これはかなり聴き応えありましたね。やっぱり本編は同期のコントロールとの両立にナーヴァスになっていただけじゃないのかと疑うほど、生き生きとパワフルに叩きまくってました。華麗な手技で、特にタム回しのスピードが凄い。こうやって見るとやっぱりko-sukeとはだいぶタイプが異なる人ですね。でも、スティック投げはもうちょっと練習しよう←

その後、Maid of Lorraineと、2ndアンコールでMoon Addictをプレイして終了でした。このどちらの曲の時か忘れましたけど、グワッと最前列の方に身を乗り出してきたShoyoたぁんが、入退場の時のプロレスラーか相撲取りのように肩バシバシ叩かれてて笑いました。愛されキャラだ。JULIAたぁんも背中バシバシ叩いてたw
CVでは盛り上がるアップテンポの曲のラスサビ付近で、こうやってメンバーが横一線に出て来ることが多いんですけど、これ好きー。

告知タイムでは、ニュー・グッズの紹介と、5月22日・吉祥寺CRESCENDOでのJULIAたぁんの生たぁん祭ワンマン公演の開催、6月にD_DriveTSP主催のツアー『美女と野獣と金髪』に帯同することが発表されました(HPは→コチラ)。


最近のワンマンに準拠した、二部構成による必殺パターンを踏襲したライブながら、新曲の配置や曲順の変更、新メンバーによるソロタイム等により、新鮮な空気を持ち込むことに成功したステージだったと思います。
先述したように、Yosukeのプレイによる違和感はありました(ライブ後半は違和感よりも楽しさが勝ってきましたけど)。ただ、彼がバンドに馴染んでそれが出音に反映してくるのはこれからでしょうし、6月に卓越した演奏陣のいるバンドと一緒にツアーをまとめて回ることは、彼にとってもバンドにとっても大きくプラスになるんじゃないかと思っています。私のようにイヤラしい目線で前任と比較する輩もいるでしょうし(笑)、そもそもこのバンドの演奏陣って相当なレベルを要求されるんじゃないですかね。また、Kelly Simonのバンドとの両立もあるでしょうけれど、頑張っていただきたいところです。
(因みに、ko-sukeは勿論凄かったんだけど、CVのリズム隊に要求される水準を一気に引き上げ、結果、バンドのライブ・パフォーマンスを飛躍させたのは、現Octaviagraceの2人だったとは思いますね。)

あと、フロアに女性客が少しずつ増えてきたようにも思いますね。あと初見の人も。全体の集客数についてはまだまだなところがありますけどね。また、メンバー個々の名前がフロアから挙がるのはとても良い傾向だと思います。
CROSS VEINを知ってから3年と2ヶ月。大好きな、心から愛するバンドですし、その“形”は変われども根幹は不変、むしろ進化/深化しているので、当然、2016年の活動も期待しております。

<セットリスト>
- 第一幕 -
01.Brightest Hope
02.Precious Liberty
03.Protect the Core
04.Hidden Star
05.sandglass
06.Masquerade
07.Keyソロ~Lacrimosa
- 第二幕 -
08.Royal Eternity~Eternal Dream
09.forget-me-not
10.Wonderous Nightmare
11.The Mysterious Room
12.Sweet Spell
13.追憶は儚き雪
14.Last Melody
- ENCORE1 -
15.Drソロ
16.Maid of Lorraine
- ENCORE2 -
17.Moon Addict


終演後、ヨシ・スカイウォーカーとはライブの感想ではなく『フォースの覚醒』の話をし(笑)、Shoyoたぁんから「もっとブログでShoyoたぁんって書いてくれ」って発破をかけられ(笑)、JULIAたぁんとは年間ベストと少し昔の話をしてから、ドロンしましたぁん。


耽美な旋律を気高き貴方に
淫靡な戦慄を毛深き私に



おしまいじゅり。

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COMMENT 2

Tomo  2016, 02. 17 [Wed] 22:11

はじめまして。今回行けなかったので、どんな感じか知れてよかったです。次回楽しみにしています。ちなみに前回のJupiterとのツーマンも楽しかったです!

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ヒゲ・スカイウォーカー  2016, 02. 18 [Thu] 20:01

Tomoさん、初めまして。

コメントいただきありがとうございます。
ウチのブログでその場の雰囲気がどれだけ伝わるか定かではありませんが(汗)、前回のJupiterとのツーマンをご覧になられたのであれば、新Drの感触はつかめると思います。同期以外は音も良かったですし、このハコはステージが観やすい方ですので、かなり充実度の高いワンマンだったと思います。

今後ともよろしくお願いいたしますm(__)m

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