Octaviagrace、ASRA@吉祥寺CRESCENDO

【 Octaviagrace presents Grace melodia~recollection~ 】 吉祥寺CRESCENDO (2015/12/12)

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Octaviagraceのシングル(ミニアルバム?)発売に伴う主催ライブ・イベントに行ってきました。4マン。
私が会場に着いたのは2番手のASRAの転換中。


ASRA
仙台のエスニックHRバンド(と自ら称する)。東京にはちょくちょくライブしに来ているバンドですが、私が観るのは……、わぉもう1年経つのか!(前回観た時のレポは→コチラ
来月のアルバム発売に合わせたイメ-ジ・チェンジか、新衣装でのステージでした。男性メンバーのカッコが前はどんな風だったかさっぱり覚えてないが(笑)、夢華嬢(Vo)は今までの赤→青という原色系から、落ち着いた感じに変わったおり、なんつーか、まぁ、ものすごく可愛い。音楽性やステージングにも合っており、とっても良いんではないでしょうか。

前回観てから間隔が空いたということもありますけど、随分と見せ場が多くなった/魅せ方が上手くなったなぁ、という印象です。
キャッチーだったり妖しげだったりノリノリだったりスラッシーだったり…、リフとリズムのアイデアが豊富になっていた気がします。特に、TatsunoriのBaがバンド・サウンドの中に一本太い筋を通しているのは良いね。また、HR/HMバンドらしい重心の低さとメロディの浮遊感が同居するところ、また、楽曲はミステリアスなんだけどバンドの雰囲気やパフォーマンスは明るくて、そのバランスが秀逸なところも良かったです。
途中、せっかくギターが2本あって2人共ソロを取れるんだから、もっと色んな絡み方ができるはずなのに……とも思いましたが、ラスト2曲ではハモったりソロのリレーがあったりしたので、そういう部分をもっと追及しても面白いのかな、と。

ただ、イントロでガッと掴んだ勢いや熱をヴァース→ブリッジと上手く引き継げていない曲の存在や、メロディにイマイチ捉えどころがない、それでいて演奏の迫力やムード作りで圧倒できるわけでもない、という中途半端さを感じるのが勿体ないな、という印象もあります。
演奏陣は所々で掛け声コーラス的なものは担当してましたが、サビは夢華嬢に任せっきりなので、どうしても厚みに物足りなさを覚える場面もあります。分厚くすりゃいいってもんでもありませんが、男声が曲に合わないなら(夢華嬢の声で)同期のコーラスを重ねてもいいんじゃないのかなと思いましたね。

文章の分量的には注文を付けてる割合も多いですが(汗)、満足度の高いステージでした。帰宅してからアルバムを“ポチり予約”したくらいですし。


SCREAMING SYMPHONY
CONCERTO MOONのVo・久世敦史と、MardelasのGt・及川樹京を擁する正統派HMバンド。
めっちゃ熱いステージでしたねー。「おおー今俺メタル聴いてるわー」って思いながら観てました(笑)。
バンド名ほどにはインペリテリってません。ツインGt編成だというのもあるし、それほどネオクラってもいないから。音楽性としてはやはり、久世が在籍するCONCERTO MOONに近い日本人なりの王道HM。Key奏者がいないこともあってか、様式美色はやや抜けた感じですかね。
その音楽性の範囲内で、リフ・味付け・テンポ等を変えて幅広さを生んでいるし、メタル者のツボにハマる展開を分かってやってるからライブという場ではめっちゃ有効。奇を衒っていない分、面白みはそれほどないが安定感は抜群でした。演奏もしっかりしてるし。
とても良いステージでしたが、久世のVoは(声自体はよく出ているものの)何を歌ってるかまったく聞き取れないね(苦笑)。


Octaviagrace
トリ。観るのは8月以来かな。その時にCONCERTO MOONと対バンだったのよね。レポは→コチラ。

まず感じたのは実稀嬢(Vo)の成長ですかね。冒頭のalbescenceAurally loverではサウンド・バランスが悪く、ヴォーカルが引っ込んでいた(菩薩様ことhanako嬢のGtもしかり)ので、「あれ、調子悪い?」って思ったんですが、3曲目のラストノスタルジアからは良いバランスに落ち着きました。すると、CD音源より太めの声で演奏からしっかり抜けて来る。かつ、以前は不満に感じていたマイク・コントロールが良くなってました。マイクと口元との距離がブレなくなってきたので、結果歌唱の安定に繋がっているという。
まぁ、MCでの間の取り方や空気の読み方(苦笑)、お客さんをどうやってステージに引き込むのかという点では、まだまだ課題があると思いますが。特にこのバンドの場合、演奏陣に良い意味で余裕が無いので(笑)、フロアとの一体感を生みたいのであれば、そこは実稀嬢のフロントとしての手腕に全面的に関わってくるから大変よね。

