ちょこっと感想 2015年 vol.2

【ちょこっと感想 2015年 vol.2】

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KEEP OF KALESSIN「EPISTEMOLOGY」

ノルウェーのエクストリームメタル・バンドの6thアルバム。Voが脱退しちゃったので、GtのObsidian ClawがVo兼任になることでしのいでます。
前々作→前作の流れを踏襲するように、ますますメロディックで端正な方向性を推し進めており、クリーンVoのフィーチャー度合いはこれまで一番。このクリーンVoがスペーシーな雰囲気に合ってますね。細かく動き回るリフはトレモロっぽくないし、もはやブラックメタルの雰囲気が残っているのはDrのブラスト・パ-トのみかも。高度な演奏能力を活かした、シンフォニックなプログレメタルと形容できそうな洗練を感じます。容赦ないんだけど聴き易い。曲が長くて少々冗長に感じるところもありますけどね。
前作&前々作の方が断然好きですけど、本作もなかなか。⑧Epistemologyの終盤は蕩ける…。しかし、このバンドのDrはほんと凄ぇな…。



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PARADISE LOST「The Plague Within」

英国産、ゴシック・メタルの始祖による14枚目のスタジオ作。悪くはないものの、地味で煮え切らない印象だった前作「TRAGIC IDOL」(2012)から、さらにヘヴィに振り切ってきました。ドゥーミィな路線に回帰、Nick Holmes(Vo)はグロゥルを多用し、曲によってはブラック・メタルを想起させるところもアリ。で、これが見事成功。重いだけでなく、要所々々でストリングスや女性Voを絡めて、叙情演出の手腕もしっかり発揮しています。アルバム全体から立ち上ってくる威厳が実に頼もしい、ベテランらしい力作に仕上がりました。



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SERIOUS BLACK「AS DAYLIGHT BREAKS」

元南瓜・現MASTERPLANのRoland Grapow(Gt)と、元ブラガのThomen Stauch(Dr)がいることで話題になったバンドのデビュー作。Voは、TAD MOROSEとかBLOODBOUNDに在籍していたUrban Breedです。
音楽性は、メンバーの顔触れから自然と期待するメロディック・パワーメタルそのまんまです。Keyとコ-ラスによって適度に壮麗に味付けされてはいるものの、UrbanによるガッツィーなVoの貢献もあってか、軟弱になっていないところが良いですね。メロディックでコンパクトな楽曲が次々と飛び出してくる様子はメロパワ者としてはなかなかの快感。ただ、とても高品質な作品ではあるものの、これといったキメの楽曲に乏しい気もしたり…。
既にRolandは脱退していないんですよね。どっちかというとThomenの方から辞めそうな匂いがプンプンしてたように思いましたが…(失礼)。で、後任はBob Katsionis(Gt/FIREWINDとか色々)ということで、なかなか豪華だったりします。



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SYLOSIS「DORMANT HEART」

英国産、ドラマティック志向のデスラッシュ・バンドの4枚目。中身の音は知らずとも、ジャケがなかなか魅力的なのが揃っているバンドなので買ってみたってやつです。
ザクザク刻むだけじゃなくて、途中に大仰なキメのパートを挟んできたり、アップダウン激しく忙しい展開をする楽曲が多いです。9分超えの大作も収録されていますし。リフ&ソロ共に、なかなか「オッ!」と思わせるものが頻出します。しかしながら、パーツパーツは良いのに、通して聴くとどうも印象に残らないんですよねぇ…。曲毎の個性が見えにくいです。悪くないけど、イマイチ。

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