北方謙三『破軍の星』

北方謙三_破軍の星
北方謙三『破軍の星』 (集英社文庫)

北方謙三の時代小説『破軍の星』を読みました。
鎌倉幕府の倒幕後、後醍醐天皇による建武の新政の頃の話です。主人公は16歳の若さで後醍醐帝から陸奥守に任じられた北畠顕家。とっても簡略化しちゃうと、好き勝手して民衆を顧みない後醍醐帝らの公家連中と、急速に力をつける足利尊氏を棟梁と仰ぐ武士連中の対決という構図ですね。北畠顕家は理想の国家と現状との乖離を認識しつつも、朝廷から命じられ足利尊氏と対決する。そこに奥州を一つの国家として独立させようという安家一族の夢を絡めて描いた戦国ハードボイルドみたいな作風。でも爽やか。

高校生の頃は得意科目:日本史だったのに、用語とかもうすっかり忘れてました。

いやぁ、コレめちゃめちゃ面白かったですね。
主人公の北畠顕家のキャラ立ちもいいんですが、公家である顕家を慕う配下の武将達がかっこいいんですわ。それによってさらに顕家の魅力が際立つという。ラストシーンの吹っ切れたような爽やかさは白眉。
現代の日本の状況(特に政治)に通じるところもあるなぁ…。

足利尊氏というと個人的にはNHK大河ドラマの『太平記』の真田広之が思い浮かびます。
ちょい調べてみると…、
尊氏の弟、足利直義に高島政伸。←冷静な頭脳派として描かれる
新田義貞に根津甚八。←超使えない腰抜け
高師直に柄本明。
顕家の父、北畠親房に近藤正臣。
楠木正成に武田鉄矢。←新田義貞と違って頼りになる
その他、沢口靖子に柳葉敏郎に本木雅弘に宮沢りえに原田美枝子に陣内孝則に大地康雄に石原良純…と超豪華キャストです。


そして北畠顕家は後藤久美子
え、……、えっー!後藤久美子ー!ゴ・ク・ミ!

これは見たい。レンタルして見てみよっかな…
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