MANOWAR「THUNDER IN THE SKY」


MANOWAR「THUNDER IN THE SKY」 (2009)

米国産筋肉楽団による、二の腕マッスル。
いや、2枚組アルバム。

1枚目。
ブックレットには、各曲に対応したと思しきやたら長い物語が載っているので、コンセプト作なんでしょうけれど、個人的にはあんまり興味はなし。どうせ、Joey DeMaio閣下(Ba)大好きな北欧神話に基づいたものでしょう(笑)。⑤The Crown And The Ring (Metal Version)を除く5曲は全て新曲です。
①Thunder In The Skyは彼らにしては割とギターが暴れ回る疾走曲で、カッコイイと言えばカッコイイんだけど、ちょい無骨さが勝ってあんまり面白くないとも言えるという、ガッツポーズまではいかない曲。「無骨」と言えば、④Die With Honor⑥God Or Manもそうで、全体的にはEric Adamsの歌唱を中心に据えた近作に近い作風ながら、メロディよりもそっけない大仰さが前面に出ており、いまいちのめり込めません。特にはこれ、相当退屈だぞ。
アコギバラードの③Fatherは穏やかで牧歌的な空気に包まれた曲。これも大した曲じゃないっす。「何がメタル・ヴァージョンなのかさっぱり分からん!いつもと変わらない分厚いクワイアでどっしり荘厳に進行する曲調じゃん…」と思ったら…、、あ、途中からEricが感極まったようにシャウトし始めるところか!っていう(笑)
唯一、初期や「LOUDER THAN HELL」(1996)の頃を思わせる軽快でノリの良い②Let The Gods Decideがあるのが救い。これはバイカー(彼らのファンの場合はハーレー乗りか?)が喜びそうな適度なスピード感とリフの小気味良さが良いですね!

さて、2枚目。
Disc1の③Fatherは英語詞の曲ですが、それを各国語で歌いなおしたヴァージョンが15トラックに渡って収録されています。
狂ってる。

正直、元の曲は退屈だし、そんな歌を15ヴァージョンも聴き比べるほどの忍耐力も無いので全部は聴いてません。多分、今後も聴くことはないでしょう。
でも、日本人としてはそこはやはり、⑨父 (Father - Japanese Version)は押さえておかないとイカンでしょう。
ブックレットに載ってる歌詞がそもそも歌ってる内容と違うが(苦笑)、字余り気味&片言で歌うEricが殊のほか可愛い。なんせあのマッスルマッスルでホルモニックな御仁の一人称が「ボク」ですからね。冒頭、一瞬にして日本昔話の世界に連れて行かれ、呆気に取られた後はニヤニヤしつつその(意外な)美声を堪能するのみ。

お父さぁぁぁあああんん!!

これは必聴。
いや…、聴かなくてもいいか。

因みに、クロアチア語で「父」は、ヲタク(Otac)だ。
ポルトガル語だとパイ(Pai)で、トルコ語だと婆、いや、ババ(Baba)だ。

だからなんだ。

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