BON JOVI「SLIPPERY WHEN WET」

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BON JOVI「SLIPPERY WHEN WET」 (1986)

おっ○いドッカーーーーーンッ!!(笑)

このジャケに加えて、ブックレットには「メンバーと一緒にプレイメイトがカー・ウォッシュしてフゥーー♡」的な写真が載せられてたりして、その溢れんばかりのマイアミ感(適当)がけしからんことこの上ない3rdアルバム。

このジャケ&ブックレットによる刷り込み効果は凄まじく、私なんてアメリカって国はこういうカッコしたおねいさんがあっちでもこっちでも洗車してるっていうイメージがこびりついてますからね。3億人総カー・ウォッシュ大国ですよ。
あとは、「足元注意」的なタイトルなのに邦題が「ワイルド・イン・ザ・ストリーツ」で、代表曲の②You Give Love A Bad Nameが「禁じられた愛」だと知って以来、日本人っていい加減だよなぁ…って呆れたという点でも思い出深い作品です。

紛うことなき出世作ですね。
あのAEROSMITHが真似した「プロデュースにBruce Fairbairn、ミックスにBob Rock、共作者にDesmond Child」という必殺の布陣による魔力は凄まじく、前作「7800°FAHRENHEIT」(1985)とは全く別のバンドかと思うようなスケールの大きさが感じられます。

彼らの最大の武器である歌メロの魅力をさらに研ぎ澄まして、かつハードポップから骨太のHRへとトランスフォームした、そんな風に思える音像です。ヒットシングルにして、彼らの代表曲に留まらずポップミュージックの代表曲と言ってもよい、②You Give Love A Bad Name③Livin' On A Prayerが正にそのことを証明しているんじゃないのかと。
力強くもキャッチーなメロディ。万人の共感を生む、ツボを得たアレンジ。良くできたポップソングという優等生臭さを相殺する、若々しく溌剌としたバンドの演奏。Jon Bon Jovi(Vo)の余裕のないギリギリ精一杯歌唱が生み出す真摯さ。それら全てが噛み合った名曲でしょ。特に、ね。

タイプは異なれど、⑦Without Love⑧I'd Die For Youで味わえる哀愁も素晴らしいです。軟弱さや線の細さを感じさせない余裕やタフさ。それと同時に、煌めくメロディ・センスには繊細さが覗くというバランス感覚が◎。


……と、
名曲の多いアルバムですが、個人的にはアタマとケツを飾る①Let It Rock⑩Wild In The Streetsが豪快なだけで何の面白みも無い曲なので、アルバム一枚として考えるとそれほど印象の良い作品ではなかったりします。④Social Disease⑥Raise Your Handsも同じような印象かな。
ライブでは必ずやる⑤Wanted Dead Or Aliveのカウボーイ趣味も実はピンとこなかったりするし(笑)。バラードだったら、穏やかハードポップ調の⑨Never Say Goodbyeの方が数億倍好き。


今更ブログで紹介するのも無意味なほど音楽ファンに浸透した作品でしょうし、正直、BON JOVIの作品については順番に書いていこうと決めてるから載せただけなんですけど、もしかしたら本当は単に「おっ○いドッカーーーーーンッ!!」って言いたかっただけなんです、きっとw

【お気に入り】
③Livin' On A Prayer
⑨Never Say Goodbye
⑦Without Love
⑧I'd Die For You
②You Give Love A Bad Name
好きなのは、D Child絡みの曲ばかりだ。

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COMMENT 4

グラハムボネ太郎  2015, 09. 15 [Tue] 11:14

ちょっと困るアルバム

確か「Social Disease」のイントロ?だったかで女性の軽いあ◯ぎ声がありますよね!?
あ〜いうのって困っちゃうのです
個人的には好きだけど(爆笑)

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DD  2015, 09. 15 [Tue] 12:57

 このタイトル、日本含む一部地域のみで、他は「Wild~」だったりします。

 このアルバムがきっかけでスター街道をひた走ったのに、それでMercuryとの契約が長引き、今度出すfan album的なもので、そこに対する辛辣な歌詞を書くことになるとはだれも予想しえないですよね、このころは。

 来年出すalbumで、誰と曲を書くんでしょう、J.Shanksははっきり言って地味だし、かといって今後入ってくるG.にRichieほどの多様性は無謀そうだし(Jonも幅広く書けますが)。

 これと次作で1つとみてもいいかもしれませんね、それぐらいDesmondの利器が示されてますし。(曲順10から始めるという手はなかったんでしょうか、彼らのalbumってよほどのことない限り、ミドルテンポで始めるのが多い気がするのですが)

 いい曲、かつ80年代を代表する曲が多く入ってるのもこのアルバムですよね。2作までが土台作りで、ここからstartとみていいですし。

 こんな感じです。
 お気に入り・・3,5,8,9 

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ヒゲ・スカイウォーカー  2015, 09. 16 [Wed] 19:16

グラハムボネ太郎さん、

MANOWARのPleasure Slaveはもっと凄いですね(笑)
いずれにせよ、アメリカのバンドっぽいなぁと感じるところです(偏見)。

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ヒゲ・スカイウォーカー  2015, 09. 16 [Wed] 19:23

DDさん、

私はより土着的な次作の方が数倍好きですね。その次作もそうですけど、確かにミドルテンポの曲が1曲目です。アメリカのそれほどメタルメタルしてないバンドって、そんな傾向があるようにも思えます。

しかし既に(BURNING BRIDGESの)次のアルバムの話が出て来てるあたり、完全に「ファンアルバム」というオブラートに包んだ消化作だったということですね。まだ買ってないんですけど。というか、買う気が失せてるんですけど(苦笑)

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