稲葉浩志「羽」

稲葉浩志_羽
稲葉浩志「羽」 (2016)

4曲入りシングル。
といっても私が「シングル」とイメージするのは3曲までなんですけど。4曲からは「ミニアルバム」って感じ。今なら「EP」と言うんでしょうか。買ったのは、CDのみの通常盤です。
ジャケになかなかドキッとしますね。いや、筋肉美がどうとかそういうことじゃなくって、「何故脱ぐ!?」という点で(笑)

リードトラックの①羽は力強いロック・チューン。打ち込みが推進力とスピード感を、音数を減らしたバンド・サウンドが躍動感を聴き手に届けてきます。サビの歌詞の乗せ方と歌い回しが絶妙で、ズズズッ…と意識をHR寄りに持って行くようですし、打ち込みの印象がやや強めではあるもののB'z本隊のシングルとしても通用するような真っ直ぐさを感じます。
ここ何年もの傾向に従ってか、メッセージ性の強めの歌詞(でも押しつけがましくはない)ですが、最後に「大丈夫、僕は君を忘れない」と付け加えるところに稲葉節を感じる。
また、ゲストにLOUDNESSの高崎晃(Gt)を迎えていることが話題のようです。そのプレイはまずまず“らしさ”を感じるものの、とりわけ面白いものでもないですね。勿論、曲を壊すものでもありませんが。
「春が始まる」のところの「春」の発音が「howl」のように聞こえるのは偶然かなぁ?正にハウっているようなイントロからの流れなんだよな。

重ねに重ねたコーラスが印象的なシンフォロックの②Symphony #9(ラスサビ~エンディングに向けて盛り上がるGtが良い。大賀好修かな?)、なんてことはないバラードの③BLEEDと、おとなしめの曲が続きます。

最後の④水路もバラードなんですが、これがかなりの佳曲、いや、名曲クラスでビビります。
曲を聴く前に歌詞を読んだらヤヴァいと思いましたね。名曲の予感にゾクッとしたというか、この静かな達観というか決意とスケールの大きさを伝える言葉選びはすげー。
で、聴いてみたら、その歌詞に負けないメロディとアレンジが流れ出してきたので、嬉しかったです。なんてことはない歌メロなんだけど、ポツポツと置いてゆくようなVo(低音主体のところもイイ)と詞が描き出すイメージが完璧に噛み合い、ジ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ンと染み入ってくるんだよぉ…。。。
また、(大仰じゃなくて)上品で厳かなストリングス・アレンジがええ仕事してまっせ。因みにこのシングル4曲のアレンジは、稲葉本人と徳永暁人が手掛けています。インタビュー読むと(例えば、コレとか)、徳永への信頼感が伝わってきましたね。

【お気に入り】
④水路
①羽

この2つは、ソロの楽曲としては久しぶりに強く響いてきた曲かも。

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