演奏の余裕の無さ。
そう、Octaviagraceの場合、私が(ライブで)面白いな!と感じるのは、やはり楽器陣の踏ん張りですね。リード・メロディが美味しいところや技巧的に聴き応えのある間奏だけでなく、Reanne様ぁ(Key)が超真剣な表情でツマミをいじってる様子や、いつもニコニコ“メンズノンノ系千手観音”Ko-ichi(Dr)の繊細なシンバル・ワーク、ここぞという時に曲に勢いをつけてくるYouskeのベース・ラン等々、各場面での殺伐としていない(ここポイント!)緊張感には思わず「スゲーッ!」というニュアンスの笑いが出ちまうほど。観ている時のオイラの表情にはもしかしたら笑みなんてものは無く、デフォルトの仏頂面が張り付いているのかもしれませんが、その内心はエヘラヘラしております(笑)

で、やっぱり、何はともあれ、

  ∩ _ _   ≡=-
   ミ(゚∀゚ ) ≡=- 菩薩様ぁ!菩薩様ぁ!
    ミ⊃ ⊃    ≡=-
     (⌒ __)っ   ≡=-
     し'´≡=-

  -=≡    _ _ ∩
 -=≡   ( ゚∀゚)彡  菩薩様ぁ!菩薩様ぁ!
-=≡   ⊂  ⊂彡
 -=≡   ( ⌒)
  -=≡  c し'

(↑前回記事からコピペw)

…なんですよ。

hanako嬢のGtプレイは、フレーズ、タッチ、トーン…、聞き惚れますなぁ。
楽曲の中で大きな見せ場となるソロ・パートだけでなく、イントロ/アウトロ/バッキングと、あらゆる場面でスリリング極まりない。その運指やフォームの美しさは異常レベルで、愛想の無い 気品のある立ち姿や弾いてる時の表情と相まって、目を引きつけます。彼女の指が指板を走る様子、ガン見しますもんね(笑)。

あぁ…上手側で観りゃ良かったかなぁww
上手で観るとReanne様ぁに被ってKo-ichiの姿が見えなくなるんだけどしょうがないよな。
もう、次回からは上手で観よう。

…いや、ちょっと待てよ。
発想を変えてみよう。そうすることで事態を打開できることもあるはずだ。
そう、上手とか下手とかじゃなくて、目指すべきところはむしろ「指板」なんじゃないのか?

そうだ、今度生まれ変わったら、菩薩ギターの指板になろう。

菩薩よ、僕は指板でいい。
(マサ・イトー調)


------------------  閑話休題  ------------------

持ち時間は50分(他のバンドも同様)なので、持ち曲は全部出すぜ!って感じのステ-ジでした。
今回のシングル(この日の物販から先行発売。一般発売は12/16~)に収録される新曲も含めて、ほとんどの曲は既に聴いたことのある曲です。ただ1曲、本編最後に披露されたアザーブルー(MVは→コチラ)のみ未聴でしたが、これが素晴らしかったですね。前ミニアルバムから感じ取れるYouske曲らしいメロディ使いや爽やかな哀愁もありつつ、器楽的には最高度にテクニカルな疾走曲。こりゃあめっちゃ好みですわ。アウトロのGtフレーズなんて悶絶モノでしたわん。

切なさや懐かしさを感じさせながら駆け抜ける曲ってのはこのバンドの強みだと思いますが、cope of midnightのようなお洒落リズミックな曲も自分達のモノにできるところは、今後の可能性を占ううえでも嬉しいポイント。またこういう曲をKo-ichiが上手く叩くんだわ。音楽的引き出しが多いReanne様ぁや、サポート経験を積んだYouskeの貢献は言わずもがなですし。

ステージングで気になるポイントはまだまだあります。
前述した、MCを含む雰囲気作りもそうだし、あとは技巧的な演奏がちょっと「お仕事」染みているように感じられるところかなぁ。
ソロ等の自分の見せ場(?)が終わると、「フゥ…、、一仕事終わった…」って感じで息を抜くような空気が漂うような時があるんですよね。一瞬ですけど。
勿論、あれだけテクニカルなアンサンブルをキメたら、そうならざるを得ないかもしれないなぁとは思うんですが、ごく自然に(その見せ場が作った)エキサイトメントを持続させる、そんな所作や動き、雰囲気作りが出来たら、なお良いですね。ここらへんのステージングは、場数を踏んでるYouskeが一番こなれてる気がします。まぁ、担当してるのがメロディ楽器かどうかってところも関係あると思いますけど。

アンコールでのMCでYouskeから、来年3月26日に、ここ吉祥寺CRESCENDOでワンマン・ライブを開催することが発表されました。結成1年にして、このチャレンジングな姿勢。結果(この場合は集客か)がどうなるかはともかく、曲も演奏も好きなバンドなだけに沢山の人に観て欲しいものです。
やっぱ、聴いていても観ていても面白いバンドだわ。
充実のステージでした。

<セットリスト>
01.albescence
02.Aurally lover
03.ラストノスタルジア
04.追想列車
05.茜
06.Hardenbergia
07.cope of midnight
08.ロストモラトリアム
09.アザーブルー
ENCORE
10.Dramatic Quiet


因みに菩薩様は、黒髪を明るい色にイメチェンしており、ややヤンキー化しておりましたね(笑)
だがそれがいい。

ヤンキー菩薩様 is S-kawaii ♡


おしまい。

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