ちょこっと感想 2015年 vol.4

【ちょこっと感想 2015年 vol.4】

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CRADLE OF FILTH「HAMMER OF THE WITCHES」

英国産エクストリーム・メタル・バンドの11thスタジオ・アルバム。中世の魔女狩りをテーマにしたというコンセプト作ですが、コレめちゃめちゃ良いね! 何が良いかって言うと、速い(笑)。必要以上にコンセプトに引き摺られずに、HR/HMとしての即効性の高さが感じられるところが最高ですね。勿論単に速いだけじゃなくて、適度に緩急が効いているからより疾走パートが映えるし、リフの繋げ方が上手いから飽きないんですけどね。曲作り巧し、ヘドバン必至。最高作かも。
所々煽情的なGtソロが挿入されるのも好みですね。DaniのVoパフォーマンスもキレッキレです。近作の中では最もドラマティックな歌唱(咆哮?)が収まっているんではないのかな。



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ElupiA「CLOCK O' DESERT」

国産シンフォニック・メタル・バンドの1stフルアルバム。ピアノとオルガン、2名のKey奏者がいるという珍しい編成です。そして女性VoのNeneが、本格的なソプラノでガチ・オペラティックに歌い上げるというのも大きな特徴。
自ら「美しい」「荘厳」「ややこしい」と言う音楽性はかなり個性的ですね。音色・プレイ共に多彩なKeyが優美かつファンタジックな風景を現出させ、ソプラノが語り部の如く物語を紡ぐ。「バンドの特性を最大限に生かしたら自然とそうなった」と言えそうな楽曲群が揃っています。
ネオクラ風味が美味しいGtがかなりテクニカルだったり、Baが意外なほどバキンバキンいってたりと器楽的な面でも面白く、プログレメタルとして聴いても楽しめる一枚です。聴く度に発見があるので、末永く楽しめそうな作品。ただ、展開が性急でとっ散らかっている印象を受けるパートがあるので、もう少し整理した方が良いかなぁ。



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Leprous「THE CONGREGATION」

ノルウェーのプログレッシヴ・メタル・バンドの4thアルバム。前作「COAL」(2013)は素晴らしい出来でしたが、その延長線上にある本作もまた傑作。Einar Solberg(Vo&Key)の朗々歌唱はさらに冴え渡り、美しさとドラマ性を突き詰めてアンビエントの領域まで行っちゃいましょうかという感じも。その半面、メタル度は落ちているかもしれません。
③Rewind終盤の盛り上がり、アルバム後半から終盤にかけてのドラマティックかつスケール大きな楽曲が連続する様は圧巻です。



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NATIVE CONSTRUCT「Quiet World」

米国産プログレッシヴ・メタル・バンドのデビュー・アルバム。メンバー3人共、あのバークリー音楽大学の出身らしいです。
一部変態技巧音楽愛好家界隈ではかなり話題になった作品でしたが、……こりゃ器用貧乏だわ。音楽的に一番近いと思われるのはA.C.T.でしょうか。でも名前を出すのはA.C.T.に申し訳ないくらいですね、現時点では。パーツパーツは面白いけど、目まぐるし過ぎだわ、整理されてなさ過ぎだわ、詰め込み過ぎだわ、楽曲展開に必然性が無さ過ぎだわ…etc…。とにかく過剰ですね。気づくといつの間にか右から左へスルーしちゃってるし、逆に意識して耳を傾けると苦痛。つまらん。

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