ちょこっと感想 2016年 vol.1

【ちょこっと感想 2016年 vol.1】

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EXMORTUS「Ride Forth」

米国産テクニカル志向のデスラッシュ・バンドの4th。前作「SLAVE TO THE SWORD」(2014)と同路線の、ネオクラ調のギターが大活躍するデスラッシュです。相変わらず快感度数は高いですが、同時に飽きっぽくもあり、ボーーッと聴いてると曲の判別がつかない場合も…。前作の方が好みかなぁ。



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SCANDAL「YELLOW」

7thアルバム。前作「HELLO WORLD」(2014)と同様、全てメンバー自身の手による楽曲を収録。クレジットを見る限り、作曲面ではMAMI(Gt&Vo)の貢献が大きいようです。
本作も殊更大きく見せていない等身大感、てらいのない寄り添ったような感覚が強いですね。明るめでアメリカ~ンなポップス調の曲が多く、私としてはもっと緊迫感と哀メロが欲しい。もはやそれは望むべくもないとしても、前作のようなロック色は欲しかったかな。こじんまり、そして曲によって能天気すぎるわ、本作。彼女らの作品の中では今までで一番響いてきませんでした。キメ曲だけでも外部ライターに戻した方がいいんじゃね?



上坂すみれ_20世紀の逆襲
上坂すみれ「20世紀の逆襲」

声優さんというかタレントさんというか、そんな感じな2ndアルバム。多岐にわたる活動と音楽趣味のおかげか、HR/HM的文脈・人脈でも以前から何度もその名前を見かけていた人ではあります。事実本作では、大槻ケンヂ&NARASAKIの特撮組、人間椅子の和嶋慎治という、一癖ありそうなロック・ミュージシャンから曲提供を受けていたりします。
色んな楽曲が次々と玩具箱から飛び出してくるような一枚。大槻の書いた歌詞は彼らしい言葉遊びのフックがあるし、ワジーの曲は正に椅子(というか陰陽座っぽい)だし、他にもディスコ調・軍歌調・アニソン…etc…と、とりとめのない雑多な音楽性になっています。ただ、そのごった煮感が彼女らしさなのかもしれませんし、実際すみれ嬢のキュートなVoが乗ることでヘンテコな統一感があるっちゃああるし。
弱点としては、これという1曲が無いことですかね。あと彼女って、声にシリアスさを滲ませるのが不得意っぽい(もしくはそういう方向性を端から志向していない)ので、本作も面白いことは面白いんだけど、聴いていてジ~ンと染み入ってきたり感動したりすることはないのよね。まぁ楽しけりゃいいいのか?(可愛いし) あと、20近いって収録曲数、やはり多過ぎね。



ゲスの極み乙女_両成敗
ゲスの極み乙女。「両成敗」

2ndフルアルバム。
バックの雄弁な演奏(特にBaとKeyが生み出す器楽的聴き応えと面白さは格別)は様々な音楽ジャンルからの影響を窺わせますが、そこに川谷絵音(Vo&Gt)による声と歌メロが乗ると一気にポップスと化す。全然ロックっぽさは感じないです。ゲス流のポップス。それが凄さでもつまんなさでもあるなぁ。
マニアックな音楽を聴きやすく提示するセンスはなかなかだと思うんですけど、それ以前に「この声と歌い方じゃなければなー」って苦手意識も感じたり。サビで多用されるファルセットの気持ち悪さはどうにも受け付けられず、でもムカつきながらもクセになるというのも事実で、もう自分でもどう評価していいのか分かりませんが、バンドの音楽的中心人物が完全に川谷だっていうことがそれに拍車を掛ける。このバンド、インスト・バンドならもっと面白いのになぁ。あ、ギター・プレイに関してはほぼ空気です。何も印象に残りません。全17曲というアルバム構成も、1曲1曲へのありがたみを低下させ、平坦さを助長させてる気がする。
えー、「ちょこっと」じゃなくてグチグチと書きましたが、一言で言うと「BaとKeyのフレーズとそのぶっ込み方がYAVAIでゲス!!」になります。ほないこか可愛い。

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