FAIR WARNING「RAINMAKER」


FAIR WARNING「RAINMAKER」 (1995)

ドイツのメロディアスHRバンド、2ndアルバム。
私が持っているのは国内盤ですが、国内盤と輸入盤ではどうやら曲順が違うようで。

デビュー作「FAIR WARNING」(1992)での(日本限定)成功に続いて、本作も大いに(日本限定で)受け入れられました。その年のBURRN!誌の読者人気投票の結果を見ると、Ritchie Blackmore's RAINBOWOzzy Osbourneと首位争いしてますからね。しかもその下位にはBON JOVIBLIND GUARDIANがいるという…。

後追いの身としては、1stと3rd「GO!」(1997)という2枚の名盤に挟まれているため、やや地味な評価になりがちですが、本作もまた珠玉のメロディがぎっしり収められた傑作でしょう。「初期FWに駄作無し」というより、「初期FWは名盤だけ」と言ってもよいのですよ。どこまでが「初期」知らんけど。

全体的には(前作より)やや大人しくなってますかね。かつ似たようなカラーの曲(テンポ含めて)が並ぶアルバム。ハードロックというよりハードポップと表現したい、穏やかなメロディ使いの曲が多いです。それによって本作の価値が損なわれるかというとそんなことはありませんが、「地味」との評価に繋がり、かくいう私もその良さは認めつつそんなにパッとしないね、と長年思ってましたし。
でもそんな楽曲群を歌っているのは、あのTommy Heart。煩くないけど情熱的な彼のヴォ-カルが映えること映えること。おかげで曲のドラマ性がグンと高まり、爽やかなだけで右から左へと流れて行ってしまうことがありませんから。彼の類いまれな表現力を最大限に活かす作風になっていることが、本作の一番の強みかな。

このアルバムではもうとにかく、⑤Don't Give Upが好き。Tommyの良いところ全開、初めてのライブの時も思わず涙した曲です。特別なことは何もしてないけど、CC Behrens(Dr)の巧さも光る曲ですね。
代表曲⑪Burning Heartが収録されていることも、本作の価値を高めているんだろうと思います。曲名から感じるムードほどには“燃えたぎって”いる曲調ではありませんが、情熱を静かに湛えているような力強い哀感は実に彼ららしい。また、間奏ソロ/エンドソロ共に、本作の中では最もGtワークが冴え渡っている曲かもしれません。
④The Heart Of Summer⑧Pictures Of Loveがもたらす癒しにも素晴らしいものがありますね。

【お気に入り】
⑤Don't Give Up
⑪Burning Heart
④The Heart Of Summer
⑧Pictures Of Love
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