ちょこっと感想 2015年 vol.3

【ちょこっと感想 2015年 vol.3】

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AMBERIAN DAWN「INNUENDO」

フィンランド産、ネオクラ風味シンフォニック・メタル・バンドの6thアルバム('13の再録作は含まず)。初期の2枚はなかなか好きだったバンドなんですが、現Voになってから聴くのは本作が初めて。なんか随分と垢抜けててビビったんですけど。ネオクラ調のメロハーというか、北欧らしさのあるポップ・ロックに生まれ変わっていますね。⑧Knock Knock Who's There?なんてまるでABBAですよ。
(本作から?もっと前から?)方向性はちょっと変われども、メロディにはフックがあるので私はお気に入りですね。Capri(Vo)の表現力も素晴らしいし。



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GHOST「MELIORA」

スウェーデンのレトロ志向HR/HMバンドの3rd。前作で「B.C.」付きのバンド名に改名したのかと思いきや、「B.C.」は権利関係に伴う北米のみでの措置のよう。…って書いてある、Wikiに。
まぁ何はともあれ、今までで一番良いんじゃないでしょうかコレ。持ち味であるポップなメロディ・センスはさらに磨きを掛けられ、聴き手をハッとさせるアンサンブルが連発する楽曲群。明暗・軽重・静と動、バランスよく纏め上げる手腕が冴え渡ってます。曲作り巧いなぁー。③Cirice⑤He Is⑩Deus In Absentiaあたりの曲が好き。
70年代HRやプログレッシヴ・ロックが持っていた神秘性や雑食性、怪しさ/妖しさ、テクノロジーに依らない生々しいバンド感等々を、すっげー分かりやすい形で提示するこのバンドの個性はシーンの中でも光っていると思いますね。かといって、組み合わせの妙なのか、古臭く感じないってのもポイント。不思議な存在だ。



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GLORYHAMMER「SPACE 1992: RISE OF THE CHAOS WIZARDS」

スコットランドの海賊志向ヴァイキングメタル・バンド、ALESTORMのVo&KeyであるChristopher Bowesが率いる別バンドの2ndアルバム(こちらではKey専任)。音楽性はRHAPSODY (OF FIRE)っぽいシンフォニック・パワーメタルです。しかも、「OF FIRE」が付く前の初期ラプソです。ワーイ!ワーイ!(*´▽`*) 終盤に配置された⑩Apocalypse 1992なんて、大作であるところも含めてもろラプソですよ。GAMMA RAYっぽいメロディ使いも随所に顔を出します。
シンフォ部分があくまで装飾として機能しており、メタル部分を喰っていないところがポイントでしょうね。パワーメタルという主軸がブレていない感じ。アルバム全編に渡って印象に残るメロディの洪水状態で、特に、フォーキッシュな④Goblin King Of The Darkstorm Galaxy、まさかのノリノリ・ヒロイック・ディスコ・チューン⑧Universe On Fireあたりなんて、笑っちまうほどのキャッチーさがあって最高。
初期ラプソの代わりになるにはもう少し気品が欲しい気もしますが、このバカバカしさとダサさと能天気なまでのキャッチーさこそがこのバンドの生命線でもあるのでしょう。超優良作。個人的には、もう少し明るさが抑えめの方が好みですけどね。



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Neo-Zonk「LUMINOUS」

長崎祥子と大沼あいによるツインキーボード・インストゥルメンタル・ユニットの1stアルバム。サポートでDrを叩いているのは元CROSS VEINの鎌田紘輔。全7曲、全てこの3人によるインストです。半分近くの曲は、前身であるzonk-monk時代からのレパートリーの再録。
ライブではめくるめく技巧と変拍子とメロディの洪水に圧倒されるこのユニット。ただ、この音源では、プログレ的拮抗のスリリングさよりも、ロマンティックなメロディが多彩な音色で次々と溢れ出してくる気持ち良さの方が勝る気がしますね。めいっぱいテクニカルなのに「もうお腹いっぱい食べられましぇえん」ってならないのは、プログレ的でジャズ的で映画音楽的でゲーム音楽的でヒーリング・ミュージック的でもある、豊かなメロディが詰まっているから。聴き応えと心地よさが同居した充実盤。
因みに、拡張するのが常であるライブVerよりも、各曲コンパクトに仕上げてあるようです。

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